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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 真実の行方 途中でオチが読めてしまったので、なんとなく損した気分に。法廷モノとして見ても検察と弁護側で火を噴くような闘いがあるわけでもなく、思わせぶりな複線は結局関係なかったりと若干消化不良気味。映画全編に漂ううわっついた感じは、銀髪で常にシニカルな絵美を浮かべるリチャード・ギアの演技せいかなーなどと思ってしまった。じゃあ黒髪でニヒルな笑みを浮かべる役者がやれば良かったのかと言われると、「真実の行方」じゃなくて「沈黙の真実」になるのでいかにもマズイ。それはそれで見てみたいけれども。[DVD(字幕)] 6点(2009-08-25 06:43:29) 2. JFK まあしかし豪華な出演陣だ。今撮ったらギャランティーだけで小国の国家予算になるのではなかろうか。内容としてはギャリソンが追ってきた事実をそのまま描写しているという、ある意味原作勝ちの一本であるが、法廷モノとしての描写完成度も高いし、俳優陣の凄さも相まって最後まで飽きずに見れた。個人的にはサザーランドの存在感に10点つけたいところだ。ちなみに現実のギャリソンが最高裁判事(?)みたいな役で出てるので、まだ見てない人はJFK死体検分時の顔ぶれに注視してみよう。9点(2003-09-17 08:37:25) 3. シンドラーのリスト ニーソンの演技が今ひとつというかふたつというか。原作を超えられなかったいい例の映画として残るかも。ただやはり細部にこだわった映像と描写、見せる雰囲気などは芸術大作として不動のものと言えるかもしれない。原作を読んでいなかったら9点つけるところだったが、ニーソンとラストに-2点。7点(2003-09-17 08:28:31) 4. ジャンヌ・ダルク(1999) 戦闘シーンと美術のリアルさに拍手。音楽の使い方も比肩する映画をあまり思い出せないほど秀逸。史実におけるジャンヌという人物を徹底的に現実として描いた意欲作として高評価。日本という特殊な宗教文化を持った国で育てば宗教の位置付けや意味などはあまりわからないだろうが、知識として補間できれば二度目には細かな描写の徹底ぶりに圧倒されるハズ。娯楽を追及せず作品を追求した典型的「芸術大作」である。9点をつけたいところだが、ミラのところ構わない電波演技がムカつくので-1点。そろそろ演技の機微を知れ。8点(2003-09-16 18:13:28)(良:1票) 5. ショーシャンクの空に 観なきゃ損と胸を張って人に言える稀有な作品かな。物語展開、映像、オチ、どれを取っても一級品中の一級品。ロビンスの渇いた演技とフリーマンの湿っぽい演技のコントラストも見事の一言。惜しむらくは、もう少し生の音を聞かせて欲しかったなぁと。音楽が邪魔に感じるシーンが結構あった。9点(2003-09-06 17:19:55)
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