|
プロフィール |
コメント数 |
87 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
日曜はお菓子づくり・ジム・映画の3点セットがお気に入りという40歳直前男。 |
|
1. 十三人の刺客(2010)
《ネタバレ》 しょっぱなからイヤーな予感はしてました。「広島・長崎の100年前」ってなんでわざわざ原爆だしてくんのよ?と訝ってたら案の定ですよ。狂人とも呼べる“権力者”それに従う“官僚的な”老中、立ち向かう“一介の”武士たち…極悪の権力者vs善良な市民という対立構造をあっという間につくりあげちゃった。さすがプロデューサーにテレビ朝日が入ってることはありますな。まあこれは原作によるところが大きいので、左翼思想誘導映画だとバッサリ切ることはできないんだけれども、台詞の細かいところにテレビ朝日の指示がちょこまか入ってるように見受けられました。しかしながら、東映の原作で東映のスタジオを使い、東宝が制作にかかわり、松竹の映画館(ピカデリー)で上映ということは、日本映画がこれまで培ってきたチャンバラ映画のノウハウを惜しみなくつぎ込んだ、ということでもありましょう。チャンバラ映画は世界で日本しかつくれないオリジナルなものなので、これをしっかりと継承していくことは映画界にとってプラスにこそなれ、マイナスにはならないことだと思います。チャンバラの存在意義と、役所広司・市村正親の芝居に6点献上。(高岡蒼甫は死ぬ直前まで出てることに気づかなかったぞ)[映画館(邦画)] 6点(2010-10-04 12:31:37)
2. シャッター アイランド
《ネタバレ》 このラストに関して同行者と意見が分かれました。ぼくは「ディカプリオはただ狂っていた人だった」で、彼は「ディカプリオは正気を保っていながら狂気のふりをしてまだ虎視眈々と島から逃げ出すことを狙っている」でした。最後のセリフ、エンドクレジット(アンドリュー・レディスではなくテディ・ダニエルズになっていた)から考えると同行者が正しいような気がするし、子供が死んだ長い回想シーンから考えるとぼくが正しいような気がするし……ってところまで考えたけど、議論するほど大した映画じゃありません。何も得るものなし、怖がらせ方もいまひとつ、ディカプリオは暑苦しいの三重苦。すべて精神病のせいにしてしまうのもいただけません。[映画館(字幕)] 4点(2010-05-10 15:59:25)
|