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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. スターリングラード(1993) 《ネタバレ》 Youtubeでドイツ語で観た。ことばはほとんどわからなかったが、映像だけでだいたいのストーリーは把握できたと思う。JJアノーの作品よりも遙に秀逸な反戦映画だと思う。 冒頭のイタリアのビーチからトンネルを抜けてロシアに至る演出はなかなかニヤニヤしてしまう。 基本的にドイツ軍の視点から描かれているが、トータルして観た場合、"Das boot"と同じく上質な反戦映画として成り立っている。 ロシア人少年、メガネのドイツ軍将校、ロシア人女性兵士といったキャラクターとの再会が印象的に描かれ、悲劇的かつ絶望的なストーリーが展開される。T-34-85との死闘を描くシーンがやたらと取り上げられる本作だが、それ以外にも見所はたくさんある。第6軍はソ連に投降してしまうのがわかっているだけに、つかの間の勝利も虚しく感じてしまうのだ。 終盤、私だったらあの地下で食糧と酒と暖房に囲まれて過ごす道を選ぶと思うんだが、なぜか彼らは全員そこを捨ててしまうのは、どういう心理状態だったんだろうか? それが悲しいラストにもつながるのだろう。[インターネット(字幕)] 8点(2012-09-21 22:05:51)《改行有》 2. スティグマータ/聖痕 《ネタバレ》 ひとことで言えば竜頭蛇尾ですねえ。前提がおもしろかっただけに、あんな結論で残念です。映画の後半で彼女は単なるメッセンジャーだったと明らかになりますが、それにしても(←口癖(笑))、「なぜ彼女が選ばれたの?」という疑問が大きくありますし、アラム文字やバチカンの陰謀を持ち出したりまでして、結局たいしたことは主張していないし、エクソシストまがいの殺人行為まで出てきたのには苦笑してしまいました。 教会がたくさんのことを隠していたり、信仰の対象がキリストの教えではなく教会そのものに成り下がっているという主張は、本作以外でもあちこちで言われていることですし、その点だけを取って目新しいことではないですしね。 とにかく前提が興味深いものだっただけに、もっと科学的な分析や、別の結論が出てきたら納得できたかもしれません。 ただひとつ興味深かった点は、本作のガブリエル・バーンもロバート・デニーロと同じような路線を行くのかなあと予感させるところですね(笑)。どちらも悪魔と神父を演じ、時代物に出ているしね。これからの彼はコメディ路線か?(笑)6点(2005-01-09 18:00:25)《改行有》 3. スピード2 《ネタバレ》 これはコメディですか?(笑) 冒頭のドゥカティを使った追跡シーンからツッコミどころ満載でした。あんな大型バイクでジャンプしたら、着地の時に転倒します。撮影は編集しているからスムーズに動いているように見えるけれど、ときどき、「ああ、この角度で突っ込んだらフロントサスがロックして反動で転倒だな」って思えるカットがいくつもありました(笑)。メットがないならせめてサングラスくらいかけろよ! 目にゴミが入って前が見えなくなるぞ!(苦笑) そしてなによりも最大の失敗は、まったくもってスピード感の感じられない豪華客船をメインにすえたことでしょう。あれだけ大きなものが動くんだと、もっさり感とか大きく揺れる気持ち悪さはあっても、スピードのスの字もあるはずがない(苦笑)。水中翼船とか魚雷艇とか使うんだったらあるだろうけどね。劇中のタンカーで「眼下の敵」をやっていて、その後の状況を暗示するようなプロットを打ったのはニヤリとしたけどそれでお終い。もっと面白くする方法はあっただろうに、消化不良で終わった感じが否めません。あの聾唖の少女をもっと効果的に使うとかできなかったのかね? あと、タンカーはあの程度の引火・爆発では大爆発しないと思うんですが、造船技術に詳しい方御意見はいかがですか? きっと防火壁があるから、延焼は防げるでしょう。それから、あの停泊中の喫水線の位置からすると、それほど積んでいなかったようにも推測されるし、それからしても、あれほどデカイ爆発にはならないと思うんですけどね。さて、最大の爆笑はやっぱりウィレム・デフォーでしょう。ストーリーが進むに連れてお莫迦さ加減が増していくのは見ていて痛々しくて寂しくなりました。もっとニヒルなテロリストでもやらせれば好かったのにねえ。最期はなんですか、あれは!(苦笑) あんな状況で止まるわきゃねえし、こっちが爆笑ですよ。ということで、ドゥカティとクルト・ユルゲンスに各3点ずつ、計6点を献上。6点(2004-07-20 08:31:06) 4. スリー・キングス 最初は強盗まがいの話だったのに、いつの間にか感動の脱出ものに変わっているのが面白かったです。軍上層部というのは頭固いんだね。