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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  深夜の告白(1944) 《ネタバレ》 ワイルダーは何を撮っても、どんなジャンルでも傑作にしてしまう上手さには毎度ながら感心させられる。冒頭で主人公の保険会社で働く一人の男が肩を銃で撃たれ、血を流し只ならぬ様子でいる所を映し出し、そして、この男の語りから始まるというこの時点で完全に物語りは悲劇的な結末を迎えることを予感させ、暗示させることにより、この物語がどのようにしてして、悲惨な結末を迎えることになるのか?という興味を植え付けます。深夜の町並み、静かな夜の街を走り抜ける車、何かあるのでは?というようなこの冒頭とラストの男同士のそれも同じ会社の上司と部下という二人の表情と何も言わなくても伝わる男と男のやりとりが素晴らしい。保険会社の勧誘員に対して女の色気でどんどんと悪の道へと引きずり込んでいく悪女という設定を生かした演出の上手さ、犯人が被害者に成り済まして列車に乗り込むシーンで予想もしていないような出来事、邪魔が入るシーンや犯罪を計画通り実行した後の車のエンジンがなかなかかからかったり、上司と部下二人の会話の場面でドアの後ろで隠れている悪女バーバラ・スタンウイックの怖さ、単なるサスペンス映画とは一味も二味も違うサスペンス映画の中にも大人の男と女の悲しい恋愛もの的な要素を取り入れたりと、とにかく一瞬足りとも眼が離せません。それにしてもこの映画はやはりバーバラ・スタンウィックの悪女の存在無くしてここまでの作品にはなっていない筈です。男の弱い部分を全て知り尽くしているような恐ろしき女の象徴のようなフィリスの前には男は成すすべ無し![DVD(字幕)] 9点(2009-12-28 22:09:37)

2.  幸福の設計 《ネタバレ》 アントワーヌよ!あれだけとっさに宝くじの番号言えるんだからさあ!どこで落としたのか?ぐらい覚えてろよ!しかし、男達のイカれてること。イカれてること。アントワーヌのイカれぷり、アントワーヌ婦人に付きまとうあの嫌らしい爺のイカれぷり、そんなイカれてる二人が殴り合ってるのを楽しんでる周りの連中、中でもカウント9まで数えながら一旦止めてアントワーヌ!と叫ぶ観客の一人、さっさとテンカウント数えたらどうなんだ?この映画はみんなみんなとにかくイカれてる。映画自体はやはりイカれてる。だからてつまらなくはないが何だか物足りない。あのクソ爺をもっともっと痛め付けて欲しかった。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-02-25 20:28:45)(笑:1票) 《改行有》

3.  情婦マノン 《ネタバレ》 これは恐ろしい。一見、男と女のメロドラマのような雰囲気、ラブストーリーというような感じで見せておきながらじわりじわりと二人の男女の裏に隠された何か見てはいけなかったような恐ろしいものを見てしまったようで本当に恐ろしくて、メロドラマを見ていると同時に惨酷な運命へと突き進む恐ろしいサスペンスものを見ている感覚に襲われた。クルーゾー監督らしい人間描写、追い詰めていく緊張感、そして、圧巻なのはやはりあのラストシーン!射殺された青年を逆さまに担ぎながら砂漠を歩いていくマノンの姿がとにかく怖い。怖い。これほど惨酷で恐ろしい恋愛ものなど私は初めて見たかもしれない。これはラブストーリーではあるけれど、ラブストーリーの形を借りた何とも恐ろしくも哀しいサスペンスドラマの傑作だ![DVD(字幕)] 9点(2009-01-14 21:56:24)

4.  自由への闘い ジャン・ルノワール監督による戦争への思い、反戦がテーマで自由への闘いとタイトルにあるように自由を求める男のドラマであるが、やはりあの名作「大いなる幻影」と比べてしまうと見劣りしてしまう。フランス人である監督がアメリカで撮ったこの作品、戦争の怖さと人間が人間が裁くことの難しさ、辛さみたいなものを描こうとはしてはいるものの、やはりアメリカという国、監督の母国でないだけにアメリカ側な立場でしか描けてないようにも思えて辛い。けして、悪い映画でもないし、完成度もなかなかだとは思うが、ドイツ人の悲しさがこの映画の中では見られないし、いまひとつ伝わらない。この監督らしい人間を見る視線、優しさと厳しさとのバランスという意味で何か引っ掛る。良い映画ではあるんです。それでもやはりこれ以上の点数は付けにくい。[ビデオ(字幕)] 6点(2008-12-23 21:23:24)

