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1. スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
《ネタバレ》 異次元から来たというミステリオ。予告編ではものすごく親身にスパイダーマンのヒーローとしての悩みを聞いており、「異次元から来た良き先輩」という風に見えていた。
が、ミステリオというキャラクターを知ってる人間からしたら、「いやこいつ絶対裏切るだろ!」と思ってたら・・・案の定・・・
しかもお前、「異次元から来た」って言ってたのも嘘かーい!あ、今は「お前」って言ったら問題になるんだっけ?w
いやー、マーブルの設定に詳しいまたは調べた人間であれば、異次元設定すなわちマルチバースが原作にもたくさんあるのはご存じで、この間のスパイダーマンのアニメでもやっていたため、てっきり「フェーズ3のラストでマルチバースの開幕が宣言されて、フェーズ4からはマルチバース路線になるんだ!これでX-MENの合流もやりやすくなるぞ」と思ってたら、そこを騙すかー!ある意味「マーブルファン向けの騙し」として、してやられたとニヤニヤしてましたわ。
しかし、あの万能メガネをミステリオが受け取って、ピーターが出て行ったときのジェイク・ギレンホールの顔、いいねぇ!やっぱこの人ええ俳優や。思わず「この野郎!」と心の中で叫んでましたよ。やりやがったなー。ええ顔するなー!
ミステリオが一人のヴィランではなくチームというのもよかったですね。企業の成功の陰には没になったプロジェクトもそりゃたくさんあり、そうしたものに携わった人は自分の努力が認められないわけですよ。不満をもつものなのですよ。ホワイトカラーの中の負け組がヴィランになったという、前作とは違うヴィランになった経緯のキャラでしたね。
しかし能力は全てフェイクてのは意外でしたね。ただ特殊能力を持たない分現代的なもので補っている見せ方はうまかったなぁ。この辺の改変がほんと上手いですよね、MCUは。アイアンマン3の事は忘れてやろう。
しかし最後にスパイダーマンの正体をばらしてしまって、その後の展開が大丈夫なのか不安になりますよね。その辺もうまく乗せられてしまってるのかな?スパイダーマンは原作ではあまりにも酷い不幸体質で、正体を公に公表した結果悲惨な結果が起こるという話もあるのでその辺が不安になりますよね。でもまあ今のMCUの路線的に、そういう「悲劇・鬱モノ」にはならないと思いますが。
アクションも終盤の決戦は見ごたえがあり、全般的に不満点もなく、フェーズ3を締めくくるにふさわしい作品だったと思います。
さて、おまけシーンから察するに、宇宙基地が登場ですかね?本格的に宇宙でのでかい物語が始まるんでしょうかね?
今後の展開に期待させられる、ほんと良いシリーズですね。[映画館(字幕)] 8点(2019-07-03 11:28:46)《改行有》
2. スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
《ネタバレ》 おバカムービー。
みなさんの言ってるように、最初のインド系の彼氏戦がピークだった気が。
主人公のイタさとか、異様にハイテンションなノリなどを含めて楽しむものなんでしょうけど、わりとどっちもきつかったかな・・・
同じゲーマーなのでゲーム的な演出も嫌いじゃないとは思うんだけど、その演出の必然性が提示されないので、いまいち入り込めなかったのかもしれない。
ゲーマーといっても、リアル路線なゲームが割と好みだし(大作オープンワールドの洋ゲー等)
あと格闘シーンはどうしても格闘技オタクなので、リアルな格闘好き。
そういうのもあり、はっちゃけすぎてるものは、それなりに理由があってこういうはっちゃけ演出になってます!みたいな理由付けがほしかったのでした。
ゲームのキャラが現実にあふれたから、じゃあゲーム的に攻略しましょう!っていうピクセルなんかはよかったよ。
主人公がひたすらイタいやつなのにモテまくるとか、オタクちゃうやろ!ってところもね。
みんな散々書いてるけど、彼氏を全員撃退したらキスできるぐらいの展開でもよかったんじゃないかなぁ。
そしたらイタいオタクがめっちゃがんばるってのに動機づけが生まれるし。実写ドラゴンボールのゴクウのカメハメハみたいに。
でもしょっぱなからキスしてるし、じゃあ逃げるだけでもOKじゃないかなぁとか、そういう考えがよぎっちゃってね。
とまあ、あんまちゃんと考えてもしょうがない映画なんで、ただその勢いとノリだけを堪能すればよい映画ですね。
友人らと一緒に見たので、ツッコミいれて笑いながらみれたからよかったですが。
そういう意味では、これは一人で見るのはしんどいけど、誰かと家でツッコミながら見るにはいい映画なのかな[DVD(吹替)] 5点(2018-05-07 15:59:08)《改行有》
3. スター・ウォーズ/最後のジェダイ
《ネタバレ》 逃亡途中のレジスタンスは燃料切れからか不幸にも白塗りの高級宇宙戦艦に追突してしまう。後輩をかばい皆の前に立ったルークに対し、戦艦の主、ファーストオーダー団員カイロ・レンに言い渡された示談の条件とは・・・
とまあ、みんなが大体言いたい事言ってくれてるから茶化すことしか書きようがないんだが、不満点は概ねみんなが思ってることと同意。
ファーストオーダーより速度が出るはずなのに距離が離れないレジスタンス艦隊と、そのレジスタンスとの距離が詰められないファーストオーダー艦隊がレジスタンス艦隊のお尻をツンツンビームでつっつくだけの、緊張感あるのかないのかよくわからん追いかけっこが延々続き、その間に魅力が伝わらない新キャラらの無意味なカジノ星でのバカ騒ぎと、結果の出ない肩透かしもいいところの奇襲作戦。
確かにメッセージ性として「誰でもヒーローになれるんだよ」や、「世の中良い奴と悪いやつという単純な区分けができるわけじゃなく、またなんでもかんでも都合のいい方向に転がるわけじゃない」というメッセージが込められてるのだろうが、しかしなぁ・・・
まあテンポというか勢いの良さであまり長く感じなかったのは救いか。
次回作で最終作。
エピソード5の時は「どうなってしまうのか!?↑」だったのに、今回は「どうなってしまうのか!?↓」だよ。大丈夫か?
個人的にはレイがダークサイドに落ちて、カイロ・レンがレジスタンス側につくという、善悪逆転劇とかそういうのが見たかったな。「誰も見たことがない」と謳うなら、それぐらいは・・・[映画館(字幕)] 5点(2018-01-18 13:54:03)(良:1票) 《改行有》
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