7点(2003-11-20 11:43:10) 5. スピード(1994) 面白かったですね。まさにスピード感あふれる演出で、どうなったら終わりが来るかということが観客にわかっているだけに、ハラハラドキドキも増します。ただ、飛行場に待避するまでの間、80キロ以下に落としてはいけないはずなのに、カーブを曲がるときの様子はどうみても40キロくらいにしか見えなかったのが残念!でも、最後まで息をつかせぬノンストップアクションが堪能できますね。8点(2003-11-20 11:28:36) 6. スピーシーズ/種の起源 いろっぺーエイリアンねーちゃんがいいんじゃないですか!(笑) 皆さん、見方を間違ってます(爆)。7点(2003-11-20 11:24:49) 7. スティーブン・キング/ランゴリアーズ<TVM> あの得体の知れない口お化けはなんだったんでしょうね。飛行機がタイムスリップするのはいいけど(ホントにそうか?(笑))、あの怪物の正体や意図がまったくわからないのが不満でした。でもおもしろかったけどね。7点(2003-11-20 11:05:42) 8. ストレイト・ストーリー 老人のロードムービーとして話題になった作品ですが、期待したほど感動できなかったのは残念です。ただ、彼が出会う人物達とのやりとりに、いくつか面白いものがあったのでこの点数です。主人公が実際に自殺しちゃったのは残念だね。7点(2003-11-19 22:57:59) 9. スリーピー・ホロウ 私の持つジョニー・デップのイメージって、この映画の主人公みたいなものなんですよね。変な機械をひっさげて、彼がなぞ解きをするミステリーですね。なにか曰くのありそうな登場人物がたくさんいて、どんな展開になるんだろうとワクワクするのですが、どんどんオカルトになっていって、最後はクリストファー・ウォーケンの首無し騎士が出てきたのは笑ってしまいますが、ゴシックホラーの雰囲気がとてもよく出ているし、ストーリーもそこそこ楽しませてくれたので、結構好きですね。8点(2003-11-19 22:55:51) 10. スターゲイト 地球の古代文明が宇宙人の影響だったという設定は面白いのに、それを活かし切れていないからテレビシリーズができるんでしょうね。そっちの方が数倍面白いです。6点(2003-11-17 09:47:51) 11. スターシップ・トゥルーパーズ 巨大な虫! 怖いですねえ。それと戦う人間の側の無力なこと! 学校の優しい先生が、軍隊で鬼教官になっている! マイケル・アイアンサイドはやっぱり後者の役が似合っているね。特撮も凄さは圧巻ですが、ストーリーが弱いのがもったいないです。何も宇宙空間にまで恋愛沙汰を持ち込むなよ(苦笑)。7点(2003-11-17 09:46:00) 12. スチュアート・リトル 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」並みにマイケル・J・フォックスが楽しませてくれました。どういう理由で彼が選ばれたかわからないけど、なかなかのキャスティングだと思います。でも、吹き替えだとその良さが半減しちゃうのが残念ですね。子供達が観るにはそれでも仕方ないのかな。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズでマイケルの魅力を知っている人は、パーキンソン病と闘っている彼を応援する意味でも、ぜひ原語で観て欲しいと(個人的に)思ってます。だいたい、人間のことばを話すネズミが人間の養子になることから荒唐無稽なのですから、突っ込みどころが満載でも、素直に楽しむのがいいのではないでしょうか。ところで、この映画の製作されたときは、まだマンハッタン島に"あれ"がそびえてたんですね。「スチュアート・リトル2」では、それも無くなっていましたね。アメリカ人はあの摩天楼の並んだ島を対岸から眺めるショットがよほど好きなんですね。ふとそんなことを考えました。7点(2003-01-03 11:11:50) 13. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス クワイ・ガン・ジン! これに尽きます(笑)。どなたかもおっしゃってますが、ポッドレースは要らなかったかもしれないですね。新シリーズの壮大なカタログといった感じの位置づけなのでしょうか? いろいろなことをまとめて描こうとしたから、消化不良に終わってしまった感じです。CGの技術は素晴らしいのですが、それに重点が置かれすぎで、肝心のストーリーの方がもう一つ緻密さに欠けた気がします。登場人物の紹介に終始してしまった感があるので、ストーリーの方は「エピソード2」に期待したいと思います。6点(2003-01-02 23:15:50)
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