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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  JAWS/ジョーズ スピルバーグでどれか一つだけ選べと言われたら迷わずこの映画を挙げます。始まってから一時間もの間、サメを見せることなく観る者にいつサメが出てくるんだろう!といった恐怖心を与える演出の素晴らしさに加えて、音楽の素晴らしさ、あの何とも不気味な音楽が更に恐怖心を与える。そして俳優陣、ロイ・シャイダー、リチャード・ドレイファス、ロバート・ショウといった三人のそれぞれの演技、どれをとっても超一級品の作品です。公開から30年経った今でも全く色褪せることのない作品です。 [映画館(字幕)] 10点(2005-06-10 21:44:25)(良:2票) 《改行有》

2.  昭和残侠伝 死んで貰います この作品、観るまでは任侠映画って、正直言って何だか怖くて観る気がしなかった。ところがこの映画の監督の作品、他の映画を何本か観ているうちに観たいと思えるように感じ、初めて任侠映画を観ることにした。私にとっての任侠映画初体験、この映画を観たことでそれまで自分の中にあった任侠映画に対するイメージが完全に変わった作品として忘れられない映画になった。忘れられないと言えば高倉健こと、我らが健さんは勿論のこと、もう一人そんな健さんの下、時には厳しく、そして、常に健さん演じる花田秀次郎のことを思い見方である風間重吉こと、池部良の事も忘れることなど出来ないぐらいとにかくかっこ良い。男が男に惚れるというのは正にこの映画の健さんと池部良のコンビのことを言うのであろう!映画の中で高倉健演じる花田秀次郎が歌う義理と人情を秤(はかり)にかけりゃ♪義理が重たい男の世界♪の曲、観終わった後に必ずといって良いほど、そして、何度も何度も歌いたくなります。この映画を劇場で観て、興奮した人、感動した人の気持ちがよく解ります。一言で言うなら、正しく「熱い映画」!熱くなりたい人、お薦めです。最後に本日またしても日本映画にとって忘れられない俳優が一人亡くなったというニュースを聞いて、とても残念です。最近、このような悲しいニュースばかり聞く度に本当に残念であるという気持ちにしかならない。池部良さん、あなたは風間重吉も「青い山脈」での好青年も忘れられません。ご冥福お祈り致します。そして、この映画をはじめとするこの人気シリーズで共演してきた高倉健さん、池部良さんの分も長生きして下さい。追記:2010年10月11日[DVD(邦画)] 9点(2006-04-10 22:21:05)(良:1票)

3.  新・男はつらいよ 《ネタバレ》 この第4作、いまひとつ評判良くないみたいたけど、私はかなり好きです。好きな理由に森川信さんのおいちゃんが私は好きで好きでたまらないからである。そんな森川信さん演じるおいちゃんと寅さんとのやりとりが最も面白く、笑える作品はこれだと思う。とら屋でおいちゃんが寅さん相手に「婦系図」を語る場面なんて、笑えて、笑えてたまりません。これを観る度にやっぱり森川信さんのおいちゃんは最高であると感じずにはいられなくなる。[DVD(邦画)] 9点(2005-07-01 22:43:56)(良:1票)

4.  幸福の黄色いハンカチ 山田洋次監督が喜劇だけの監督ではない所を見せてくれる素晴らしい映画です。武田鉄矢と桃井かおり、そして、高倉健と倍賞千恵子と二つの愛を描いているこの作品、それもいずれも日本人的な愛の描き方をしており、良き日本の愛の形をとても解り易く、更に単なる恋愛ものと描かずに笑いと涙のバランスを上手く描き、観ていて楽しい上に最後はやっぱり良いなあ!てそう思い、本当に良かった。良かった。健さん!めでたし!めでたし![DVD(字幕)] 9点(2005-06-11 07:52:50)(良:1票)

5.  昭和おんな博徒 《ネタバレ》 江波杏子が雨の中、自分の夫を殺した男の後ろからそっと近づいて前に現れた瞬間、いきなり敵討ちするシーンで加藤泰監督らしい緊張感漲る演出に流石だと思わずにはいられない。この映画、勿論主役の江波杏子が良い。かっこ良いのだが、脇を固める俳優陣の顔触れも素晴らしい。松方弘樹が中でもかっこ良く、列車に飛び込み自殺を図ろうとする主人公(江波杏子)を止めようとする松方弘樹、暴れまくるチンピラ達を1人で相手にし、追い払う松方弘樹と、どちらの松方弘樹がとにかくかっこ良い。終盤に出てくる天知茂との絡みも見応え有りで、加藤泰監督で主人公が女性の任侠映画と言えば藤純子主演の作品が有るが、同じ様に任侠映画としての面白さ、江波杏子のかっこ良さ、色んな意味でこの映画はかっこ良い人間が沢山、観ることが出来る。江波杏子にとっても、松方弘樹にとっても、代表作品であると言えるそんな作品です。[CS・衛星(邦画)] 8点(2020-11-07 12:20:32)

