みんなのシネマレビュー |
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1. THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に 《ネタバレ》 他人との隔壁を取り去り融合することで理解しあえるのが理想、だけど「個」として向かい合えることで「人」と「人」が「希望」を持って生きていくことが出来る。 「生きてるだけでも、充分に意味のあるもの」ってことを言いたいんでしょうが、だったら何で素直に表現せんのでしょう。特に後半。 不可解で見てるだけで朦朧としてくる描写や、画角の寒い実写。映像表現としての可能性は全部試してみました感タップリの映像の連続に共感できないワタシは、ラストに近づくにつれドン引きでした。 前半にしても、そう。残酷な描写やエロティックな描写も、TVというメディア規制がないから「良いや、これも書いちゃえ。TVじゃないんだし」的な発想だった気がしてならないです。何も主要キャラをほとんど無残に殺すことはないでしょうに・・。 食わず嫌いな食べ物を食べてみたけど、やっぱり自分の好みに合わなかった、みたいな感じです。エヴァンゲリオンって。 見ればどんどん凹む。[DVD(邦画)] 2点(2008-11-21 00:33:48)《改行有》 2. シン・シティ ナレーション、多すぎるなあ・・・。私思うに、映画っていうのは、総合芸術。詩や絵画、演劇、娯楽、などなどが全て2時間程度に詰まっている。だから基本的に、観客がどの視点でどう観ようが自由なわけです。演劇として、俳優の演技や脚本から観ようが、ビジュアルアートとして、視覚的なものから観ようが。実際そういうもんだし。オムニバスという形式上、おそらくはテンポを重視してナレーションを多めに入れたんだと思うけど、これなら、まだ説明っぽいセリフを増やしてくれた方が良かったかもしれない。なんせナレーションの言葉を、情報として単純に取り入れているだけで、観客を物語の世界に引き込もうという姿勢が感じれなかったし、実際、アメコミをパラパラとめくっているだけの気がした。コミックの世界観を表現しようとしている映像は、確かにCOOLであるし、引き込まれる部分がないといえば嘘になる。でもそこで終わっちゃってるんだなぁー・・・。CG多用してるせいもあると思うけど 。そんな中で、ミッキー・ローク(マーヴ)とイライジャ・ウッド(ケヴィン)は、際立ってた。マーヴが時々見せる仕草は、やはり往年のセクシーさを感じるところがあったし、これでやっと復活か??っていうくらいの近年にはないインパクト、そしてケヴィンの冷ややかな佇まいは、『あんたも、ちゃんとやればできるじゃん!』て感じでした。それと一言も発してないけど、D・青木ね。(ジェシカ・アルバも可愛かったけどね)デル・トロにしても、M・クラーク・ダンカンにしても、B・ウィリスも、なんかちょっと本来のパワーがなかった気がする。クライヴ・オーウェン(ドゥワイト)は地味だった。やる気があるんだか、ないんだか・・。細かいナレーションの多さが気になり、初見は4点。免疫が出来た2回目は、6点にUP。[DVD(字幕)] 6点(2006-10-08 13:20:44)《改行有》 3. ジャスティス(1979) 自分的には魅力的なキャラクターが揃っているものの、なんかどうもスッキリしないのでこの点数です。ストーリーが意外に単純だったせいか、はたまたゲイの黒人の悲しい事件の後にヘリのエピソードに急に変わるあたりが馴染めなかったのか・・。いずれにしても、この点数が限界です。あ。マニアックだけど、『ダイ・ハード3』のマクレーン刑事の上司役の人が出てますね。6点(2005-02-01 00:43:20) 4. 上海から来た女 《ネタバレ》 上手い。オーソン・ウェルズの作品には時々難解さを感じてしまうが、この作品は割とすんなりと見れた。今となっては普通の悪女映画だけど、そこはやっぱり鬼才。作り方が違います。全編に漂うあやしげな雰囲気がなんとも良い。若干の緩急はあるものの、それはラストまで続きぐいぐいと見ていることが出来ました。法廷の脱走から始まるラストのテンションは凄いですね。こういう名作を見ると、「映画を好きで良かった。」と思えます。8点(2004-06-24 01:18:57) 5. ショウタイム エディ・マーフィの空回り。この人も良かったのは、最初の何年かだけだったなぁ~。あとは「動物」だの「変装」だの「子供」だのに頼りっぱなしで、もうダメだ、こりゃ。それにも増して、デ・ニーロのやる気のなさ。そんなばかりが気になり、ストーリーの印象がない。たしか、かなり面白くなかったはずだ。2点(2004-06-20 02:05:47) 6. 七人の侍 僕にとって、菊千代ほどスクリーンを画面を狭く感じさせたキャラクターは、他にいない。縦横無尽に暴れまくり、とても人間臭いヤツ。「世界のミフネ」は、演じていたのではない。菊千代は確かにスクリーンの中に「生きていた」。そして何よりも「戦う男」だった。10点(2004-06-15 22:33:23) 7. 市民ケーン リアル過ぎて、ともすればお蔵入りになってたかもしれない不遇の映画。映画については皆さん素晴らしいレビューが多いので、僕には何も書けません。ただ、アメリカ人が選ぶ映画のベスト3に入る作品とは思えないので、この点数にさせてもらいます。