みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. シカゴ(2002) ああ、小気味良い、いい映画を観た。 どうやら私は近頃ミュージカルが好きらしい。 女囚のダンスは圧巻。レニー・ゼルヴィガーのダイエットに感嘆。 テンポ良く、気持ち軽く、ニヤリ笑い、ココロ躍る。 展開のスピード感とシンプルさ、登場人物の愛らしさとちょうどいい誇張。 緻密に積み上げて計算され尽くしたこの映画に作り手は歓び、観客は惜しみない喝采を送る。 エンタテインメントとは、こういうことだ。9点(2004-02-23 23:35:10)《改行有》 2. ジュエルに気をつけろ! どうして好きな人と見に行く映画に限って失敗するんだろう? これもその一つ。いろいろと流行をかじってみたけど結局印象に残るのはキャスティングだけという哀しい作品。他愛なし。2点(2003-12-31 19:20:50)《改行有》 3. ジョンQ-最後の決断- ハリウッド的王道を踏んだヒューマンドラマで、かなりの確率で泣けるんだけれども。確かに理不尽な社会のしくみには腹が立つが、主人公にはあまり感情移入できなかった。警察の偏った対応を描くことで、あたかも主人公の行いが完全に正当であるかのような錯覚を与える当たり、安直であざといものを感じずにおられない。リアリティを追求するなら、ジョンQ自身の恐怖や迷いをもっと真摯に描くべきではないか。彼はもっと臆病さを見せてもよいのではないか。そうであればもっと、狂おしく、切なく、いたたまれない立場を強く感じられただろう。6点(2003-12-15 20:41:21)(良:1票) 4. シャンハイ・ヌーン アメリカ人から見た中国なのだろうが、とても違和感のある映画だった。ジャッキーがなんだかかわいそうな気分になった。2点(2003-12-05 14:32:40) 5. ショコラ(2000) 舞台設定が好きだ。 ジュリエット・ビノシュその人のミステリアスさが活かされているのもいい。いい香りがする映画。8点(2003-11-24 14:57:38)《改行有》 6. 少林サッカー 予想を上回る、お馬鹿っぷり。相当笑った。こんなに劇場全体に笑いが起こる映画は、久しぶり。観た人みんな大満足だったんではないだろうか。 主人公シン(筧利夫そっくりの熱血漢)は超貧乏な清掃員。けれど、幼い頃から習った少林寺拳法を世間に広めることが、その本当の夢。奥深い中国拳法さえ身につければ、あらゆることが解決するというのが彼の信条。 そんなシンが、落ちぶれたかつての有名サッカー選手と出会い、少林寺拳法普及の道はサッカーしかない!と、自分と同じように少林寺拳法一筋に生きてきた兄弟たち(みんな貧乏)をスカウトしながらサッカーチームを作っていく。 ただ単に、少林寺拳法とサッカーの融合というコンセプトだけでなくて、そのナンセンスぶりは映画全体に満ち満ちていて、シンの理想とする通り、中国拳法があらゆることを本当に解決してしまうところがすごい。 登場人物全員が大真面目にアホらしい発想と行動をするシュールなコメディの手法は、ダウンタウンの笑いに近い。この手の笑いは、一つ外すと、全く白けてしまうので、微妙なラインで抱腹絶倒なこの映画、かなりレベルが高いと思う。 Mr.ビーンの笑いは、良識的な世界で「変なおじさん」が騒動を巻き起こす、セリフでなくて動きで笑わせる、まさに「志村けん」的な笑い。 お下劣さと変な顔、エキセントリックさとドタバタで笑わせる、ジム・キャリーを代表とするハリウッド的な笑い。 「普通なんだけどちょっと変」な登場人物を箱庭的に配置して、主にセリフで笑わせる三谷幸喜的な笑い。 まあ、いくつかにカテゴライズできるとは思うが、笑いにもいろいろとある。 「少林サッカー」は、ジャッキー・チェンとは一味違う、香港映画の笑いの可能性を見せてくれる。たぶん、最近の日本人には、ちょっと親しみやすいタイプの笑いじゃないだろうか?オススメの一本。8点(2003-11-22 16:13:46)(良:2票) 《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS