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1. シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション
《ネタバレ》 全編下品(フランス人の趣味か監督のセンスか)なギャグとアクションの連続でありながら、それでも原作の世界観・空気を残留させている佳作。実際よくまとめられた、と感心します。出演している役者全員が男女を問わず役者魂というか体を張っている。こんな汚れ役な演技を真面目にし続けるのだから、喜劇役者はアクション俳優以上に心身強靭でないとやれないと思います。脚本執筆に18か月かかったといいます。主演もやってる監督の心血を注ぎこんだ作品といえるでしょう。原作愛も含めて高得点にしたいところですが、下品さで差し引かせてください。(後で気が変わるかもしれませんけど)[映画館(吹替)] 6点(2019-12-09 22:26:30)(良:1票)
2. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 昨年劇場で繰り返し鑑賞しましたし、すでに的確なコメントも多く出されていますので、書きたい点だけ少し記します。
この作品が海外の人たちにどのくらい理解してもらえるか、私が一番危惧した点は、「ゴジラによって人が大量に殺されている」ことです。映画では直接的な描写はありません。しかし東日本大震災のニュースを追っていた人たちなら、被害の規模ですぐ分かります。ゴジラによって老若男女、老人からいたいけな赤ん坊まで躊躇なく無惨に焼き殺されている。死ぬべき理由もなく未来の可能性や期待を突然潰されたたくさんの人々がゴジラの火炎の中にいるのです。世の中には視覚的に見せないとピンと来ない人が大勢います。日本でだって「突然人がいなくなった」と、ぼけた感想を言う人までいました。広島原爆になんの痛みも感じない人たちは世界にごろごろいると思わなくてはなりません。さいわい欧米の主要なレビューサイトでは高評価になっていて、安堵しています。吹き替え版も海外で公開されると聞きました。丁々発止のセリフの応酬を楽しんでもらえたらいいな、と思います。[映画館(邦画)] 8点(2017-03-24 21:12:50)《改行有》
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