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プロフィール |
コメント数 |
349 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
基本的には、お金を掛けた映画と歴史時代物が好き。 |
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1. 戦場のピアニスト
淡々と静かで、力強い映画だった。主人公シュピルマンは無力だ。この映画は彼の気持ちには全く踏み込まないし、ほとんど語らせない。主人公は、ただ自分のために、逃げる。命がけで自分に手をさしのべてくれた人々が、そのために危険な目にあい、命を落とす。彼は手をさしのべてくれる人々と共に闘うこともしないし、何が何でも生き抜くという信念があるようにすらも見えない。「水が出ない」シーンで、私は何だかシュピルマンという人は無邪気に蛇口をひねれば水が出るように、味方が現れるように思っていたのかな、と思った。どちらかといえば「塔のお姫様」タイプである。最後に命を助けてくれたドイツ人将校も、シュピルマンは救えないし、救えなかったことを後悔するようなセリフすら出てこない。感傷的な言葉も全く無いし、自己弁護の一切がない。だから最初に見たとき、私は自分だけが助かる主人公に共感できず、それよりも、映画の中に出てくる名もない人々の悲劇に泣いた。理由もなく虐殺される人々。ある日突然生活が覆り、抵抗も出来ず、殺される。もしかするとそれこそが、ポランスキー監督の描きたかったものなのかもしれない。シュピルマンが目撃した光景だけを描く形なのだが、「シンドラーのリスト」よりもユダヤ人迫害の事実が上手く浮き彫りにされている。生き残った、それだけですごいことなのだと分かる。大禍を運良く生き残った人々は、何かしら誰かの命がけの厚意を受けたことに感謝すると同時に、自分だけが生き残った痛みを心の奥に抱えているのかもしれない。何度かこの映画を観たら、そんな気がした。7点(2004-01-28 22:10:33)(良:2票)
2. 千と千尋の神隠し
何度観ても面白い映画だとは思うが、話の内容が詰め込みすぎ。7点(2003-07-23 18:23:39)
3. セブン
サスペンス映画としては非常に秀逸。役者たちが、それぞれ主張しすぎることなく、うまく調和していて良かった。ただ、あまりのグロテスクさに、不快感が残る。6点(2003-10-31 14:35:54)
4. 戦場のメリークリスマス
良く言えば難解。悪く言えば退屈。坂本龍一とかデビット・ボウイが出ているんだよ、ラストシーンが泣けるよ、と他人からさんざんレクチャーされてから観たので「ああ、なるほどね」と思う場所はたくさんあった。銃殺とか生き埋めとか、おぞましい場面が非常に淡々と描かれているので、つい観てしまって、後で思い出して吐き気がした。変な映画だった。4点(2003-12-10 19:58:23)
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