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1. ジャッカルの日
さすがF・ジンネマンといいたい傑作。
BGMの入れ方に非常に品を感じる。
現実音としてのフランス国歌や雑踏音の使い方など
本当に素敵。もりあげる為だけのくだらないBGM
挿入演出を廃し、ドキュメンタリのように丁寧に
カットの積み上げで緊張感を醸しているのがすばら
しい。セリフも必要最小限。
フランス解放の英雄ドゴールがなぜ命を狙われる
のかなど、歴史的な背景についての知識がないと
ちょっとわかりにくいかもしれない。
M・ロンスデールやD・セイリグとも個人的に
好きな役者で、何度見てもあきない。
満点を差し上げたい。
[DVD(字幕)] 10点(2011-12-05 00:21:06)(良:2票) 《改行有》
2. シャイン
ラフ3のフィナーレあたりでプッツン、というのは脚色なんでしょうかね・・・
その背景的描写も中途半端でとってつけたような感じがしました。
おそらく迫害を受けた過去のあるユダヤ系の親父さんの意固地さ、偏狭さの背景や
窮乏にいたる経緯などはさほど明示的にはフォーカスされていません。
昨今の映画のなかでは、ほどよく短くそれ自体は好感がもてますが、にもかかわらず
全体的に締まりがない印象。深い意味での感動はあまりなかったです。
華をそえるラフ3の聴き所も「ええー!」ってくらいすっぽり飛ばしてるし、正直
あててる演奏者のできもそんなによくない。
ラフマニノフ自身も遺伝性の精神疾患だったらしいので、描きようによってはラフ3
の担う意味を幾重にも重ね塗りすることもできたろうに・・・勿体無い。
狂気手前の病んで鬼気迫るというより、ものすごく理知的でスタイリッシュな演奏に
聞こえましたよ。
レッスン途中では(あいかわらずか細い病弱風なのに)なぜか急に弦を切るほどの
ヴィルトォーゾに変身してしまう(w。いい意味で暗くないのが救いなのかもしれ
ませんが、伝記ものとしても音楽映画としても失敗だと思います。
[DVD(字幕)] 4点(2008-04-20 23:58:29)《改行有》
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2 | 1 | 3.85% |
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3 | 1 | 3.85% |
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4 | 2 | 7.69% |
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5 | 1 | 3.85% |
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6 | 2 | 7.69% |
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7 | 1 | 3.85% |
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8 | 3 | 11.54% |
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9 | 10 | 38.46% |
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10 | 4 | 15.38% |
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