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プロフィール |
コメント数 |
2162 |
性別 |
男性 |
年齢 |
57歳 |
自己紹介 |
実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます
評価:8点以上は特別な映画で 全て10点付けてもいいくらい 映画を観て損をしたと思ったことはないので 酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです
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●今週のレビュー 「」
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1. 姿三四郎(1943)
志村喬、轟夕起子の親娘とともに食事をする藤田進。そこに月形龍之介の登場。和気あいあいの空気が凍りつくシーンなのだが、その絶妙な間の悪さは古典ギャグのお手本のように完璧で、でもシリアスな流れの中にあって素直に笑えないのだが、それでも月形の間抜けぶりをしばらく映し続けるという悪魔のような黒澤演出と、もうこのシーンにおいてはケンドーコバヤシにしか見えない志村のバツの悪さを強調するリアクションにはやっぱり笑った。一番の見所はなんといっても藤田と月型の草原での野試合なのだが、もちろん格闘そのものではなくその格闘がなされるときの暗雲立ち込める空である。この空を撮るためにどれでけ待ったか知らないが、生死を賭けた決戦を演出する最高の舞台になっていることは間違いない。全体的に単調だったり、シーンの繋ぎに違和感がある箇所があったりするのはカット版ゆえなのでしょう。完全復刻版を観るまではとりあえずこの点数で。[DVD(邦画)] 6点(2007-09-10 13:55:09)
2. スミス夫妻
ヒッチコックには珍しいロマンティックコメディということらしいが、数々のサスペンス映画の中でスクリューボールコメディを披露していたりとユーモアのセンスはもともとお墨付き、しかも観客へのサービス精神が極めて旺盛な監督ですから別に驚くこともない。この手のコメディの中で特別輝いているとも思えないのだが、開始早々からなぜか全くしゃべらない男女が映されるというサスペンスが発生していたり、ドタバタの原因が役所の手違いなどといういかにもヒッチコックのサスペンス映画にありそうなものだったりと、随所にヒッチコック風味が散りばめられていて数多あるロマコメとはまた違った楽しみ方が出来る作品ともいえる。中盤以降の妻は本当に夫から心が離れている風にも見えて、それでも夫はどこか悠々としているところに違和感を持ってしまうのだが、まあ、妻のことをよく知っているということなんですかね。[DVD(字幕)] 6点(2007-06-18 14:22:58)
3. 素晴らしき哉、人生!(1946)
あまりに出来すぎた話。でもこの映画に10点以外をつける気はしない。うるうるとした映画は数あれど、涙があごまで滴り落ちたのはこの映画以外に記憶が無いから。最高のクリスマス映画。こういう映画にまた出会えることを期待しております。10点(2003-11-22 12:10:26)
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