6.  仁義なき戦い 代理戦争 《ネタバレ》 シリーズ最高傑作の名に相応しいヤクザ社会における厳しさ、掟が見事に描かれている。金子信雄の嘘泣き、そんな小池信雄に対して許しを得ようと、ゴマをする田中邦衛のセコさ、このシリーズ初登場となる二人、小林旭、加藤武の人間的魅力、他にも渡瀬恒彦、成田三樹夫格好良さ、そして、前作では脇役的形に回った菅原文太が再び主役級としての格好良さを見せてくれる。相変わらず出てくる面子の顔触れ、熱い演技、このシリーズを見てしまったら他のヤクザ映画などアホらしくて見ていられなくなるぐらいの画面から伝わってくるエネルギー、代理戦争の名の通り、ヤクザ同士の組と組の戦いが見られる凄い映画だ。[DVD(邦画)] 8点(2019-01-09 19:18:43)

7.  シルクハットの大親分 若山富三郎の熊さんが馬鹿馬鹿しさ全開で笑わせてくれる。任侠映画なんだけど、喜劇的要素もたっぷりな上にちょっと下ネタも有りのとまあ監督がトラック野郎シリーズの鈴木則文監督だけに、とにかくやりたい放題です。そんなこの作品は若山富三郎の顔、演技だけ見れば「緋牡丹」シリーズのオマージュ的作品なのがよく解る。藤純子がゲスト的扱いとして登場!鈴木則文監督からの「緋牡丹」シリーズファンに向けての映画で「緋牡丹」シリーズファンの私には十分楽しむ事が出来ました。 [DVD(邦画)] 8点(2014-11-16 19:00:55)《改行有》

8.  ジュリア 《ネタバレ》 よくある女同士の友情もの、お涙頂戴的な感じとは全く違う雰囲気を感じさせる。そこがまずは良い。強引な泣かせモードに持っていこうというような狙いがないのに泣ける。ジュリアのまさかという暗殺、殺されたジュリアとその娘のリリーのことを真剣に考えて行動するヘルマン(ジェーン・フォンダ)の美しい涙、列車に乗り込む場面とその後のスリリングな展開、ジュリアとの回想シーンの挿入も自然的な流れで違和感がなく、観ていて女同士の友情って男同士の友情とは何か違うけど、それも良いなあと思わせてくれる映画である。冒頭とラストが同じボートの上での場面、ここでの美しい夕焼けの空の色が忘れられないほどに心に焼き付いて離れません。ところでこの映画、山田洋次監督は絶対に好きなはずです。ジュリアの娘の名前、リリー、山田洋次ファン、いや、もっと限定的に言えば寅さんファンにとってはリリーて名前を聞くだけでつい、反応してしまいます。女同士の友情にナチスドイツ軍の影、スパイものとしての面白さも見せてくれる映画として秀作の名に相応しい映画だと思いました。[映画館(字幕)] 8点(2011-08-13 21:51:31)(良:2票)

9.  ジョニーは戦場へ行った 《ネタバレ》 これは、この映画の監督からの怒り、ジョニーの怒りの映画だ!全てが正に怒りとなって胸に突き刺さる。戦争によって、足も手も顔も皆、人間とは思えないほどの無残な姿となってしまったジョニーの怒り、但し、その怒りを言葉によって大げさに叫んではいない。静かなまでの怒りがやがてあのラストへと繋がる。「祖国に命を捧げることは美しい」というテロップは戦争を引き起こし、自分をこんな無残な姿へと変えてしまった国に対する嫌味と感じることが出来るし、夢のシーンでの美しいカラーと現実のシーンのモノクロのシーンとの物凄いギャップによる恐ろしさ、全てが何とも怖くて、もう一度見ようて気分にはとてもなれない。しかし、間違いなくこの映画はそんじゃそこらの戦争映画にはない怒りが伝わってくると同時に人の命って何だろう?何もしてあげられない被害者の身内や恋人の苦しみ、刹那さ、そういったものがきちんと描かれている反戦映画として、また人間ドラマとして見応え十分、色んな意味で本当に悲しくも恐ろしい映画である。[ビデオ(字幕)] 8点(2010-04-22 21:31:28)

