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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. シャイン それを息子に対する愛だと信じて、自分の音楽への夢を押し付けていただけだった父親。彼はただ、自分が幸せになりたかっただけだったのだと思う。「自分が教えたから息子はこんなにうまくなれたんだ」。それをずっと証明するために、誰のところへもやろうとはしなかった。自分から離そうとはしなかった。父親として最低だと思う。だけどどんな親であっても、子どもは親に愛してほしいと思う。認めてほしいと思う。そういうものなのだろう。そしてそれはとても強い。音楽学校に行って一見自立したように見えても、彼は父との約束の、ラフマニノフを弾いた。ヘルフゴットは、ずっと父親のために弾いてきたんだ。認めてもらいたくて。けどラストは違った。独力でこぎつけたリサイタル。人生で初めて自分のために弾いて、初めて自分に向けられた拍手。その感動は、いかなるものだったのだろうか?もう、涙涙した。ほんとに、素晴らしい映画だったと思う。[ビデオ(字幕)] 10点(2005-12-16 02:27:25)(良:1票) 2. 地雷を踏んだらサヨウナラ カメラ。フィルターを通して世界を見る。この浅野演じる一ノ瀬泰造にはそんなニュアンスを感じた。何人もの人が死ぬ姿を見ているのに、自分の知り合いが死したときのあの悲しむ姿は不快。仕方なくそこにいるのではなく、わざわざ自らの意思で赴いているんだから。なんか矛盾してないか?と。あくまでこれは「映画」に対するレビューだけど。さらに、彼が写真を撮ることの動機がはっきりわからなくて、感情移入することができなかったのが残念。けど、最後のアンコールワットを見たときの感動はなんかすごい伝わってきた。カメラがなくてきっとよかったんだよなぁ。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-14 20:13:23) 3. Shall we ダンス?(1995) ラストの、みんながホールで踊るところ、主人公の二人もその中の一組になってしまうのがよかった。身分も年齢も技巧も関係なく、一番基本の踊りを踊り続ける。「誰も彼も、楽しみましょう」そんなメッセージを僕は感じた。さて、何より、役所さんの演技は本当に素晴らしかった!細かい表情や、ちょっと引っ込み思案なしがないサラリーマンてかんじの仕草が、すごく表現できていたと思う!特に好きなのはこれまたラストの、草刈さんに選ばれるときにカバンを持ったままでホールにあがろうとして、司会らしきおじいさんにそれをもってもらうときの動作。これ、素晴らしいです!ビデオorDVD持ってる人は、ぜひもう一度見てみてくださいな。。[地上波(字幕)] 8点(2005-05-07 23:39:29) 4. シラノ・ド・ベルジュラック(1990) この映画は数年前に見たんですが、忘れられない映画。シラノの不遜さ、誠実さがいい。音楽もいい。なんといっても詩が美しかった。9点(2003-06-01 20:54:54)
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