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1. 切腹
昔むかしに観た。ビデオに採ってある。何度かビデオを整理し、消去したが、この一本は、消すことが出来ないでいる。黒澤監督も属していた「四騎の会」の一人、小林監督入魂の作品である。大仰なセットはなくとも、良い脚本とキャストがいれば、傑作が出来る証明であろう。殺陣は今ひとつであるが、それを見る映画ではないから、許したい。それにしても武士とは、辛いものよ、のお。9点(2003-07-09 17:35:54)
2. 千と千尋の神隠し
この映画が少女の成長や環境問題を内包しているということは判っているが、メッセージ性は希薄だね。エピソードとして取り上げているだけであって、訴える迫力に乏しいよ。むしろ自分はひたすら宮崎さんのイマジネーションに酔ったね。そして、それだけで満足したね。それが楽しめない人にとっては退屈な映画かもしれない。つげ義春という漫画家がいるのだが、彼が「ねじ式」という作品を発表した時、あれこれとフロイト的解釈が飛び交い、一大論争を巻き起こした事があった。しかし、本人は夢を漫画にしただけ、と答えていた。評論が一人歩きした例だが、この作品ももっと単純に見れば良いと思うね。子供に戻ってさ。宮崎さんも、きっとそういうスタンスで創ったんだよ。[映画館(字幕)] 8点(2003-07-24 18:45:53)
3. セブン
腐臭漂う作品。全体を覆う暗鬱なトーン。スクリーンから血糊が滲み出てきそうだ。やりきれない、しかしこれが現実なんだ、と言わんばかりのアン・ハッピーエンド。おのれの生理は拒否しているが、また、覗きたくなるであろう。傑作である。8点(2003-07-09 18:03:31)
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