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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 史上最大の作戦 巨大な作戦を敵味方双方相対的に群像劇で描いているのでどうしても散漫にはなる。雰囲気を味わう作品と割り切ればよいのだろうが、音楽のせいもあって全体的に軽い感じになっているので、戦争の悲惨さや愚かさはみたいなものはあまり伝わってこないのが難点か。[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-08-20 12:30:19) 2. 新選組(1969) 《ネタバレ》 若さがない、貫禄ありすぎ等の配役や、伊東を近藤が斬る、沖田の戦死や近藤斬首を有馬勝太が行う等々の映画的盛り上げのための歴史の捏造は皆さんご指摘の通り、確かにマイナス評価に値します。私は新選組はあまり好きではないで、彼らがロマン的・英雄的に描かれる事に疑問があるのですが、本作にはそういった点は感じられず、新選組の実態についてそれなりに客観的には描かれていたようには思います。時代の流れに翻弄される不条理さ、激動の時代における各々の生き様は、この国に起こった歴史のひとつとして、後世に生きる我々に訴えかけてくるものがありました。[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-06-28 10:51:46) 3. 新選組始末記 大河ドラマ的ロマン主義にはちょっと飽き飽きしていたので、この残虐非道さは新鮮だった。一応お上のお墨付きはあるとは言え、単なるヤクザ集団でしかなく、こっちの方が事実に近いのかどうか定かではないが、こういう視点も必要なのかと。ややチャンバラ色が強く、人間ドラマの側面が薄いので、もっと長尺でじっくり描いてほしかったが。原作未読だが、その後の解釈にも興味がわく。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-04-02 11:39:47) 4. 上意討ち 拝領妻始末 「クビを3つ持ってこい!」には笑った。真っ直ぐ生きたいですねえ。[CS・衛星(邦画)] 7点(2008-12-16 04:11:35)(良:1票) 5. 昭和残侠伝 唐獅子仁義 《ネタバレ》 藤純子の誘いを断る健さんはまるで寅さんみたいだ。「義理に負けた」重吉だが、最終的には「妻への愛」で殴りこみ。まあまあの出来なんですが、待田京介は余計だし(特に最後の「やった!」って台詞は折角の殴りこみの緊張感を台無しにしているよ)、殴りこみの前に着流し脱いで刺青見せちゃう健さんも過剰演出で「オイオイそこまでしなくても・・・」って感じ。[ビデオ(邦画)] 7点(2007-04-11 01:28:07)(良:1票) 6. 下町の太陽 んー言いたい事はわかるんだけどね。なんか粗削りな感じがするね。基本的にはサラリーマン否定が軸なんだろうけど。サラリーマンの最大の関心事は出世であり、それを否定したらどうにもならない。世間の大半は道夫のような側面を持っていると思う。皆自分がかわいいし。工場の労働者を擁護したい気持ちもわかるが、その多くは自分の仕事に満足しているとは思えず、設定がやや極端というか無理があるような。時代背景もあるだろうけど。でもサラリーマンとして組織の歯車となって終わりなき日常を繰り返すのが今の庶民感覚なんだよね。時代劇もいいけど、サラリーマンものに取り組んで欲しいな。 まあ「つりバカ」がそうなのかもしれないけどね。[ビデオ(邦画)] 5点(2006-09-10 21:26:05)(良:1票) 7. 白い巨塔 《ネタバレ》 田宮二郎と言えば、財前教授というよりはクイズタイムショックの司会の人という世代ですが(小学生は白い巨塔は見ないから)、拳銃自殺した時はそれはもう本当にビックリで、生きていた人が突然この世から消えるという、自殺というモノがあるという事を実感として教えてくれた最初の人だと思います。その後、旧ドラマを見て、新ドラマと見て、そしてこの映画という順番です。やはり最初にドラマを見てしまうとダイジェスト版という感じもしないでもないですが、ドラマも多少冗長なところがあり(特に新ドラマ)、これはこれでまとまっているのかな?という気もします。ドラマが放映されている時は飲み屋のアチコチでサラリーマンが、自分は財前か?里見か?なんて話がされていたようですが(ちなみに私はとある女性から「仕事は里見だけど、私生活は財前だね」といわれました・・・なんのコッチャ?)、サラリーマンの殆どは財前でしょう(能力ではなく、気持ち的には)。組織というところは多かれ少なかれ権力闘争をする場であり、組織に所属している以上逃れられないものです。会社の不正を裁判で証言しようって人がどれぐらいいるか考えればわかります。殆どは自分の出世が大事なはず。よって私は別に財前を悪人だとは思わないです。財前も里見も自分の意志を貫くというか自分に正直に生きているという点では同じだと思います。権力や名誉を目指す人間と誠実さを求める人間の末路は、前者及びそれを取り巻く人間達の方が生き生きとしており、変に天罰が下らない、里見が左遷させられて終わる映画のラストは誠実に生きていく事の難しさを教えてくれるという点で、すっきりしているのかもしれません。ただし、そうは言っても人間は誠実でありたいという気持ちも持っているわけで、映画版では、柳原が発言を撤回しないところは不満ですけど。はじめから一本調子な財前や里見より心揺れ動く、柳原が人間らしくてイチバン共感できますね。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-06 13:40:44) 8. 女王陛下の007 仕事に恋にマジメなボンド。作りもマジメなアクション映画で、007の割には(?)結構ハードボイルドで硬派な作品になっている。おもちゃも使わず、マジメに戦ってます。よってQの出番が無いのはちょっと残念ですが。ボンドのサポート要員みたいな男は前半頑張ってたけど、捕まって簡単に情報漏らし過ぎ!最後の終わり方は解せないなあ。「えー!なんでー!」と叫んでしまった。7点(2004-03-25 03:28:09)(良:1票) 9. シベールの日曜日 《ネタバレ》 記憶喪失者のロリコン話で、たいした内容ではないんだが、なんか観ていて「オイオイいーのかよー?」ってドキドキする。観てはいけないものを観てしまったような。病んでるからロリコンなのか?ロリコンだから病んでるのか?この判別は難しい。ただし、仮に自分の娘が中年男の相手であり、その男がナイフを振り回していれば、私自身「まともな大人(ロリコン排除する)」になるのでは?と思った。よって安易に主人公の男を擁護する気にはなれない。まあ、少女は可愛いとは思いますが、俺は一生懸命に彼を思い、理解しようとする看護婦彼女の方に惹かれましたが。6点(2004-02-10 05:29:22)(良:1票) 10. シャレード(1963) 《ネタバレ》 結構楽しめるが、コメディータッチにしているとは言え、オードリーがちょっとノーテンキ過ぎてやや不自然な気がする。ストーリーも悪くないのだが、オードリーは偽者CIAにはいつも直通電話を掛けていたのに、地下鉄駅からだけなんで大使館代表番号に掛けるの?という疑問が残るがまあいいか。 オードリーの「人は何故嘘をつくの?」に対するケーリーグラントの回答がよかった。 <追記>16年ぶりに再見。上記の電話の疑問は夜間だし本人もいないという状況なので代表にかけたという事だと理解。大使館のセキュリティーの甘さには驚くが、コメディとして見れば突っ込む所でもないのかもしれない。ただし、次々と人が残虐に殺されていく(しかもオードリはケロっとしている)のはコメディとしてはどうなのかと疑問が残る。あとはやはり親子ほどある年齢差の恋愛要素かな。まあ、そういう時代だったのかもしれないが、現代的にはかなり違和感はある。[CS・衛星(字幕)] 6点(2004-01-14 02:33:41)《改行有》
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