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1. THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
テレビシリーズを観ずに映画を観に行く人の気持ちがわからないのでそれはおいといて・・・テレビシリーズも観た上で「つまらない」「監督の自己満足」って思う人がいてもいいじゃないか。作品というのはその作品自体が全てなんであって、観た後にガイドブック観たりネットや資料調べないとわからないなんていうのは作品の完成度が低いってことだ。調べる事によって楽しみが広がることはもちろんあるだろうけど、そうしない人たちを貶める筋合いは無い。ま、私は面白かったけどね。実写シーンで萎えたけど。あれさえなきゃもっと高得点なんだが・・・6点(2003-12-28 04:48:15)
2. 12人の優しい日本人
当時見たときは「あ~面白かった」程度だった。最近になって初めて「12人の怒れる男」を見て感動し、そういえば・・・と再見。そして改めて「12人の優しい日本人」の素晴らしさを感じた!三谷すげえ。ただのパロディに終わらず、日本人気質を面白おかしく描き、さらに本家以上の二転三転ドンテン返し。すげえ。9点(2003-12-28 03:26:40)
3. 17歳のカルテ
《ネタバレ》 ジョリーにウィノナが食われてる、という噂を聞いてみたわけですがなかなかどうして!ウィノナのが私はすごいと思いました。ジョリーの役は強烈なキャラなだけあって非常に得な役だし演じやすそうな印象。それよりもウィノナの、繊細で複雑で抑えた演技に賞賛を送る。そして脚本が良く出来ている。女院長?とスザンナの面接シーンが特に秀逸。女院長は「アンビバレンツ」という言葉をきっかけに、自身の問題から逃げつづけているスザンナの心を言い当てる。それまでスザンナも、おそらく観客も「悪」は精神病院であって、先生や看護婦は「無能」だというリサの洗脳に囚われていた。しかし終盤でウーピー演じる看護婦がいうように「リサは8年もここにいる患者」であったのだ。話の全ての鍵は、院長室でのセリフに込められている。ラストはいわゆるハッピーエンドで多少の甘さを感じるものの、これは精神病院の告発映画では無くあくまで青春映画。ハッピーエンドでいいじゃないか。うん。8点(2003-12-20 03:51:21)
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