5.  シミキンのオオ!市民諸君 《ネタバレ》 うひゃ~!川島雄三監督!こんなぶっ飛んだ作品がまだあったとは、これはハッキリ言って、駄目な人には全く受け付けない。どう見ても駄作だと思うだろう!しかし、敢えて言わせて貰う。川島雄三映画を楽しむには、欠かせないものがハッキリと見て取れる。例えば劇中に出てくる宣伝用映画の撮影シーン、あれなど戦争中の国策映画のパロディを思わせる。常に前を見て誰よりも一歩先を見据えている川島雄三監督の視線の先にある時代を読み取る鋭さ、また変わったものきり集めている社長の変な趣味、孫悟空の卵を集めたり、無人島だと思っていたナマズ島にルーレット、酒場に裸祭りと、普通じゃないこの一癖も二癖もある感覚に私は毎度ながら楽しませてもらえるのだ。清水金一のあの個性もいかにも川島雄三作品らしい。一年間も会社からホサレたとか言ってはノーテンキなことばかりしているようなこのノリに付いて行けたらあなたは立派な川島雄三マニアです。これは間違いなく川島雄三映画だ。けして映画史に残るような映画ではないが、これを語らずに川島雄三という監督を語ることなど私には出来ません。[ビデオ(邦画)] 7点(2008-01-11 22:23:53)

6.  上海から来た女 オーソン・ウェルズの才気、ギラギラしたやるせなさ、そして、何と言ってもこの作品はリタ・ヘイワースです。これほどまでに恐ろしい女を演じているとは観るまではとても想像つかなかったぐらいです。モノクロの画面からひしひしと伝わるギラギラした映像、光と影の扱い方、上手い!今回でオーソン・ウェルズの監督した作品を観るのは3本目だけど「市民ケーン」はさほど面白いとは感じないけど「黒い罠」とこの作品の二つは面白かった。最後の方の鏡を使っての撮影、その映像センスと巧みな画面構成がより一層、味わい深い見事え十分のサスペンスを生み出している。[DVD(字幕)] 8点(2006-10-16 20:58:02)

7.  白い恐怖(1945) あれ?なんか皆さん、えらい辛口ですけど、私はこれもいかにもヒッチコックて感じの雰囲気で好きな作品です。ヒッチコック独特の映像へのこだわり、イングリッド・バーグマンが話が進むに連れて、どんどんと女らしくなっていくその映像的マジックに、そしてまたそんなイングリッド・バーグマンが眼鏡を外す場面でのドキッとさせる瞬間のテクニックはヒッチコックならではの見事な映像の世界!けして世界的にも高い評価はされなかったこの作品ですけど、評価とは裏腹にこれまたどうして、最近のハリウッドの大作などではけして味わうことの出来ないものが観られると私は思います。世の中には過小評価されている映画も幾つもある気がするけど、例えばジョン・フォード監督の「黄色いリボン」やビリー・ワイルダー監督の「深夜の告白」など、ヒッチコック監督で言うならまずはこれ!もっと評価されても良いと私は思うので8点です。[DVD(字幕)] 8点(2006-02-04 00:03:26)(良:1票)

8.  邪魔者は殺せ もう既に皆さん、書かれていますが、何と言っても監督があの映画史に残る大傑作「第三の男」のキャロル・リード監督で撮影も同じロバート・クラスカーとくれば、そりゃあ、映像の凄さ、素晴らしさときたら完璧です。どのシーン一つ一つとっても美しく、本当に観ていて圧倒させられます。ただ個人的に作品の完成度、面白さという点で「第三の男」の方が上です。それでも間違いなく面白い映画ではあるわけで、私もあのラストは結構、しびれました。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-09-19 22:29:32)(良:1票)

9.  自転車泥棒 父と子を描いた映画は数あれど、これほどまでに切ない気持ちにさせられた映画はなかった。とにかく暗い。ひたすら暗いんです。しかし、そんな暗い中に見え隠れする親子の絆、痛い程、胸に染みる。イタリア映画てなんでこんなにも切ない映画を撮るんだろう?そこにあるのはイタリアという国を表しているからだろう!イタリアの美しい町並み、人間的な心、これが本当のイタリアリアリズムなんだろう!本当にどうしようもない程、やるせない気持ちになる映画ではあるけど、いつまでも心に残るそんな映画です。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-09-12 22:53:28)(良:1票)

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