|
1. ジョンQ-最後の決断-
前半、病院篭城に至るまでの努力の空回りの話が泣けました…が、立て篭もり後はテンポが落ちます。
篭城のあとにジョンが病院の患者(人質)の容態をかばうシーンがありますが、
彼の虫も殺せない優しさは前半部分で充分伝わってきていたので、蛇足な気がします。
マスコミや大衆がことごとく味方というのも違和感。犯罪に踏み切るまでに様々な葛藤があったと思いますが、
世間にそれを肯定されてしまうと、立て篭もり決行前にあったであろう”最後の決断”が軽くなってしまいます。
あと”篭城サスペンス”を期待していると肩透かしくらいます。要求(息子の治療)もあっさり通ってしまいますし…。
それに個人的に最後の裁判はいらなかったです。 ……などと散々書きましたが、
ラスト前の病床の息子に語りかけるシーンは来ました。むせび泣きました。
「いいか…何が何でも金を儲けろ、金持ちになるんだ…」8点(2004-02-12 20:09:27)(良:1票) 《改行有》
2. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 刑務所に入るとそこの生活に慣れてしまい、やがて本来のカタギ社会のほうに違和感を感じてしまって自殺にまで走ってしまう。
そういった囚人ならではの心理描写は心に残ったものがあります。
しかし全体的には評判から期待しすぎたのか肩透かしでした。
脱走シーンは直前に「大脱走」を見ていたせいでたいしたものに感じられなかったし、19年という歳月こそスケールが大きいものの劇中での年月経過自体があまり印象強くないので、「彼は19年かけて穴を掘った」というセリフを聞いてから、初めて19年も経ってたんだと自覚しました。
他に”脱走した”という事実が判明したときも若干腑に落ちない点が。
19年間も同じ部屋で穴が掘られたということは、いままで所長は定期的な部屋替えのようなことを行わなかったのか?
あの乱暴な”抜き打ち検査”で19年もポスター裏の穴に気付かなかったのか?
正直、意外性より違和感が強かったです。
後半のあらすじでも裏金をネコババして所長に仕返したのはいいものの、個人的には冤罪を勝ち取るか真犯人や浮気妻に自力で制裁加えたかった(故人ですけど…)などと思ってしまいます。6点(2004-02-05 15:41:12)《改行有》
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 0 | 0.00% |
|
4 | 0 | 0.00% |
|
5 | 1 | 25.00% |
|
6 | 1 | 25.00% |
|
7 | 0 | 0.00% |
|
8 | 1 | 25.00% |
|
9 | 0 | 0.00% |
|
10 | 1 | 25.00% |
|
|
|