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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
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1.  写楽 《ネタバレ》 公開前は、結構話題になったけど、公開後は、さっぱり話題を聞かなくなった覚えがあったけど、これのせいだったのね。江戸の町の背景も、当時の文化も、お上の意向も、それぞれがよく描かれているのに、肝心のタイトルロールである写楽が、あまりにもみっともない。夢破れた後は女の紐、タイトルロールを反映する絵に対しても中途半端で、惚れた(らしい)遊女にも煮え切ってない。これでは観客は主演に感情移入が出来ないどころか、反発さえせず、嫌悪してしまう。佐野=歌麿の絵に対する執念が見事なだけに、本作の構成では真田は気の毒としか言いようがない。当時の政治的背景に合わせて、北斎だの馬琴だの南北だのと登場させておいて、肝心の写楽が遊女との悲恋では、あまりにも間抜けている。遊郭を描きたければ歌麿のパートで十分だし、当時流行った遊郭物を意識したにしても、葉月=花里は無表情に徹し過ぎて、面白みもない。確かに、構成を煮詰めて、扱い方を変えれば、本作は邦画史に残る名作あるいは快作になっていたかもしれない。残念な一作である。4点(2004-11-28 23:57:37)

2.  真実の瞬間(1991) いい加減という言葉が好きだ。チャランポランという意味ではなく、良い加減という意味である。これは多分、古墳文化の頃から、政治にしろ宗教にしろ、精神の2重構造に対応出来てきたことなんだろう。大皇がいるのに、豪族が政治をする。神道があるのに、仏教を取り入れる。あちらを立てて、こちらも立てる。要するに、上澄みを掬うのが上手い民族で、日本が、アジアよりヨーロッパにより魅力を感じたのは、精神の2重構造(二枚舌ともいう)が似ていたからなんだろう。そして、その2重構造について行けなくなって新大陸に逃げ出したのが、アメリカを作った人々なんだろうなと、本作を見ていて思った。駄目となったら、徹底して弾圧するこの気質は、この時代だけではない。こういう映画を製作出来るところがアメリカの良心というのだろうが、現在も、某国の虐待コンテストで同じ言い訳を聞いた。この国の保守的で狂信的な魔女狩り気質は、過去のものではないのだろう。ただし、上澄みを掬って、あまりにアメリカナイズした日本人も、そろそろ、良い加減という言葉を思い出した方がいいのかもしれない。面白い作品とは言えないけど、意義のある作品だった。役者は、テーマがテーマなだけに、デ・ニーロは勿論、登場人物全ての役者からオーラを感じたな。8点(2004-06-21 22:27:00)

3.  死にたいほどの夜 普段、こういう系の映画は見ない。まず、見ない。でも、キアヌが出てるってことで見たけど。映画的には、ビートニク・ムービーって言うんですか? ニール・キャサディの若き日を、走馬灯のように描いた作品って感じかな。人生のダイジェストみたいな感じ。ヒッピー全盛時代の人のバイブルみたいな人生なんだろうけど、映画としては他人に薦めるのは二の足を踏むな。クレア・フォラーニは、「ジョー・ブラックによろしく」のイメージが強いせいか、ニールの恋人役には御嬢様的過ぎる感があるけど、これはニールの「夢の家庭像」の象徴なのかな。エイドリアン・ブロティが、ちょっとゲイっぽい、いかれた役で出てたけど、でも、特筆は、やっぱりキアヌ。グレる、拗ねる、愚痴る、汚れたキアヌは、本作の骨格を事実上支えていて、凄いぞ。本作のキアヌを見ると、特殊効果満載映画に出しとくのが、勿体無い。6点(2003-07-28 23:27:47)

4.  JM 《ネタバレ》 作品の出来や興行収入や批評家受けはとにかく悪かった作品だったけど(何しろ「スピード」の後だけに)、改めて見ると、キアヌは本作の主人公を演じるのを、きっと楽しんだんだろうなぁと、しみじみ思う(さわやか青年役の間っこなだけに)。何せ、唯我独尊、縦横無尽の嵐みたいな男だものね、ジョニーってばさ。ある意味、最後まで縦横無尽な唯我独尊男だったし。ま、当時は、それが嫌がられたんでしょうけどね(だって「スピード」の後だし)。でも、本作のキアヌは、何気に凄い演技をしていたりする。ヘブンに着いて発作起こした時の白め剥いた顔は、かなり怖い。ついでに、ヒロインと妙にベタベタにならないけど、「そう、そこでキスよね」ってところで、きっちりしてくれる自然さがいいな。着眼点はいいのに、ストーリーが変に間延びしているのは、タケシ演じるヤクザの使い方が徹底してないせいだなぁ。今作れば、もっと違う使い方をされるんだろうけど、本当に残念な使い方だった。ところで、本作がマトリックスに似てるのは、サイバーパンクなだけでしたね。精神世界は全然別物だったのね。8点(2003-07-22 12:26:55)