10.  ジャッカルの日 ドキュメンタリータッチな雰囲気で描かれていて尚、且つ力強く描かれていて面白い!リメイクものは観てないから比べられないが、どう考えてもこっちのが良いに決まってると思える。ラストまで畳み掛ける展開も見応え十分です。殺し屋との行き詰まる攻防も見応え十分!社会派の力作の一つです。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-09-05 22:19:41)(良:1票)

11.  仁義なき戦い 完結篇 《ネタバレ》 本来なら前作で終わるつもりでいたが製作したのには深作欣二監督からのこのシリーズのファンサービスとして作った感が強い。菅原文太が刑務所に入れられ、なかなか出てこなかったり、大友役が宍戸錠に変更していたり、不満もなくは無いがそれでもこのシリーズの完結編に相応しい迫力ある演技合戦、凌ぎ合い、菅原文太と小林旭の二人が意見を言い合うシーンの迫力、松方広樹の相変わらずの目付きの怖ろしさ、金子信雄のスケベジジイぶりも健在だったり、野川由美子に対して、いいケツしとるのお〜、それに対する山城新伍のおっさん、よだれたれとるでえ〜のやり取りの可笑しさ、田中邦衛演じる槙原の死に様、死に様と言えば藤純子の看板に倒れて死んで行く桜木健一の死に様も印象に残る。藤純子の看板に抱かれる様にして死んで行くなんて桜木にとっては最高の死に方ではないだろうか?とにかく色んな意味でこのシリーズは全てにおいて役者の演技、迫力、死に様、昨今の日本映画では味わえない役者で観ることの出来るシリーズだと改めて感じると共に原爆記念日である昭和40年8月6日から始まるのを見て、やはり広島の街=ヤクザの街、仁義なき戦い=広島の街であるというイメージが強く感じられてならない。[DVD(邦画)] 7点(2019-01-26 21:39:26)(良:1票)

12.  仁義なき戦い 頂上作戦 今回はいよいよ警察が絡んで来て、そこに流れる空気、相変わらず出てくる俳優陣の豪華な顔触れには毎度ながら感心させられる。盛り上がりに関しては前作が最高で、やや落ちる。ただヤクザ社会に於ける厳しさ、仁義なき戦いの名の通りの作品として、また広島のイメージ=ヤクザの街が見た人誰もが感じずにはいられなくなる作品 もう、このシリーズを見てしまうと他のヤクザ映画では物足りない。見る気が失せるぐらいとにかく凄い面子、迫力に圧倒させられます。[DVD(邦画)] 7点(2019-01-19 18:13:01)《改行有》

13.  仁義なき戦い 広島死闘篇 前作とは打って変わって、別の意味で半端ない熱量が迸る。菅原文太登場までが長い。女性の描き方が今ひとつだったり、それはドラマという意味での女性の描き方です。男臭さ満載の中での梶芽衣子の美しさ、前作には出てこない千葉真一の暴れぷり、成田三樹夫のスーツ姿の格好良さ、北大路欣也に小池朝雄、そして、そして、ヤクザ映画には違和感しかない前田吟がヤクザ映画に出てるという新鮮さと改めてこのシリーズは役者の演技、熱量が今の日本映画には無いものを感じずにはいられません。荒っぽさ、狂気、前作同様仁義なき戦いの名に偽り無し!改めて広島という街の雰囲気、一作目と同じく感じられてならない広島=ヤクザの街というイメージを決定ずかせてしまった作品ではないだろか![DVD(邦画)] 7点(2018-12-28 18:12:48)(良:1票)

14.  修羅雪姫(1973) 「修羅雪姫」っててっきり「白雪姫」みたいな映画を想像していたらとんでもなかった。何という女の情念、哀しさ、哀れさとでも言うべきか?女の強さ、恐さが故に見ていて何となく増村映画的な雰囲気を漂わせる。血で血を洗う女の恐さ、主演の梶芽衣子の美しさの中に男にはない秘めた思い、正しく雪の女を感じさせる冷たさが見ていて恐く、これほど観る前の想像と大きく違う内容に戸惑いを隠せない。はっきり言ってしまえばストーリーなんてどこ行く風か、あまりにも美しく儚い女の姿に圧倒させられた。けして、面白い映画でもないし、もう一度、見たいとも思わないけど、ここまで血に染まる女の恐さを美しく描き切った映像美はいつまでも心に残りそうなほどとにかく全てが恐ろしいほど美しく哀しい。[DVD(邦画)] 7点(2011-01-03 22:12:47)

