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1. 15時17分、パリ行き
《ネタバレ》 本人たちが出演しているということだけ知っていた。PTSDとか大丈夫だったのかと心配するが、いたって自然な演技で違和感が全くないことが驚きであった。
映画が始まって早々に本人たちの生徒時代の話が出てきたときに、この映画のメインはこの3人の生い立ちと事件とのつながりだなと直感した。何かにつけて物事がうまくいかないという鬱屈した思いは本人たちにあっただろうが、決して救いようのないものではなく、3人の友情もあって前向き感ある展開で話が進んでいく。ヨーロッパ旅行のシーンは時折あえて普段感を出した画面展開で、旅行を楽しむとともに平和な時間がたっぷり流れていて、事件との対比がよく滲み出ている。(ローマのシーンはもう少しローマの休日っぽくしてもよかったかな?)
テロのシーンはごく一瞬だが、前半の伏線が効いていて違和感のない流れになっているし、最後の場面はフィクションではなく本物の映像を挿入しているのだと思うが、本人たちの勇気への感動も含め、いい作品をみたなという満足感がある。
それにしても、佳作を連続して生み出せるイーストウッド監督はすごい。一方で封切から間もないのにこの作品の観客数が少なかったのがもったいないなと感じた。[映画館(字幕)] 8点(2018-03-21 16:54:10)《改行有》
2. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 ゴジラもエヴァンゲリオンもみたことがありません。それどころか、入場料払って邦画みたことがありませんでした。が、「もうシン・ゴジラをみたか」というほど話題になっていると聞いて、公開からだいぶ日が経ちますが、見てきました。
危機管理対応としては非常に興味深い内容でした。「想定外」とされていた3.11のようなことがあるわけで、フィクションとはいえ、これに類似?のシチュエーションを想定してみることは、何かの時(もちろんないほうがいいですが)に役には立つだろうなと思います。ということで、ゴジラ映画というよりは危機管理対応に一石?投じるかもという観点で8点です。
一方、ゴジラのことは何も知らない私は最初、「シン・ゴジラという新種ゴジラ?それにしてもずいぶんしょぼいゴジラが出てきたな・・・。爬虫類でも瞬きできるのもいるのに、こんなハリボテの目だとは、お金なかったのかな」と感じていました。それが終盤に近付くと全身から光線が放射されるわ、新幹線や電車が無人運転で突っ込むやら、これらには度肝を抜かれました。[映画館(邦画)] 8点(2016-10-23 18:25:17)《改行有》
3. ジャージー・ボーイズ
《ネタバレ》 監督がイーストウッドということしか知らずどんな内容なのかなど基礎知識なしで鑑賞しましたが、とても楽しめる映画でした。私の中ではイーストウッド作品の上位に入ります。
イーストウッド作品なので途中いろいろとネガティブなことも発生する(お約束?)のと、前半ちょっとご都合主義なところもありますが、映画に勢いがあってひきこまれます。音楽っていいなと思わせるいい映画でした。[映画館(字幕)] 8点(2014-09-28 15:29:34)《改行有》
4. 幸せへのキセキ
《ネタバレ》 何も知らない状態で見ました。邦題より原題(We bought a zoo)のほうがしっくり来ます。派手な演出はなく予想通りのストーリー展開で、長男役の子の設定(母を亡くしたショックで心理的ショックを負う)と行動・配役がミスマッチ、動物園の検査官に関する設定含め全般的に人物描写が薄いのですが、マット・デイモンの好演が光るよい作品でした。途中途中に出てくるセリフの意味が最後にすべてわかる仕掛けになっていて、最後のシーンにクライマックスが来ます。途中でダレるということはないのですがもう少しシナリオに抑揚があるといいかな、とは思いますが、少しおまけで7点。[映画館(字幕)] 7点(2012-06-10 21:45:35)
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