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プロフィール
コメント数 48
性別 男性
年齢 44歳
自己紹介 監督はどういった工夫をしているか?そういう視点からも注目して映画を観ようと思っています。したがって、例えばヒッチコックのような独特の手法を持った監督の作品が好きです。
基本的に5点以下の投稿はしないようにしようと思っています。その映画の良さが分からないのは、自分にその作品の素晴らしさを見抜く力がないからであり、また、その作品を理解していない者の書いたレビューなど、それを読まれる方にとって何の参考にもならないと思っているからです。

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1.  シャンドライの恋 この映画、ストーリー自体はよくありがちでテンポも悪く、一見ダルい映画のようだが、この映画の面白い所は、シャンドライの揺れ動く心を音楽によって代弁したところにあると思った。初めはアフリカの音楽ばかり聴いていてキンスキーの音楽には理解を示さないのだが、次第にキンスキーに打ち解けていくにつれてキンスキーの音楽を好きになっていく…。キンスキーのピアノの音楽が激しく鳴り響く時はシャンドライも激しく悩んでいる時であり、シャンドライがアフリカの音楽を聴いている時は、キンスキーに魅かれつつある自分を諫めながら、アフリカにいる夫のことを思い出している時。例えばこういったシーンにあるように、シャンドライの微妙な心境をアフリカ音楽とクラシックのピアノ音楽といったある種対照的な二つの音楽を絡めることで表現する、というところに今までにない新しさを感じた。そして、ラストの終わり方も、「心を音楽で表現する」という非常に繊細で微妙なこの映画に見合った、非常に繊細な終わり方で、観終わった後になんとも言えない余韻を残す、とてもいい終わり方だった。9点(2004-08-08 18:17:44)

2.  仁義なき戦い 広島死闘篇 仁義なき戦いシリーズは通して何度か観たが、やはりこれがダントツで一番面白いと思う。単品で作品として充分面白い。一番の見所はやはり北大路欣也と千葉真一のパワフルな演技。9点(2004-07-29 23:49:26)

3.  ショコラ(2000) 話自体はありきたりだけど、人の心を開く鍵がチョコレートっていうのがとっても好き。この映画もチョコレートみたいにほんわかしてて好き。たまにはこういう映画もアリですね。ジュリエット・ビノシュがとってもきれい。7点(2004-07-21 19:17:58)

4.  12人の優しい日本人 二転三転するストーリーは見事だが、展開が変わるきっかけがどうも弱い。これではまるでどっちとでもとれる話をネタにした議論遊びだ。それに、豊川悦司はいったいどういう人間なのか?作品全体を通して、ただのお遊びのように感じられてならない。オリジナルに比べてメリハリもないし、緊迫感もない。それに無駄が多いような気がする。5点(2004-07-18 17:29:19)

5.  十二人の怒れる男(1957) まず、一時間半という時間がよい。緊張感を持って映画を観ていられる時間だ。そして、合間合間に挿入される息抜きの場面のタイミングも実によい。監督は観客の集中力に細心の注意を払ったに違いない。こうした監督の巧みなメリハリのつけ方と、フォンダの熱意のこもった演技で、僕自身もすっかりフォンダの論調にすっかりのめりこんでしまった。これから日本でも裁判員制度が始まるというが、その前に是非、みんなにこの映画を観て欲しいと思う。9点(2004-06-30 19:09:39)(良:1票)

6.  仁義なき戦い 代理戦争 シリーズ中暴力シーンが一番少ないかな?その分、熾烈な駆け引きが見もの。「仁義なき戦い」は確かにシリーズものではあるが、単品で観ても充分面白い。8点(2004-06-29 21:13:33)

7.  仁義なき戦い 監督の荒々しいエネルギーが存分に発揮されている。血沸き肉踊る映画だ。暴力シーンも残酷なのは確かだが、目をそむけたくなるようなものではなく、例えるなら花が散っていくような感じ。男なら見ておくべきだろう。今も色褪せないかっこいい男たちの結晶。8点(2004-06-29 21:09:31)

8.  JAWS/ジョーズ この映画、モチーフはいたって単純ですよね。要するに海水浴場で暴れまわる人食い鮫を退治する話です。それをこれほどまでにドラマチックに、スリリングに描いてしまうのは、さすがスピルバーグです。初めはなかなかジョーズの姿を見せない。そして、ここぞという時にガバーっと。そして、あまりにも有名なあの音楽。8点(2004-06-27 03:17:51)

9.  七人の侍 早回しにしてるんですかね?野武士撃退のために侍達が走るシーンにすごく迫力がありました。菊千代の冗談で百姓が笑うシーンがとても好きです。とても長い映画ですが、まさに笑いあり涙あり、迫力のある戦闘シーンあり、名セリフありと、全く飽きさせない映画でした。10点(2004-06-27 02:21:17)

10.  シャイニング(1980) キューブリックといえば、シンメトリーを中心とした、映像美に非常に凝った監督ですが、例えば「2001年宇宙の旅」ではそれがいかにも近未来という感じを出していたのですが、この作品ではそれが妙に神経質で、まるで張り詰めた緊張の糸のように感じます。そして、シンメトリカルなエレベーターのドアからいきなり鮮血が流れ出し、シンメトリカルに配置されたエレベーターホールの家具を一気に押し流してゆく。これは正気が狂気に塗り替えられるのを暗示しているのに他ならないでしょう。キューブリックの映像美の意外な方向性を見た作品です。9点(2004-06-02 18:25:14)

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