15.  仁義なき戦い 《ネタバレ》 役者の力量、エネルギー、熱い感情等、全て昨今の日本映画にはないものを感じることができる。あの時代だからこそ撮れた映画であって、この顔ぶれだから成り立つ映画でもある。菅原文太のラストの台詞がこの映画を物語っていると言ってもいいぐらい痺れる。山守さん、まだ弾が残っとるがよ。この台詞を真似したい。使いたい。まだやるべき仕事があるのに帰ろうとする先輩に、〇〇さん、まだ仕事は残っとるがよ。と言ってやりたくなることが時々ある。タイトルに偽り無し!正に仁義なき戦いである。ドキュメンタリータッチでのヤクザの戦い、これを観てヤクザに憧れを持つなんてのは間違いであるが故に、ヤクザ社会の恐さ、人としての仁義、更に広島=ヤクザの街、という誤解を招いてしまいそうな作品でもある。[DVD(邦画)] 7点(2010-08-15 22:43:18)(良:1票)

16.  少林寺三十六房 《ネタバレ》 あれ?おかしいなあ!昔、初めて見た時には物凄い衝撃を受け、何度も繰り返し見ては、その度に頭を丸めようとか、やたら頭突きをしたくなったり、学校の掃除で水の入ったバケツを真似して両手で持ったりしてはその度に零してばかりで先生に叱られてたりと、それなのに何故だ?今、観るとあの当時、初めて見た時ほどの興奮を味わえなかったり、素直に楽しめない。修行のシーンまでの流れとその後の修行を終えてからのシーンとか結構、惨酷なシーンが多くて、それとあの頭突きのシーン、あれを観ると坊主頭よりは長髪の方が絶対に良い。髪の毛が邪魔してくれるから坊主頭よりは痛くないはずだと、余計なことばかり思ってしまう。だからってつまらない作品ではないし、昨今のハリウッド映画よりは面白いし、初めて見た時ほどの興奮はなくても面白いことには変わらない。この映画を見ている時は坊さんになることを憧れたりする。しかし、見た後に坊主頭よりは髪の毛がある方がやっぱり良いと、全国のお坊さんに対してごめんなさい。私はどんなにこの映画の人達、あの寺のお坊さんを含め修行者達がかっこ良く感じても丸坊主にすることは出来ない。あんな痛い思いしてまで坊さんになって、飯だって、きちんとしないと食べれないなんて、そんなことを思う時点でこの映画の主人公のようにはなれないと思いました。何だか映画の感想てより違う感想みたいになってしまった。[DVD(字幕)] 7点(2009-09-27 16:29:15)(笑:1票)

17.  新幹線大爆破(1975) 《ネタバレ》 如何にも昭和の時代が漂う作りが見ていて懐かしかったりする。例えば高倉健演じる主犯や共犯者が電話でのやりとりをしている場面、赤い電話、今はあまり見かけなくなってしまった赤い公衆電話、時代を感じると言えば何も公衆電話だけではない。出演者の顔ぶれの豪華さなどは正に昭和ならではの物凄いキャストが出ている。東映らしく高倉健の犯人を筆頭に新幹線109号ひかりの運転手の千葉真一、運転司令長の宇津井健にその他にも一度しか出てこない志保美悦子に多岐川裕美に田中邦衛やら、東映らしくワンシーンだけの登場という辺り、田中邦衛の相変わらずと言うよりもこっちのがずっと先だからの北の国からの吾郎さんと同じ口調は既にこの時点で現れている。北海道で田中邦衛を映すのを観るとその後の田中邦衛という人の俳優としての人生を観ているようである意味、面白い。面白いと言えばここまでマヌケでイライラさせられる警察達はいないと思えるぐらいのマヌケぶりも、それ以上にパニック映画本来の持つべき形である。今回で言えば新幹線の乗客以上にパニックに陥っている千葉真一の運転手、一番しっかりしなくてはならない人間がパニックているという面白さ、色んな意味で突っ込み所満載の中、同じ突っ込みでも三人の犯人達の回想シーンや沖田哲男(高倉健)の別れた奥さんとの回想シーンやラストの空港でのシーンで、拳銃で撃たれる高倉健を映す時に流れてくる音楽、何とかならんのか?折角、パニック映画としてワクワクしているのに、あの音楽は無いぜ!あの下手クソな脱力感を感じさせる音楽のセンスの無さ、なんであんな音楽なんだよ?もうね、あの音楽を流すセンスの無さこそがこの映画の中での減点材料の一番の原因である。それにしても宇津井健の正義感溢れる姿は本物の警察よりも正義を感じさせてかっこ良い。最後にイニシャルKさんが書かれているように沖田哲男(高倉健)の別れた奥さんの名前、富田靖子を聞いて「さびしんぼう」(橘百合子)の顔が浮かんでしまった。[DVD(邦画)] 7点(2009-08-24 21:42:58)(良:2票)

