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プロフィール |
コメント数 |
246 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
映画史や映像技術には全く詳しくないので、単純に面白いと感じた度合いで点数をつけさせていただきます。 よろしくお願いします。 |
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1. ジャッカルの日
個人的に、大好き。映画的なエンタメ性、笑いあり涙ありドラマティックな展開あり、という作品ではなく、常に地味に、常に渋く、常にプロvsプロの仕事っぷりを描く。ただそれだけ。ただそれだけなストイックな作品。ただ、ここまで丁寧に描写されれば文句がありません。
構図としては暗殺のプロvs暗殺を阻止するプロというただそれだけ。ただし、その描写がそれぞれ深く細かい。「暗殺者」なんていうステータスを持ったキャラクターなんて、映画はおろか漫画でもごまんといます。「暗殺者」という肩書を付けるだけでなんか凄そうに見える。
しかし、本当の暗殺者というものを、それが真実か否かは別にして、ここまで説得力を持たせた作品を私は知りません。
キャラクターの深掘りをしないからこそ、「それでも実は愛を求めた」とか「最後に大事なのは人間同士のつながりだ」とかいうテーマが存在しません。本当にただシンプルに、プロvsプロの手順部分を見せる。ただそれだけ。
しかしそれが面白い。1つ1つの手順とか展開に見入らされる。これほどストイックな作品にも関わらず、時間の長さを感じさせません。
数年ぶりに見返しましたが、やはり数年後にまた見るでしょう。そういう作品でした。[DVD(字幕)] 8点(2014-12-14 17:26:03)(良:1票) 《改行有》
2. 正午から3時まで
《ネタバレ》 くだらなく下品で、良曲あり切なさあり、そして怖さと後味の悪さあり・・・なんとも変な西部劇でした。コメディと言われてもわかるし、パッケージに言うところの「幻の大傑作」といわれてもわかる、そんな作品。
時を経て神格化されたグラハム・ドーシーはもはや誰からも自分がグラハムであると認識されない。町の人はおろか自分を最も愛してくれたアマンダさえもグラハムがグラハムであることを認識しない。ようやく彼(下ネタ)が彼の彼であるとわかっても幻に取り憑かれたアマンダには声は届かない・・・その流れはコメディでもあり、恐怖でもあります。ラストの精神病棟?でグラハムさんだねと言われた時のグラハムの嬉しそうな顔といったら・・・。自分が存在しない恐ろしさ・・・切なく美しいエンドクレジットがより際立ちます。
作中再三流れるテーマ曲"Hello and Goodbye"がかなり好きです。[DVD(字幕)] 6点(2014-05-28 00:14:28)(良:1票) 《改行有》
3. 死の追跡(1973)
《ネタバレ》 う~んニューシネマ。主人公の感情に重点が置かれ、要所要所に反管理体制を表す描写が見られます。主人公は最初っから感情に突き動かされる人間だったわけではなく、むしろ銃を使わず町を治めるという管理側の人間。町の人も皆その体制に納得し、協力的。しかしそのシステムも完璧ではなく、妻と子が殺される。そして感情に従い復讐の鬼と化しいざ標的を追うと、法というシステムが邪魔をする。そして最後は自身がシステムに殺される。さあ、これでもあなたは今の管理社会が正しいと思いますか?・・・と、いうことなのでしょう。まあ間違っちゃいないんだろうけど、主人公の気持ちもすごく良くわかるというか。最初は復讐の虚しさを描いた作品かな?とか思ったので良い意味で意外でした。
全体の作風としてはしっとりじっくりな感じなので、若干退屈に感じた箇所もありけり。ただ、こういうテーマ性をもった作品は割と好みなので、その点良かったです。[DVD(字幕)] 6点(2014-04-21 03:22:33)《改行有》
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