みんなのシネマレビュー |
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41. 砂の器 どうしてこういう名作は、最近の日本映画には無いんでしょうね。芥川の音楽が傑作なんだろうなあ。方言の謎の解読過程といい、丹波のおじさんが核心に近づく演出といい、松本清張原作を、見事に橋本脚本が再現していると思います。ラストのオーケストラシーンと重ねての加藤嘉親子の道行きのシーンは何度観ても感動します。8点(2003-08-07 08:54:07) 42. スパイダー モーガン・フリーマンがそこに居るだけで存在感充分なのですが、逆にそのことによって「何かが起こるのではないか」と期待をしてしまうだけに、「何も起こらないで終わってしまった」という印象しか残りませんでした。私もネット上でいろいろWEBカメラをのぞいていますが、もしかしたら何か重要なものを見ているのだろうか?(笑) 中盤、街中を犯人の電話によって走り回されるシーンは、「ダーティーハリー」を想い出してしまいました。 面白い題材を取り上げていながら、全体に希薄な印象が残ったのは残念です。ま、ポッターねえちゃんの可愛い顔を見ただけで好かったかな。6点(2003-03-04 22:26:15) 43. スチュアート・リトル 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」並みにマイケル・J・フォックスが楽しませてくれました。どういう理由で彼が選ばれたかわからないけど、なかなかのキャスティングだと思います。でも、吹き替えだとその良さが半減しちゃうのが残念ですね。子供達が観るにはそれでも仕方ないのかな。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズでマイケルの魅力を知っている人は、パーキンソン病と闘っている彼を応援する意味でも、ぜひ原語で観て欲しいと(個人的に)思ってます。だいたい、人間のことばを話すネズミが人間の養子になることから荒唐無稽なのですから、突っ込みどころが満載でも、素直に楽しむのがいいのではないでしょうか。ところで、この映画の製作されたときは、まだマンハッタン島に"あれ"がそびえてたんですね。「スチュアート・リトル2」では、それも無くなっていましたね。アメリカ人はあの摩天楼の並んだ島を対岸から眺めるショットがよほど好きなんですね。ふとそんなことを考えました。7点(2003-01-03 11:11:50) 44. スチュアート・リトル2 《ネタバレ》 モンティ!(笑) 一番好きなキャラクターなんで、最初(レゲエ風)と最後(お祈り)でしっかりと美味しい役どころで締めてくれました(笑)。メラニー・グリフィスみたいな熟女があんな可愛い小鳥の声をしていても、そんなに違和感無いのが不思議ですね(微笑)。まあ、私の大好きなマイケル・J・フォックスは、きっちりとスチュアートの躍動感に貢献してくれました。ジェームズ・ウッズが渋い悪役を好演(?)していましたが、「鷹って大都会で保護しなくていいの?」って思ってしまいました(苦笑)。大都会のビルで巣作りと子育てをする猛禽類の生態は、実際にはけっこう感動ものなんですが、単なる悪役にされちゃったところが残念です。今回はスノーベルのおどけ役も表情がよかったね。マーガロとの出会いのシーンでのビックリする表情が面白くて、ついついスローモーションで見てしまいました(笑)。実際の猫はあんな表情は絶対にしないけど、それっぽく見えてしまうから不思議です。「あんな飛行機じゃ飛べないだろうが!」とか、「モンティのテリトリーはあんなに広いのか?」とか、いろいろと突っ込みどころはあるけど、それを差し引いても充分楽しめました。DVD欲しいな(笑)。 <2004年1月4日追記>DVD買いました。モンティはあの"帽子"を喜んでかぶっていたんだね(微笑)。身体の小ささは問題ではなく心の大きさが重要なんだよね。ということで1点プラスします。8点(2003-01-03 11:01:23) 45. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 「エピソード1」よりはストーリーがありましたね(笑)。でも、あの"バカップル"のイチャイチャはうんざりしてしまいました(苦笑)。奴らにラブラブに関する描写は5分の1くらいで充分だった気もします。クローン軍団の存在がわかったときは、それを否定的なものとして描いていたのに、いつの間にか軍隊として利用するようになっていましたけど、その過程の描き方が不足していたので、ちょっと唐突な感じを受けました。CMでヨーダが出ていたけど、確かにあの"ブルース・リー"のような見栄を切るシーンはよかった!(笑) あんなバカップルよりも、できればもっと長い時間観たかったです(笑)。この消化不良の感を「エピソード3」でスッキリと落として欲しいところです。どなたかも書いていらしたけど、クリストファー・リーとヨーダの決着に期待します。7点(2003-01-02 23:30:01)(良:1票) 46. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス クワイ・ガン・ジン! これに尽きます(笑)。どなたかもおっしゃってますが、ポッドレースは要らなかったかもしれないですね。新シリーズの壮大なカタログといった感じの位置づけなのでしょうか? いろいろなことをまとめて描こうとしたから、消化不良に終わってしまった感じです。CGの技術は素晴らしいのですが、それに重点が置かれすぎで、肝心のストーリーの方がもう一つ緻密さに欠けた気がします。登場人物の紹介に終始してしまった感があるので、ストーリーの方は「エピソード2」に期待したいと思います。6点(2003-01-02 23:15:50) 47. スパイダーマン(2002) スーパーマンを意識したような描写があちこちにありましたね。特撮技術はそれよりも上なんだろうけど、飛んでいる高揚感がいまひとつでした。「クイック&デッド」は面白かったんだけど、それに比べると、「もっと頑張ろう!」って感じでした。原因はなんだろうなあ。ウィレム・デフォーに比べて、主人公が負けていたからかな?悪役が魅力的に感じてしまうと、ヒーローものはもったいないですね。皆さんはいかがですか?6点(2003-01-02 23:05:42) 48. スノー・ドッグ 面白かったです。予告編で観た"ビーチでくつろぐ犬たち"が、ああいう形で出てくるとは思わなかったです(笑)。映画を観るまでは、アラスカからマイアミまで連れて行ったのかと思っていましたから。突っ込みどころはたくさんありますが、そういうことを抜きにして楽しめます。犬の演技が一生懸命なのが、やっぱり凄いです(どの犬も映画初出演だって!)。ちなみに主役犬のデーモンとナナはそれぞれ二頭で一役をやっていたんですね。最後のクレジットを観るまで気がつきませんでした。というより、ハスキーの区別がつきにくかった(笑)。突っ込みどころを一応挙げておくと、(1)素人が数日練習しただけで犬ぞりは操れないだろう!(笑) (2)ましてそんな奴が、プロも後込みする吹雪の中に出かけていって遭難しないでいられるか? (3)大人の男二人と犬ぞりの重さを、ああやって引き上げることはまず無理だろ7点(2002-10-25 09:34:15) 49. スコア 最近のデニーロの映画にしては、マシな方でした。最後のどんでん返しは誰もが予想することでしょう。でも、なんだろうなあ。自分が求めるデニーロらしさに合わないから評価できないのだろうか?それとも、デニーロ自身を過大評価していたのだろうか?「ミッション」の頃のようなエネルギッシュな感じを求めるのは酷ですか?ストーリーそのものはまあまあなんですが、過去のデニーロ作品に比べて"インパクト"という点で、どうしても評価が厳しくなってしまいます。7点(2002-06-03 08:30:48)
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