5.  シティ・オブ・エンジェル 基本は、人魚姫? ニコラス・ケイジの朴訥とした誠実さが、救いっちゃ救いかな。予想通りに展開して、予想通りに終わってしまったぁって感じなんだけど、ただ、人間の心の声まで聞こえるって設定の段階で、心の声まで聞こえる天使が、人間に恋するかなぁと思うと、その時点で、ちょっと引いてしまう。人間って、結構エグイこと考えてると思うけどなぁ。マギーって、余程綺麗な心の持ち主? そのわりには、かなり我侭さんだったような気も。ずぶ濡れで疲れ果てたセスを載せてくれたのがトラック野郎ってのが、やっぱりなぁって言うか、こういうとこは、万国共通なのかなぁって、思ってしまう。海へと帰り、海から帰還するというのは、人の帰胎本能でしょうか。海の底は、羊水に浮かぶに似ているらしいから。黒コートの天使の集団が、ちょっと異様だった。6点(2003-03-15 23:00:28)

6.  シン・レッド・ライン どう評価していいものか、迷う。生と死、宗教観、戦争というものの狂気は、「人類皆兄弟。けれど、人類は皆、カインの末裔」ということか。そして、自然への畏敬と崇拝。戦争という狂気の狭間で、圧倒的に美しい自然と、大自然と共に生きる現地人を描いたのは、自然と共に生きる人たちこそが、あるべき姿と言いたかったのだろうか。時折りインサートされた妻との睦言は、正直言って苛々した(いっそ思い切って脱げよ!!って感じだった)が、「貴方がいないから悪いのよ」という離婚申請に至って、生活臭の無かった睦言の意味が分かるけど、これも長期戦争故の悲劇とはいえ、「おいおい」って感じだ。日本兵の描き方は、まあ、こんなもんでしょう。司馬遼太郎が「坂の上の雲」の中で、「歴史物は、どちらかの立場に拠って書くしかない」と言っているのを思えば、かなり日本人の感情に配慮してるなぁと、思う。でも、「史上最大の作戦」(だったかな?)でも、「降伏する」と言って手を上げて出てきたドイツ兵を射殺した連合軍兵士が「なんて言ったんだ?」「知らない」って会話があったけど、言語の疎通って、重要だなぁ。いろんな意味で、人の生き死に、戦争のリアルさ(先端が開かれるまでの兵士って、実際、焦燥と言う名の暇なんだろう)は凄いんだけど、3時間かけた割りには、シーンの繋ぎが目まぐるしくて、なんだか一貫性が無い。個人的には、かなり含蓄のある一作だとは思うんだけど、誰にでも薦められる作品ではないかも。6点(2003-03-05 01:12:07)

7.  ジョー・ブラックをよろしく 「二十歳過ぎても天使だったら、ただのバカですよ」という科白が、川原泉のマンガの中に登場するが、それに照らせば、本作は、これまでブラッド・ピットが演じた役の中でも、最も難しい役。何しろ、いっぱしに成人した男優に、「ローマの休日」の「アン王女」を演らそうってんだから。ある分野では秀でた知識や教養を持っているけど、世間一般に出たら純粋培養の世間知らずという役は、言うほど簡単ではないし、「アン王女」にしたって、配役のいかんでは、ただのカマトト。まして、それが男優となったら、ただ気色悪いだけ。その難役を、スマートにスウィートにこなせたのは、演技力とか役者センスとかいう以前に、ピット自身が持つ気質とか人柄とかが成し得た役なんだろうと思う。「カリフォルニア」のアーリー・グレイスの根底にある純粋性に繋がるものだと思うが、本作は、「死神」の設定やエンド・クレジットで「オーバー・ザ・レインボー」のアレンジが流れるように、とにかく御伽噺、夢物語である。それを踏まえて見れば、最高の夢物語である。「命短し、恋せよ乙女」かな。オヤジしているホプキンスのいいけど、ジェフリー・タンバーのクインスが好きだ。ただ、本作が公開された当時では、多分、クインスの良さは分からなかったと思う。10点(2003-02-28 23:49:54)

8.  失楽園 本作が公開された当時は、絶対愛とか、究極の愛とか騒がれていたが、何が絶対で、何が究極なのか分からなかったし、今でも、分からない。また、分かりたくも、ない。私的には、究極の愛というのは、「いざこざもあった、離婚の危機もあった、うんざりしてたことあった。でも、やっぱり、おまえとこうしているんだね」「あなたを憎いと思ったこともあったし、子供を捨てて家を出ようと思ったこともあった。でも、あっという間だったわねぇ」と、日溜りの中で御茶を啜る老夫婦こそが、究極の愛の姿だろうなと思うだけに、不倫を美徳のように騒がれては腹立たしいだけだったし、今でも、そう思う。はっきり言って、2度と観たくない。2点は、出演者への御苦労様点。2点(2002-10-18 00:27:06)(良:1票)

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