みんなのシネマレビュー |
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1. ジョーカー 《ネタバレ》 観終えた後にどうにも違和感。電車の中のサラリーマンやTV司会者は殺されるほど悪いことをしたのか?貧困なら何をしても良いのか?ジョーカーの映画だからと気にしなければよいのだろうが、ここまでアメコミ路線を排したリアルな表現で、ゴッサム感もほぼ無く舞台は完全にアメリカでは、そんなことが引っかかって仕方ない。私には殺人・暴力を賛美する内容としか受け取れなかった。質の高い映画ではあるし、ホアキンの演技は素晴らしかったが、刺激的であれば何を創っても良いという風潮には賛同しかねる。[映画館(字幕)] 5点(2019-11-04 07:24:34)(良:2票) 2. シェイプ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 パンズの時にも思ったが、この監督は自分のファンタジーを子供に観せる気はないのだろう。それはさておき今作は中途半端に現実的が入り込み、機密を扱う研究所にしてはセキュリティ甘くね?とか、そんな力持ってる神ならなんで人間ごときに捕獲されたん?とか本来ファンタジーでは気にならないあらが目立ってしまう。デル・トロ作品である以上ある程度のエログロは予想していたが今回は無駄に過剰。特に半魚人とやっちゃうって、あんたは愛情があれば犬でも猫でもやるんかい!っとドン引き。体のつながりでしか心のつながりが表現できないっていうのも情けない限り。美術や世界観はは最高だっただけに残念ー。[映画館(字幕)] 6点(2018-04-01 22:22:57) 3. 15時17分、パリ行き 《ネタバレ》 これはタイトルが悪すぎる。事前情報を一切入れない私は、テロの一部始終をイーストウッドの抑えた演出でリアリティたっぷりに描いたサスペンスを期待したのだが、ふたを開けてみれば3人の親友たちの人生を描いたロードムービー。大半がヨーロッパ旅行でテロは最後のほんのちょっと。さすがにこの落差にはついていけず、点数は低めですが、さすがに映画の質はかなり高い。時間をおいて冷静になってからもう一度観たらきっと点は上がります。[映画館(字幕)] 6点(2018-03-01 23:52:22) 4. ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》 ジュラシックパークが開業したところを観てみたい、恐竜を3Dで観てみたい。それらの希望はかなえてくれますが、ただそれだけ。映画としての価値はかなり低い。まず脚本が穴だらけ。恐竜が逃げ出したのを捕えるのに他の恐竜を使うしかないって、いくらなんでも危機対策なさすぎでしょ。魅力的な実在の恐竜はいくらでもいるのにわざわざ新種の恐竜って、全く愛着が持てない。本当に新種が必要だったのはパークではなく、無能な脚本家であろう。演出も極めてレベルが低い。説明だらけで退屈な前半とパニック続きで慣れと飽きの来る後半。緩急というものがまるでない。特に残念だったのがあのでかい水生恐竜。ちょいちょい登場して、最も大事なクライマックスシーンでは既視感満載。水辺に移動した段階でまたあいつが出てくんのかと容易に予想ができてしまい、驚きも何もない。1作目のレベルの高さとスピルバーグの偉大さを際立たせるだけの作品。[映画館(字幕)] 4点(2015-09-05 19:49:36)(良:1票) 5. ジュピター 《ネタバレ》 マトリックスのような真面目な映画を期待していたのですが、おちゃらけ映画だったのですね。『人類の運命を左右する』がまさかの遺産相続争い。兄弟のもとを順番に回るのも何のためだか。そもそもの生まれ変わり説に説得力がなく映画全体が浮き足立ってます。にしてもこの監督たち、人類=家畜の発想が好きですねー。3Dは好きではないですが、奥行きのある宇宙の映像はさすがに素晴らしかった。[映画館(字幕)] 6点(2015-04-26 17:14:34) 6. ジャージー・ボーイズ 《ネタバレ》 イーストウッドの映画というだけで映画にもフォーシーズンズにも何の知識もなく鑑賞。それでも安定感のある演出と良い音楽で充分に楽しめました。途中ストレスの溜まる展開もありますが、Can't take my~が流れるシーンでは鳥肌が立ち、ラストダンスでは思わず笑みがこぼれました。心温まる良作です。イーストウッドってこんな軽快な演出ができたんだぁ、ということと、突然のジョー・ぺシの登場に驚き![映画館(字幕)] 8点(2014-11-01 23:20:11) 7. J・エドガー 《ネタバレ》 アメリカの史実を絡めつつ、FBI創設の裏側をフーパー長官を中心に描いた映画。なんでしょうけれども、アメリカの史実をよく知らない私にとってはリンドバーグの誘拐事件と云われても、???。だいたい表側を知らないのに裏側観たってだめですよねぇ。いつもは心地よいイーストウッドの淡々とした演出も、難解なままでは退屈さを助長するだけ。監督が悪いわけではなく、私レベルの人間が背伸びして観に行く映画ではなかったと云うことです。[映画館(字幕)] 4点(2012-04-01 16:17:04) 8. JAWS/ジョーズ 《ネタバレ》 演出といい音楽といいほぼ完璧な映画ですね。主役のサメはとにかく姿を現さない。ただバックに流れる音楽だけでそこに巨大サメがいることを認識させる。と同時にバックに音楽が流れていなければサメは出てこないという安心感を観客に刷り込んでいく。で、ロイ・シャイダーがえさをまいていると音楽が流れてないのにサメががばぁっと・・・ぶっ飛びましたね。演出ひとつでここまで映画は面白くなるという見本のような1本です。[DVD(字幕)] 9点(2004-09-18 12:45:43)(良:1票) 9. シカゴ(2002) 劇場で観て感動して、もっかいDVDで観てびっくり!劇場のときの感動がない!あくまでこの点数は劇場で観た時のものです。私はミュージカルはどちらかというと嫌いですが、この映画はミュージカルに映画ならではのよさが加えられこれまでのミュージカル映画とは一線を隔す映画となっている。ゼタ・ジョーンズが最高でしたが、リチャード・ギアに下着姿で出てこられても困ってしまう・・・。8点(2004-08-02 12:58:49)(笑:1票) 10. JFK 公開当時オリバーストーンが言っていた“なにをそんなに大騒ぎしているんだ。これはただの映画だ”。そんな簡単に割り切れる内容ではないと思うのだが、こういう映画を撮りきったことはすごいことだと思う。真犯人はいまだ不明だが、とりあえず単独犯説は違うなぁと思ってしまっているあたり、既にこの映画にしてやられているのか?とっても濃密な映画でこの作品以降2時間そこそこの映画では物足りなさを感じるようになってしまった。8点(2004-01-30 12:51:20)
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