みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 戦火の勇気 おそらく今後のキャリアを考えてM・ライアンが熱望したために本作に出演できたのだろうが、やはり違和感をぬぐうことはできない。『羅生門』スタイルの構成は嫌いではないが、あぶりだされる真相が予想の範疇を越えず、今ひとつ効果をあげていない。しっかりと謎を構築した上でプロットの組み立てをしてほしいものだ。E・ズウィックの演出も手際がわるくもたついてしまている。5点(2003-12-02 19:27:43) 2. セブン 《ネタバレ》 フィンチャーの底力を痛感させられる力作。詳細はanemoneさんのレビューで語り尽くされていて、俺などが付け加えられることは一つもない。では、なぜ低評価なのか。犯人を最後まで正体不明とすることで、普遍的な悪と感じさせる手法は評価できる。しかし、ならばミステリーの文法を持ち出してはいけない。前半のプロットが謎解きをメインと据えているために、観客はラストに至って肩すかしをくらう。全体を見据えたプロットの構築をお願いしたい。6点(2003-12-02 19:19:26)(良:1票) 3. 絶体×絶命 A・ガルシアは顔の濃さに比べて存在感が薄い役者なんだろう。おかげで、終始M・キートンに目がいってしまう。コメディアン出身ではあるが、M・キートンは狂気をにじませる演技が非常に上手い。プロットは平板で盛り上がりに欠けるが、M・キートンを観ているだけで充分に楽しく時間が過ぎていく。キートンよ、『バットマン』新作で悪役としてリベンジしてみてはいかがか?6点(2003-12-02 18:53:54) 4. 絶叫屋敷へいらっしゃい C・チェイス、D・エイクロイド、J・キャンディとコメディファンなら垂涎もののキャスティングにも関わらず、やっちゃったね、エイクロイド。面白くしたいという意気込みはわかるのだが、すべてが空回りで、まさに本作自体が『Nothing but Trouble』だった。3点(2003-12-02 18:46:03) 5. ゼイラム 最新のSFX技術が使われた傑作との評判を聞き、劇場にて鑑賞。正直言って、自主制作映画の延長といった感じで、当時としてもさほど驚くような映像ではなかった。しかし、思いの外ストーリーが面白く、最後まで楽しめた。蛍雪次朗は本作や『ガメラ』シリーズで、なぜかSFものでは好演。また、あつむさんの言う通り、アニメファンに支持されていて、アニメにはあまり興味のない俺は、ちょっと劇場では肩身が狭かったのも記憶に残っている。6点(2003-12-02 18:36:53)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS