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プロフィール |
コメント数 |
38 |
性別 |
男性 |
年齢 |
61歳 |
自己紹介 |
基本、好きな作品、気になる作品のみコメントします。批判的なコメントを書くとしたら、怒りを覚える映画です。だからそうそうありません。 |
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1. スオミの話をしよう
《ネタバレ》 「スオミの話をしよう」公開初日、レイトショーにて鑑賞。
三谷幸喜作品で、この人のテレビドラマは大抵観ており、ほぼどれもが好きな作品。特に三本の大河ドラマは全て傑作ではないかと。
「古畑任三郎」シリーズや「王様のレストラン」等はその世界観がジャンルのスタンダードを作り上げたと思う。
では、監督した映画作品群はどうか。
これがなんというか、独りよがりな部分がたまに出るんだよなぁ。
「ラヂオの時間」や「ザ・マジックアワー」なんかは余韻も含めて好き。
「清洲会議」も良い。数えてみるとまぁ傑作、佳作が大半。
ただ人により好き嫌いがはっきり出る傾向の作品が多いのも確か。
それを通り越して、なんだこれ?ってのも紛れ込む。クセが強いというか、着いていけないギャグセンス。
今回はどうか、満を持して劇場へ!
長澤まさみは相変わらず綺麗でカッコイイ。もうこの世代の女優では一番ではないか。
中堅どころの瀬戸康史も終始うすら笑いでいい味出してる。
ベテランの遠藤憲一さんはイキイキと画面を制す。
クスッと笑う場面も多々あり。
演者のセリフが全て聞き取りやすいのも大事な要素。
ただ…全体的に一体自分は何を観せられたのか?というのが感想。
この映画の面白さが理解出来ない自分の感性は錆びついてしまったのか…と。
後半は、観た時間も関係するのか、もう終わってもいいぞって感じで。
今回はごめんなさい、であった。[映画館(邦画)] 5点(2024-09-14 06:36:19)(良:1票) 《改行有》
2. すずめの戸締まり
《ネタバレ》 3.11を根底に描いた映画は数あれど、ある種のケジメや未来に向けての「希望」を持たせてくれた作品として貴重。
確かに心にトラウマを抱えている方々にとって、この作品の一部にある震災描写や、スマホから発せられる緊急地震速報の音は恐怖であり、鑑賞に注意が必要かもしれない。
ただ実際には、「すずめ」が心の奥底に抱えているわだかまりの払拭、あるいは自分が行動しなくては厄災を防ぐ事が出来ないという使命感、それに立ち向かう為の旅立ち、そこに共感と勇気が与えられ恐怖が和らげられる。
その描写は明快であり、心が揺さぶられる。
そして旅の先々で出会う人々の優しさ。ここに本当に胸が熱くなった。善意のロードムービーである。
愛媛の民宿の女子高生も、神戸のスナックのママもその存在は人のあるべき姿。何か行動しようとする者をひたすら応援する。
そこに恐怖に打ち勝つ「希望」が感じられた。
3.11の直後に見られた、ボランティアの方々の迅速かつ的確な人道的行動、また国内、世界各国から寄せられた支援や温かい言葉。何か重なるように思い出してしまう。
もちろん、災害は毎日の様に世界中で発生しているし、「閉じ師」がどれだけいれば世界を救えるかなんて考えると、このアニメも所詮甘ったるい空想にしか過ぎない。海外の災害に神道が通用するとも思えないし。
しかし、鑑賞後に感じたある種の幸福感は、確実に「希望」とイコールである。
「すずめ」の選択した行動は尊く、新海監督の熱く強いメッセージとして受け取った。[映画館(邦画)] 8点(2022-12-14 08:44:41)《改行有》
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