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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. シンドラーのリスト 「ET」以降のスピルバーグは全然面白くないのでこの映画もずっと敬遠してたんだけど、素直に感銘(「感動」とはちょっと違う)を受けましたね。「カラーパープル」や「プライベート・ライアン」にはしらけたけど、本作には彼なりの魂がこもってたと感じました。どの辺にって言われても説明できないんだけど。劇中でシンドラーが「アーモンだって戦争中でなかったら普通の男だ。戦争は人間の一番悪い部分を引き出す。」って言ってたのが印象深かったです。特別な人間でなくても、人は環境によってあそこまで残忍になれてしまうんだなぁ。決して他人事では無いと思いますよ。自分自身の良心に「それは果たして自分の意見か?」と問い続けなければ、今の世の中簡単にマスコミやらなにならにマインドコントロールを受けてしまうんですから。そしてシンドラーが行った「偽善?」は悪い事?もしそうなら彼はどうすべきだったのでしょう?「一人の命を救うものが世界を救う」というのは素晴らしい言葉です。まさにイラク情勢に関してなんか「多少の犠牲はしかたない」って姿勢が米国だけでなく日本にもあるように感じますし。そう考えると、この映画では特に崇高な志を持った人ではなくシンドラーという金儲け主義の普通の人間が主人公であることに大きな意味があると思います。7点(2004-09-02 11:42:01)(良:3票) 2. 親愛なる日記 「親愛なる日記よ、この世には僕の大好きなことがある!」という出だしで始まる今作は3つのエピソードからなる日記風の作品で、出演はモレッティ本人。第1話「ベスパに乗って」は彼が観光地ではないごくごく普通のローマの町をベスパで移動する話し。最後はパゾリーニの殺害現場に到着して終わる。第2話「島めぐり」では静かなところで仕事をする為にTVドラマ中毒の友人とイタリアの島々を回る。第3話「医者めぐり」ではある日突然原因不明の激しいかゆみに襲われたモレッティが医者から医者へと渡り歩き、様々な薬にまみれる話しで、これは実話。全編ユーモアと風刺に溢れているのだが、ネガティブなところがあまり無くてどこかすっとぼけた雰囲気がとても楽しい。そしてちょっと切ない。イタリアの内情に詳しければもっと何倍も楽しめるんだろうなぁ。この人の独特の映像センスというのは私にはかなりツボで、ベスパを後ろから追うカメラの距離、その速度、風景、音楽、絶妙の間、何から何まであつらえたようにしっくりくるのだ。「ジャック・タチとウディ・アレンを足してイタリアで割ったら全然別なモノが出来た」そんな感じでしょうか?と言ってもまだ2作しか見ていないので見当違いならご免なさい。8点(2004-03-18 17:29:31) 3. ショート・カッツ ちょっとした事で突然昨日までの自分には戻れなくなり喪失感を感じる。そんなお話が多いレイモンド・カーヴァーの原作の世界をとっても良く表現していると思う。手順をすっとばしていきなり心の中のデリケートな部分に触れてくるような映画だと思います。但し結論が無い話しが苦手な方には退屈かも。 8点(2003-11-14 17:18:56) 4. ジャッキー・ブラウン 長いんだよな~。でもタランティーノの気持ちは分かる(気がする)し、彼がこういう映画を作るのはオッケーだと思う。音楽が相変わらずいいよね。とりあえず見た後、デルフォニクスをひっぱりだして聞きました。7点(2003-11-07 17:51:48) 5. JM 想像力の無い人間がSF映画を作るとこうなると言う見本のような映画。よりによってウイリアム・ギブスンを映画化しようなんて100年はえーよ!4点(2003-11-04 10:45:11)(良:1票) 6. シャイン 心が洗われるような映画でしたね。映画から音楽を感じました。それが一番です。実際のヘルフゴッド氏の演奏は上手いとは言えないけど、まぁいいじゃないですか。大切なのは「愛」ですよ。8点(2003-10-01 16:16:06) 7. シンプル・プラン 原作も退屈だったが、映画はもっと退屈だった。笑えない馬鹿には嫌悪感しか感じられないゾ。4点(2003-09-24 14:51:59) 8. ショーシャンクの空に この映画と普通のどうでもいいハリウッド系ヒューマンドラマとの違いがどうしても分からん。私には良くも悪くもない、全然印象に残らない映画でしたが・・。3点(2003-06-18 12:17:42)(良:3票)
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