|
プロフィール |
コメント数 |
250 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
映画史や映像技術には全く詳しくないので、単純に面白いと感じた度合いで点数をつけさせていただきます。 よろしくお願いします。 |
|
1. 旋風の中に馬を進めろ
《ネタバレ》 「銃撃」のモンテ・ヘルマン監督作品ですが、こちらの方が幾分わかりやすかったように思う。いわれのない罪を着せられ逃げざるを得ず、その過程で親友が殺され、人を殺し、馬を盗み、本当の罪を犯してしまう・・・。首吊なんて自分には無縁のものと思いきや、明日は我が身。一寸先は闇。的な。辛くも窮地を逃れたとしても、その先には「犯罪者」の汚名がついて回る・・・。映画としては中々に面白かったけど、もし自分がそうなったら・・・と考えるとやはりやりきれないものがあります。一応「この先は想像に任せる」という終わり方をしてくれたので、少しは救いがあったようななかったような。
本作は最初から最後までじっくりじっくり丁寧に丁寧に展開が運ばれ、かといって息苦しいような重苦しさはないので、自然と見入らされました。とりあえずアクションシーン入れとけ!な作品よりこちらの方がよっぽど好みです。[DVD(字幕)] 7点(2014-06-27 02:58:22)《改行有》
2. 西部開拓史(1962)
《ネタバレ》 映画タイトル的に史実に忠実に作った歴史系映画なのかな?と思いつつ観ましたが、全然違った。やっぱり西部劇といったら人間ドラマ。さらに「きっと西部開拓という夢を持った熱い奴らが困難に負けず夢を成し遂げるっていう内容っしょ」とか思ってたら、これまた違った。この作品の主人公たちはあくまで自分の人生を自分の思いのままに生きているだけで、結果的に西部開拓に繋がった、という描き方。賛否両論ありそうですが、私は単にゴリ押しを見せられ「我々は正しかった!」とされるよりもこちらの方が好みでした。
テーマとしては第1章開拓、2章金鉱、3章戦争、4章鉄道、5章保安官もの西部劇と、西部劇といったらこれ!という要素のオンパレードで、上映時間が長い割に全く飽きませんでした。各章は完全に独立したものではなく、家族のメンバーを通して繋がっているのが面白い。シーン的に好きだったのは1章の河下りと5章の列車シーン。5章でようやく幾度となく観たお馴染み西部劇になり、「大」がつくのかはわからないが、列車強盗がテーマなのにはじ~んときました。
ただやはり「アメリカ万歳!」という感は否めない。まあインディアン問題を掘り下げたり反省的な描写を入れ込むと上映時間が余裕の4時間突破とかになりそうなんで仕方ないんですかね・・・[DVD(字幕)] 9点(2014-02-03 20:23:40)《改行有》
|