みんなのシネマレビュー |
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1. スリング・ブレイド 《ネタバレ》 ゆったりとした映画は好きなんだけど、これは退屈だった。言いたいこともよくわかるんだけど、無理があり過ぎた感じ。一番良かったのは、ゆくゆく殺されることになるドイルが家を追い出されるシーン。あのカットでは常時カールが映っているのだが、表情がとても印象的だった。そして、フランクがドイルに物を投げつけていたが、あれが全てなのかなと思った。子供だって真剣に悩み、色んなことを考えている。カールは、フランクに自分のようになってほしくなかった。彼はフランクに自分の人生を託した。フランクと母親がこの先、幸せに暮らしてゆけることを祈る。[地上波(字幕)] 3点(2005-01-30 04:53:49) 2. S.W.A.T. 《ネタバレ》 一部の市民が暴徒化するのにリアリティがないという意見が多いようだが、果たしてそうだろうか?もし、マスコミがそのように煽ったとしたら、本当に有り得るかもしれない。戦争をマスメディアが煽るのと同じ原理で。 一人の男が市民を利用する。それが仲間内にいてもおかしくないというわけだ。脚本家がそのような意図を持っていたかは知らないが、そういう観点からしたらなかなか斬新なアイディアだと思う。犯人が捕まった直後のニュース映像がこの作品に含まれていなければ駄作の烙印を押していただろう。バカだなぁと思いながらも、女性が「Marry Me, Alex!」と言っていたのも、その意味では重要なシーンだ。 但し、それを差し引いても無理矢理感は否めない。橋の上に飛行機はいくらなんでもやり過ぎだし、肝心のSWATがうまく描ききれていない。というかこの設定だとSWATという組織が光らない。僕にとって、SWATは「覆面をしないゴレンジャー」程度の認識になってしまった。[地上波(字幕)] 5点(2005-01-25 11:00:15)(良:1票) 《改行有》 3. 素晴らしき哉、人生!(1946) クリスマスって良いイベントだなぁー。クリスチャンではないし、寒いのは大嫌いだけど、あの雰囲気が大好き。ツリーを出して、家族と一生懸命飾りつけして、おいしそうなケーキを切って・・・。その横で、こんなあったかい映画が流れていたら尚且つ素敵なクリスマスになりそう。人間、誰もが考えたことがあるであろう「何で人は生きてるの?」という疑問。生まれて、数十年したら死んでしまう。それに価値があるのかと問われれば、それは誰にもわからない。でも数十年だけでも自分が存在しているのだから、それは素晴らしいこと。それに自分を好きでいてくれる人が一人でも存在するのなら、それだけで幸せなんだよね。ジョージ、俺もあんたみたいに人を愛し、人から愛される人間でありたいよ。[地上波(字幕)] 9点(2004-12-26 08:33:53) 4. スパイダーマン2 昔からヒーローってのは敵を倒してくれて、世界を救ってくれる。そういう存在で定義されていた。ヒーローの苦悩なんて、考えたこともなかった。いざ考えてみると、全世界のヒーロー達に随分図々しい思いをさせていたんだなぁと恐縮してしまう。本作の場合、ピーターの学生としてのダメっぷりが、スパイダーマンになった時の格好良さと対極にあるため、それがうまく調和されて良い効果を出している。それだけに、「ヒーローとして生きるか、人間として生きるか」という今回のテーマはとてもわかりやすかった。敵は太ったオッサンに機械の足が生えただけっていう、一見寂し気なもんだったけど。でもやっぱ面白かった。個人的にはシリーズものってあまり好きではないんだけど、男ってのはやっぱりヒーローに憧れるもの。スパイダーマンには何かひきつけられるものがあるなぁー。しかし、ここまで色んな人に正体を明かしておいて、次回作は大丈夫なのかね。シリーズ7まで続くみたいだけど・・・。[映画館(字幕)] 9点(2004-07-16 22:26:09) 5. スパイダーマン(2002) 大好きなニッケルバックのチャドが主題歌「Hero」を歌ってたんで、観てみました。嘘です。そういう付録もあってか、結構期待してました。面白かった。そして、この作品を観て、自分にとっての子供の頃のヒーローって誰だろう?と考えてみた。「んー、、、世代的に合致するドラゴンボールは観てなかったし、ドラえもんもヒーローとは違うなぁ・・・。マジカル頭脳パワーでいつも負けてたけど、なんとなく応援してた間寛平か?・・・これも絶対違う。やっぱジュウレンジャーかな?んー、でもなー。」と結論は出てこなかったんで、自分にとってのヒーローはスパイダーマンにします。[CS・衛星(字幕)] 8点(2004-07-13 15:40:24) 6. スクール・オブ・ロック 《ネタバレ》 ヒップホップもそうなんだけど、ロックってのは本来、何か熱く伝えたいものをストレートに歌ってきたもんなんだよね。受験戦争で息詰まった現在の小学生がロックを歌ったら、この作品の通りになるかもしれない。デューイなんて前代未聞の詐欺師なんだけど、音楽的体育界系(決して体系のことではない)で、カナリ熱い。ギターの少年が「曲を作った・・・」と言い、それをバンドメンバーと練習するシーンなんかは、デューイにも良いとこあんだなーと思えた。更に、最後のライブシーンは圧巻。もう楽しくなっちゃって。更にあのエンドロール。あそこまで楽しませてくれたら文句ないッス。最後の部分の校長先生の気持ちが、観客の気持ちをよく表していると思う。[映画館(字幕)] 9点(2004-06-07 01:02:38)
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