字幕が「ケーン・ケーン」になってて、ウザかった。6点(2004-06-14 03:51:29) 8. 12人の優しい日本人 豊川悦司が話し始めるまでは、ぎゃーぎゃーデカイ声でやかましく喋ってるだけ。ウザい。大体、酒呑みながら審議して良いのか??豊川悦司の話し始めた後も、セリフの棒読みをガマンして見てた。 【2004.06.22.追記】あまりに酷評だったかと少し反省・・・。しかし、元ネタのヘンリー・フォンダのバージョンとジャック・レモンのバージョンのどちらも大好きで何度も見ている僕はこの映画を見た時、どうしてもそれらの映画のパロディとしか見れなかった。「12人の怒れる男」に強い思い入れのある自分にとっては、シンドかった。柔軟に見れなかったんでしょうな、自分はきっと。1点(2004-06-12 18:19:01) 9. JM 「マトリックス」は、「JM」の続編ではない。←こういう記事を読んで、やっと最近見ました。やっぱり見なければ良かった。2点(2004-06-12 17:49:14)(笑:1票) 10. 白と黒のナイフ 《ネタバレ》 法廷での検察と弁護側の戦いを期待してたけど、ちょっと違いましたか・・。でもそこはそれ、上級のサスペンス。張り詰める緊張感が良い。「氷の微笑」って、この作品を元ネタにしてるんだろうか?と思うほど似てる。でもこっちの方が全然スリルあるよ(一文字ずれたタイプライターとか)。「やっぱりそうだったのか・・・・」ってがっかりする方も多いようですが、僕は最後の最後まで疑っていたので「それ見ろ、やっぱりお前じゃないか!」って感じでした。8点(2004-06-12 16:33:10) 11. 12人の怒れる男/評決の行方(1997)<TVM> この映画で、ジャック・レモン初体験でした。その渋い演技に痺れました。見た後に彼女から「若い頃に、女装してる映画がある」という言葉を、にわかに信じられなかったです。肝心の作品の方は深夜のTV放送で見たのですが、僕は面白かったです。ちゃんと現代風のアレンジがされてるし、前作で登場しなかった黒人も陪審員に加わっている。キャストのバリエーションが増えたおかげで、論争のバリエーションが増えていく。前作が短めの上映時間だったのに対して、「プラス30分、ダレたりしないか?」感がありましたが、それは余計な考えでした。8点(2004-06-12 16:19:37) 12. 死刑台のエレベーター(1958) 《ネタバレ》 かのフランスの巨匠、ルイ・マルのデビュー作だったので、満を持して見ました。最初からのテンポが良いだけに、車を盗むあたりでダレてしまうのが残念でしたねぇ。でも面白かったです。ロープを忘れるあたりは素っ頓狂だけど、意外なところから完全犯罪がバレていくあたり。良く出来てます。あんまりジャンヌ・モローに魅力を感じなかったなぁ。邦題のせいか、クドい印象を受けますが、センスがあって良いと思います。8点(2004-06-11 02:20:58) 13. シン・レッド・ライン 美しい映像に3点。あの美しい風景を、戦争という国同士のケンカでいともあっけなく壊す人間の行為。戦争の空しさ。でも映画としては、失敗。主軸となるキャラがころころ変わって、僕はこういう展開苦手です。長いし。3点(2004-06-10 22:55:47) 14. 十二人の怒れる男(1957) 10点以上評価出来ないのが残念でならない。討論されてる場面の一つ一つをいちいち映像化せず、見る者に想像させるスペースがある。度々入るトイレタイムでは、見ている側も微妙にリラックスしている。これはやっぱり脚本が素晴らしい。爽やかなラストも秀逸。10点(2004-06-10 22:36:59)(良:1票) 15. 地獄の黙示録 特別完全版 世間が絶賛するほどじゃないと思うけど。ワルキューレとロバート・デュバルの印象しかないね。ロバート・デュバルは人間くさいキャラクターで、とても良かった。4点(2004-06-10 22:22:34) 16. シティーハンター(1993) 原作を忘れて見れば、最近のTVのバラエティ番組よりは笑える。1点(2004-06-10 15:28:29) 17. ショーシャンクの空に ベタベタなテーマ「希望」。口にするのも恥ずかしくなっちゃってる現代で、これだけの見終わった余韻が心地良い、清清しいドラマを作り上げてしまった。見終わった後、しばらくその余韻でじっくりタバコとコーヒーを味わう。このタバコが実にうまい。10点(2004-06-10 14:58:51) 18. 審判(1963) かのオーソン・ウェルズ監督作で見ましたが、カフカの不条理な世界は凡人の僕には理解できませんでした。アンソニー・パーキンスは僕にとってはもう、ノーマン・ベイツでしかないんです。3点(2004-06-10 01:31:16) 19. ショコラ(2000) 《ネタバレ》 ジュリエット・ビノシュとジョニー・デップが同世代とは思えないなぁ。ジョニー・デップが年下だとばっかり思ってた。でもそれでもメルヘンたっぷりの良作です。ジョニー・デップが得意のギターを披露してくれてたのも嬉しかった。他の方も言ってるように、この人が出てまた画面が締まりますね。後半の、伯爵がチョコレートをついついつまんでしまうところが可愛かった。8点(2004-06-10 01:00:32)
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