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プロフィール |
コメント数 |
67 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
琴線に触れる映画は人間としてのリアリティが描かれているかどうか。作品として大事なのは哀切さは容易に撮れるが、それが痛切であるかどうか。 |
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1. スパイ・ゲーム(2001)
《ネタバレ》 CIAのスパイリクルートから実際の海外での妨害・暗殺活動、CIA内の会議の様子、オフィスの様子、作戦の実行、組織の非情さについてリアルに描かれながらもちゃんと師弟関係とロマンスをちりばめながらエンターテイメントに仕上げている。キャスティングもレッドフォードとブラピはバッチリはまっている。最後にブラピがヘリの操縦士に作戦名を聞き返すところはカタルシスと感動を覚える大好きな場面だ。あと個人的にハマった場面はダンカンが中国人に賄賂の値切り交渉するところで彼が交渉しながら熱心にテレビで流れているお色気番組を見ているのをダンカンの大きな図体で遮ってしまい、「もういい、わかった。それで手を打とう」といったのが妙にリアリティがあってよかった。このように全般的にリアリティを追及はしているのだが、この映画の肝である作戦の偽造があんなに簡単にもできるものなのか?と思わせてしまうところが唯一の傷で1点減点。それでも録画したのを何度も繰り返し見てしまうほど大好きな作品だ。[地上波(字幕)] 8点(2020-06-08 22:17:27)(良:1票)
2. SPY/スパイ
《ネタバレ》 面白い映画。英語でいうinterestingとfunnyの二つの意味で。最初の面白さはメリッサ・マッカーシーみたいなタイプをスパイ映画の主役に持ってくる斬新さ。二つ目の面白さは単純にコメディーとしての。ずっと見ていて突っ込みをしていたのはCIAの内勤職員がこんなにスーパーエージェント然として戦えるか?というそれ1点のみ。この監督って漫画チックに撮る傾向があるけど、そこそこ見入ってしまうクオリティーがあるので、文句をいいながらも結局は許せてしまう。それでも職場の友人まで現場に送り込むのはやりすぎだし、独身ハイミス二人の友人関係を前面に出すのはあまり脚本的に成功しているようには思えない。でも、なんかメリッサ・マッカーシーが最後にモテモテになるのも決して無理筋でなく、本当に魅力的に見えるのもやはりポール・フェイグが主演女優を魅力的に撮れる監督としての力量があるのだと思う。この人の作品って、何度も言っちゃうけど、文句言いながらもなんか結構許せてしまう、不思議なエンタメ職人監督です。[地上波(字幕)] 7点(2020-12-29 23:27:21)
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