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プロフィール
コメント数 188
性別 男性
年齢 56歳
自己紹介 SF, アクション, ファンタジー, ホラーが好きです。
昔観た映画も必ず観直してからレビューしています。
また、TV放送のものは無用な編集が入ってしまうので、
レビュー対象にはしません。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  スーサイド・スクワッド 決死部隊。DCコミックの悪役たちが世界を救う物語だ。アメリカ政府はヒーローだけでは解決できない問題を抱えていた。そんな状況を打破するため、禁断の手段に手を出すことにした。ベール・レイヴ刑務所に収監されている凶悪な犯罪者を召集し、最強部隊に仕立て上げることだった。ん~、期待していた作品だが悪党たちのワルさ加減がイマイチ。悪党はもっと「悪党」として表現して欲しかった。決死部隊の連中が、みんな普通に格好良く、普通にヒーローに見えてしまうのがマイナス。タランティーノのキャラクタ構築を見習え。また、いつの間にか仲間意識が芽生えて簡単に結束してしまったところもマイナス。ドラゴンボールの悪役を見習え。興業的にも、引くくらいの悪党だと問題があるのは分かるが、バランスよく演出するのが見せどころだろう。あと、主要な事件の発端が、部隊の一員であるエンチャントレスの暴走であり、要するに首謀者アマンダ・ウォーラーの管理不行き届きだろう?ってところがマイナス。また、主要なキャラクタが普通の人ってところも、本当にエンチャントレスの暴走を止められるのか?と思わせてしまうのでマイナス。アクションシーンはそれなりに楽しめたんだけどなぁ。でも、ハーレイ・クインの存在感と愛らしさ、心地よい色気は最高。結局、彼女のための映画であり、彼女が居てこその物語なのだろう。でもでも、彼女が最後には普通に「仲間」って言葉を言っちゃうのはマイナス。峰不二子を見習え。全体的に退屈はしないが、それほど心に残らない感じだった。イマイチ...。[DVD(吹替)] 5点(2017-07-14 22:54:22)(良:1票)

2.  スプライス 《ネタバレ》 製薬会社で数多の病気の治療薬に必要なたんぱく質を合成する研究者である男女2人の主人公。複数の生物の遺伝子を掛け合わせ、新種の生物からそれを取り出そうとするが、より高度なたんぱく質を合成するため(また科学者としての好奇心から)、人間の遺伝子を組み込むタブーを犯す。そして産み出された生物は、急速な成長を遂げ徐々に人間の姿と知能を獲得していく...。本当に小さく自分の思い通りになる頃の「我が子」を溺愛した女主人公が、思い通りに育てられなくなると虐待するようになる。自分が子供の頃に虐待を受けていたと思しき描写もあり深い。また、逆に最初は新生物を排除しようとした男主人公は、新生物の見た目が人間の女性に近くなるにつれ愛するようになり、最後は性的関係を持つに至る(新生物のフェロモンに負けた?)。最後は新生物の性転換(伏線あり)により、女主人公が陵辱されるに至る(自然の摂理を汚すものは報いを受けるということか?)。ありがちなバイオSFかと思いきや、自然の摂理の犯してはいけない境界線と、子育て(しかも子供は「異形」で先天的ハンデを負っている)の機微を描くとともに、うまくいかない育児に伴う身体的、性的虐待をも描く重い内容だった。[DVD(吹替)] 6点(2012-08-14 23:24:59)

3.  スーパー! 《ネタバレ》 深く考えさせられる内容であることは間違いないのだが、鑑賞後の後味が悪く、安易に人に勧められない映画である。妻を薬の売人に寝取られた冴えない主人公が、神の啓示によりヒーロー「クリムゾン・ボルト」となり巷の悪に罰を与え、妻も取り戻そうと一念発起する...のだが、弱っちくて返り討ちにあうこと多々。そこで凶器による不意打ち一撃離脱方式に変更。一応彼の考える悪いことをした人しか襲わないのだが、その描写が姑息でえげつなく、嫌悪感バリバリ。また、途中から押しかけ女房的に相棒となる「ボルティ」の言動がヤバく(悪い意味)、エロくて傍若無人で観ていて引きまくる。ヒーローものは悪を罰する際に幾ばくかの爽快感が生まれるが、この映画のヒーローたちの行動には爽快感や格好良さがない。ただ、そこに現実感が湧き上がる。ヒーローが一般的な正義(法律・マナー)に反した人を殴ったり殺したりすれば、ヒーローも正義に反してしまう。数多のヒーローたちの存在の矛盾を皮肉り、ヒーローとサイドキックとの性的関係を揶揄した内容は趣味で及第点。[DVD(吹替)] 7点(2012-04-28 21:25:31)(良:1票)

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