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1. スタンド・バイ・ミー
いい作品の部類だとは思うけれど、とくに名作とも思えないし、何度も観たくはならない。それと、初めて観た時から、どうしてもしっくりこなくて違和感が拭えないのが、主人公の大人になった姿をリチャード・ドレイファスがやってること。あの少年がリチャードの見栄えにはならないと思って仕方ないのです。違いすぎる。その無理さ加減が、それまでの少年時代のエピーソード全てを台無しにするラストになってる気がしてならない。う~んリチャード・ドレイファスって人が、そもそも小説家で生計立ててる人のイメージとして見にくい。演劇とか音楽とかを一生懸命な人ってイメージは持てるけど、物語を作って書く人には思えない。文章表現に秀でた人物らしく見えない。自分の勝手なイメージだけど、どうしても無理。ホントこんなことで冷めてしまうのもなんですが、自分としては、そういうことです。[DVD(吹替)] 6点(2010-08-22 13:06:24)
2. スノーマン<TVM>
《ネタバレ》 自分の場合「空を飛ぶ映画」といったら、真っ先にコレ! ウィマさんのおっしゃる通り、トトロやピーターパンと空飛ぶのとはわけが違う。セル画とは違う色鉛筆やパステルあたりで描かれた絵が動くのは、まさに「芸術」だし、BGMの楽団の演奏がトーンを変えて、澄んだボーイソプラノの歌にバトンタッチされる運びは、わけもなく涙が出ても不思議はない。これが絵や音楽という芸術の力なんだなと素直に思う。オープニング以外はセリフなしで言語の壁はないし、子供にも理解しやすい。けれど、よくよく考えてみればオープニングに語りを入れて画面を歩いていくのは、いい年したおっさんなのである。たくさんのオモチャに囲まれて満足できたり、大切なオモチャが壊れたら新しいのを買ってもらえたりする子供のうちは、この作品のラストは本当には分かるまい。「新しいの作ればいいや~ん」て気持ちにだってなれる。代用や買い替え不能な、かけがえのない友人や恋人を失った経験のある大人にこそ、グッと迫るものがある。少年の体験が「単なる夢でした」とはなっておらず、少年にとっては確かに体験したと信じられる証拠がポケットから確認されるのもgood。[レーザーディスク(字幕なし「原語」)] 9点(2010-01-07 16:53:38)
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