18.  忍ぶ川 これは何と言えば良いのか?おそらくこの時代だからこそ評価され、その年の日本映画のナンバーワン映画に選ばれたと思えるような作品です。そんなこの作品、とにかく画面全体、本当に美しく、その美しい映像の中にあって主演の二人、加藤剛と栗原小巻がそれぞれ事情によって言いたくても言えない深い過去を背負って生きているその姿が描かれている。作品そのものは特に傑作だとは思えないし、むしろ今ならもっと評価が低くなるだろうと思われるものの、印象に残る台詞が多いこと。一つだけ挙げるとすると、栗原小巻演じる志乃の父親が志乃に向って言う台詞「いいか、銭が人間を幸せにするんじゃねえ!」には本当にその通りだと思うし、この台詞をどっかの金持ちで元社長のほりえもんとかいう奴に聞かせてやりたい。だけど何とも思わんだろうなあ!それにしても本当にこの作品、話そのものよりも美しい映像に心を奪われそうになるぐらいでした。何だか見ている途中で洲崎パラダイスの橋の上での二人を見ていたら川島雄三監督の「洲崎パラダイス・赤信号」が見たくなってきてしまった。[DVD(邦画)] 7点(2006-12-30 16:03:10)

19.  新仁義なき戦い(1974) 前作で完結した筈が再び制作された仁義なき戦いの新シリーズ第1弾だが、何だろう?キャスティングは相変わらず良い。特に初登場となる若山富三郎のど迫力が凄い。存在そのものが語る迫力が半端ない。金子信雄のいやらしさは現在で嬉しい。田中邦衛も相変わらずだし、色々と見所のある新しい仁義なき戦いの最初の作品としては悪くは無いが菅原文太の役名が変わり、前作までの痺れる格好良さが薄れ、単なるチンピラ風な人間に見えるのが残念です。他にも不満と言えば泥臭さ、作品全体を通してのギラギラした感じも薄れつつある。普通のヤクザ映画ぽく感じるのが物足りない。役者は皆、素晴らしい。昨今の日本の俳優のレベルからしたら数段、上である。それだけに前作までのヤクザ映画らしい群像劇としての面白さもあまり感じることが出来なかったのが残念でならない。[DVD(邦画)] 6点(2019-02-05 20:10:58)

20.  実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン 《ネタバレ》 懐かしいなあ!ウルトラマンの映画で内容は全く覚えてなかったけど久しぶりに見てもハヤタ隊員がスプーンで変身しようとする所だけはよく覚えてた。忘れもしません。見るのは子供の時におふくろに映画館に連れて行ってもらって以来です。今、改めて見てジャミラって人間だったんだ!それも彼はてことはジャミラは男なんだね。まあ確かにジャミラみたいな顔したムカつく奴(男)が昔、会社にいたし、似てるていやあレッドキングに似た奴もいる。此方は女だけど。ああ、ジャミラよ!レッドキングよ!あんな糞ムカつく奴らに似てるなんて何て可哀相な!そんな怪獣達に対しての愛が溢れていて、ウルトラマンは単なる怪獣映画ではないのだ。怪獣の為に墓場を用意し、怪獣達の葬儀まで行う。素晴らしい怪獣愛!映画としては滅茶苦茶だし、テレビのウルトラマン大好き人間としてはかなり物足りない。ただただ怪獣愛に満ち溢れた映画としての点数をここに捧げる。[DVD(邦画)] 6点(2014-06-14 14:54:19)(良:1票)

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