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プロフィール |
コメント数 |
31 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
基本的に(よほど確証のある時以外は)「酷評」はしません。 (というより、できません)
多くの方が了解されていると思いますが、単なる誤解や無知に基づく「酷評」には、冷笑や憫笑以外の価値はないからです。 自らの無知や無能を棚に上げ、貧困なスキーマ(人生経験によって形成される思考の枠組み)を振り回して「これは駄作だ!」などと得意がるようなミットモナイことだけは決してしないように、自戒しております。
せめて「この作品の良さは、私には理解できないないけれど…」くらいの謙虚さは忘れずにおきたいものです。 |
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1. 仁義なき戦い
太平洋戦争での敗北⇒既成の価値観の崩壊⇒社会の混乱、という時代背景における血みどろの人間関係。「仁義なき」ということを裏返せば、旧来の価値基準に代わって、カネや暴力といった即物的なものが新たな尺度になったということ。また、明治期の自由民権運動が博徒と無縁ではなかったのと同様、形式的な国家権力を補完する形でヤクザ組織をはじめとするインプリシットな権力が存在するということも、社会史の常識。本シリーズでも、警察と持ちつ持たれつのヤクザ組織が、時代の変化の中で、社会との共存=経済ヤクザ化を図ったり、あるいは逆に一段と凶暴化・地下化する様子が描かれます。必ずしもリアルだとは思いませんが、生の過剰さがぎゅっと凝縮されて、ある種の爽快感すら感じます(笑)。菅原文太の存在感は、この1作目が一番ではないでしょうか。9点(2004-03-28 13:32:13)
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