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プロフィール |
コメント数 |
34 |
性別 |
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自己紹介 |
じっくりと作品世界に浸れる映画が好み。 |
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1. スモーク(1995)
《ネタバレ》 ハーヴェイ・カイテル演ずる、煙草屋の親爺、オーギー・レンのキャラクターが大好きです。胡散臭いけど、有り得ないくらいピュア。ラストの、「どこまで本当か解らない」オーギー・レンの打ち明け話のように、映画全体が、苦いけれど優しいおとぎ話のよう。大切なのは「全部事実かどうか」なんて事じゃない。クリスマスの話のあと、どこまで事実かなど二の次で、嬉しそうに笑い出す男ふたりの笑顔。文字通り、心地よい煙に包まれているような、不思議な余韻が残る映画です。[DVD(字幕)] 7点(2004-06-20 08:45:25)(良:3票)
2. スクール・オブ・ロック
《ネタバレ》 本当にスッキリした気分が味わえるなら、
お約束だろうが御都合主義だろうが大歓迎。
子役達は皆いい感じだし、単純明快なストーリーラインもいい。
この手の映画は理屈抜きで楽しむのが一番、と思う。
なのに、楽しめなかった、むしろ不快とさえ感じた。何故か。
デューイが子供達に教える価値観が「独善的で排他的」だったと言う事に尽きる。
「本物のロック」「ロックは反抗の音楽」「あいつらは偽者、本物のロックじゃない」
等々が、デューイ個人の狭く偏屈な価値観でしかないのに、
それを授業で子供達に押し付け(異論は端っから受け付けず)、
子供達もまたそれをスンナリ受け容れるという映画全体の図式、独善的な価値観の押し付けっぷりが、
終始不愉快だった。
実際60~70年代のロックが好きで、熱く語る人は多いし、色褪せない音楽も多いと思う。
けれど、こんなに「これが正解だ」なんて決め付けられたら堪らない。
自分だったら、聴く前に嫌いになるだろうな…。
ロックは別に、デカイ音やハデなパフォーマンスがなくてもいい、
だから自由な価値観を象徴出来るんだと思う。
なのにこの映画にあるのは、妄執にがんじがらめで、他の価値観を受け容れようともしない男の云う「正しいロック」。
これが正解で、これは偽物、模範の演奏はこれとこれ、挙げ句「反抗しなきゃロックじゃない」なんて事を
文字通り授業で熱弁振るう様子にはウンザリ。
デューイは情熱的と言うより、妄執にしがみつく空っぽな人にしか見えなかった。
…何だかんだ言って、最初に皆が楽器を重ねて、笑顔になっていくシーンはグっと来るものがあった。
そこに5点献上。
生徒の中では、キーボード役の彼と、委員長の女の子が格段に良かったです。5点(2004-10-27 00:14:01)(笑:1票) (良:4票) 《改行有》
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