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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. スタンド・バイ・ミー 今から20年以上前の小学校の卒業式を思い出した。あの時は親も交えて最も仲が良かった親友達と桜の木の下で卒業証書を見せ合いながら、なんともいえない気持ちになっていた。既に別々の中学校に進む事が決まっていたが、もうこの友達とも頻繁に会う事はないだろうなと12歳の自分でもどこか寂しい気持ちで分かっていた。今思い返すと、楽しかった出来事だけでなく、ケンカした事や泣かせてしまった事、大人になったらやる事すら憚られる悪戯を一緒にしたことなども大切な思い出として一緒に脳裏に甦る。中学高校で知り合った友人の中には、一生の親友になる人もいるが、小学校までで離れ離れになった友人というのもまた違う形として心の中で大事な存在である。疎遠になった友人の大人になった姿は想像すらできないが、そんな昔の思い出と今を重ねて不思議な気持ちで思い出す事ができた。強がって、悪さして、ふと2人きりになった時に本当の自分を出して泣いてみたり、あの感覚は大人になってからはやろうと思ってももう出来ない。人生の中において、ある意味しがらみ等を考えずに好き勝手遊べる最後の自由な時間を切り取った名作だと思う。死体探しの冒険や4人の友情だけの映画というより、鑑賞した側が当時の自分の思い出と重ね合わせる事で、更にこの作品が宝物のように感じられるのではないかとも思った。大人になってから観返すのもまたいいものだ。パイのゲロまみれだけは厳しいが…。[DVD(字幕)] 7点(2009-11-22 23:24:02) 2. スパルタンX 《ネタバレ》 久しぶりに借りてきて観ましたがやっぱり面白いなぁ・・・。ジャッキー、ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーの3人が一画面に収まってるだけで「うわー、いい時代だったなぁ」と思えるような懐かしい感じがしました。キャラ設定もいいし、笑える部分もふんだんにあって。物語が若干ご都合主義なのと、もう少し中盤までで派手なアクションが多く見られたら更に良かったのですけど、それでも及第点です。シルビア役のローラ・フォルネルは今観返してみても綺麗ですねwラスト、ベニー・ユキーデとの死闘も見ごたえバッチリ。 終盤、サモ・ハン・キンポーが深緑の帽子被ってる姿を観ると、勝手に「紅の豚」が脳裏をよぎるのですが、そこだけはお許し願いたいです。 日本語版主題歌を入場テーマソングにしていた偉大なるプロレスラー、故・三沢光晴選手のご冥福をお祈りすると共に、この映画もいつまでも80年代のジャッキーの代表作の1本として輝き続ける事を願っております。[DVD(字幕)] 7点(2009-06-24 11:15:08)《改行有》 3. スペースバンパイア あのマチルダ・メイのおっぱいの下を刺すなんて俺にも出来ません・・・。ほとんど存在感の無かったエキストラゾンビの努力も併せて6点献上します。ありがとう、トビー・フーパー。アナタのおかげですっかりマチルダのいけにえです。[地上波(吹替)] 6点(2007-05-04 19:12:02) 4. スーパーマンII/冒険篇 《ネタバレ》 クリプトン星から来た3悪人との壮絶なバトルがあるかと思いきや、意外にあっさり勝ってしまう面はともかく、同じ星の敵という設定や、同僚の女性が正体を見破ってしまい、そこから彼女のためにも人間になろうと葛藤するスーパーマンの姿がとても面白かったです。ジーン・ハックマンの使い方は、今考えると非常に勿体無いと思いましたが、オーストラリアをくれというような頭の悪い自称・極悪人がクッションとなって存在しているのでしょうね。説明から入らざるを得なかった1作目よりも導入部分から存分にエンターテイメントとして楽しめたので、私は高く評価したいです。改めてクリストファー・リーブはイケメンだなあとか思ったり。でも2度と超人的な力を手に入れられなくなると、相当の覚悟で人間になったのに、緊急事態であっさり元に戻れちゃうサマはアメコミだなあとご愛嬌ですねw[地上波(吹替)] 7点(2006-09-10 18:34:12)
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