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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 296
性別 女性
ホームページ https://kawamari7.hatenadiary.com/entry/2021/09/03/221816
自己紹介 取り締まる法律が必要な(1)XX中毒。生まれた場所のせいで3歳で兆候が現れ、13歳で表彰状物の重症に、今ではより強い刺激を求め(2)X屋の中だけではなくこのサイトに出没、ネットで(3)XXXXXXがないかと探し回るのに誰も助けてくれません。KW = 「かわまり」「はてなブログ」で原子力開発関連の「プロメテウス達よ」と19世紀ヨーロッパを夢と詩で描いた「黄昏のエポック」を公開しています。  (Xの数に文字数が一致する言葉を入れてください。)

空欄の答え:(1)XX=「言語」、「活字」も可、(2)X=「本」、(3)XXXXXX=「読める外国語」、キリスト教国際病院で生まれ、宗教は仏教。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  戦場のピアニスト 原題はただの「ピアニスト」。そうでなくてもタイトルに惹かれてピアノ演奏を聴こうと映画館に足を運ぶ音楽ファンは多いと思いますが、作品中演奏されるピアノ曲は多くはありません。ピアノ演奏のためにこの映画を見ようと思った方は忍耐を強いられます。でも、そんな忍耐、ナチの脅威に晒されながら逃げまくった実在のピアニストの忍耐には比べようがないでしょう。ナチの暴虐、非人道性はこの手の作品では当たり前のように出てきますがその中にちらりと「ドイツ人だって芸術もわかるし家族もいる人間なんだ・・・。」あるいは「時代が悪かった。」というやるせないメッセージが汲み取れれば映画を見る鑑賞態度は及第点。もちろん、そこは抑えて抑えて表現されています。敢えてネタばれを恐れず言うならば、最後のシーンで主人公が生き延びた喜びを謳歌するかのようにショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」を弾きます。彼の両親も兄弟姉妹もみんな殺されちゃったんでしょうに・・・。でも、ラストがショパンの葬送行進曲じゃさまにならないですからね・・・。薄暗い色調の画面の中で展開される主人公の孤独と不安のサスペンスは圧巻ですが、主人公が生き延びたからこそこの映画ができたという事実も見る前から自明・・・。むしろ、生き延びるために主人公同様の壮絶な努力をしながらもあっけなく殺されていったユダヤ人が大勢いたという事実を肝に銘じるべきでしょう。この映画はナチの歴史のほんの氷山の一角を見せ、残りを想像にゆだねているところに価値があると思います。9点(2004-01-22 10:49:20)(良:1票)

2.  千と千尋の神隠し 巻頭では無気力で新しい環境に適応する気もない女の子の千尋が両親と共に廃墟になったテーマパークらしい場所に迷い込んで好奇心が旺盛であって然るべき子供らしくもなく「帰りたい。進みたくない。」とゴネるという決して魅力的とは言えない始まり方なのですが、両親がブタに変えられ、野原だった入り口のゲートと江戸風の街路との間が海か湖に変わって大きな遊覧船が千尋に向かって進、接岸すると胴体が無い仮面が下船してくる下り(その間、沖縄の音楽のようなBGM)から俄然興味が湧いてきました。そしてミステリアスな昔の装束を纏った禿(かむろ=おかっぱ)頭の少年ハクの出現。。。 ハクはその後も、千尋が魔女の湯ババによって名前を「セン」と変えられた後もずっと超自然の世界で影に日向に千尋を守ろうとするのですがその理由が明かされるのはずっと後になってからです。しかし、千尋が経験した世界は超自然の世界ではなく、わたしたちが暮らす世界そのものなのでは無いでしょうか? ただ万物に宿る精霊たち、日本風に言えば八百万(やおよろず)の神々は通常は万象の影に身を潜めているのかもしれません。そしてそれらの中にはハクやリンのようにわたしたちを支えて助けてくれる精霊たちが多く存在し、湯ババ、銭ババや顔なしのように全悪の判別が難しいものも多くいるのです。人間の想像力が精霊たちを生かし、精霊たちに人間が生かされるのは日本ならではと言えるかもしれませんが、西欧でもハローウィンに奇怪な面をつけて練り歩いたり妖精の存在を信じたりと、一神教が行き渡っても今なお万物に宿る神秘的な存在を感じる人々がいるからこそ、この作品は欧米でも多くの人を惹きつけるのだと思います。[DVD(邦画)] 8点(2020-04-13 02:10:04)

3.  千年の恋 ひかる源氏物語 酷評が多いけれど、そんなに目くじら立てることはないんじゃないかと・・・今から千年前に書かれ、日本が世界に誇れる世界初の近代文学だとか吹き込まれている上に高校の古典の時間や大学入試で油を絞られた記憶から辛い点数がつくんじゃないかと思います。光源氏と明石の君が熱帯魚が泳ぐ海中でダイブの追いかけっこするシーンとか目いっぱい楽しんだんですけれどね。本作の欠点は長いことだけです。目を楽しませる色彩や豪華な衣装・背景や耳に心地よいシンセサイザー音楽なんて一時間半以上続けて見ると食傷気味になります。で、かく言う当方はイアン・マックラン監督兼主演で戦車が突進し軍用機が空を舞う「リチャード三世(シェイクスピア原作、上映時間104分、本サイトでの平均点8.75)」の大ファンです。リチャード三世にあげた点数と同じ9点をあげようとも思ったけれど、質的にちょっと落ちる「ロミオ+ジュリエット(シェイクスピア原作、レオ様主演、本サイトでの平均点5.54)」にわたしがつけたのと同じ点数にしておきます。「シェイクスピアと紫式部を差別しないでください!」というのがわたしの切なる願いであります。[DVD(邦画)] 6点(2012-09-29 12:35:52)

4.  戦場でワルツを この作品は邦画の「おくりびと」とオスカー外国語部門賞を争い、前評判では「おくりびと」よりも評価が高かったそうです。イスラエル人がやっているらしい英語版の吹き替えの訛りがきつくて、アメリカ人の声優さんが起用されていたらもっとよくわかったかもしれないのですが、もう一度字幕をオンにして見直す気はあまりしません。全体に流れる悲痛な雰囲気に耐えるのはもうゴメンというのが本音です。パレスチナの問題はわたしたち日本人の想像を絶するものがあると思いますが、そもそもイスラエル人であろうがどこの国民であろうが、自分の手で人を殺すのはどんな場合でも(殺す相手が死刑囚で仕事で殺さなければならないとしても)いい気分ではありません。それを代わってやってくれそうな強硬派の現職のネタニヤフを、20年前には同じような誰かを首相に選び、当のネタニヤフや20年前の誰かは自分で戦場に行って殺人に手を染めるわけでもなく、本作品の登場人物のようにレバノンなどに送られたイスラエル兵が公務として人を殺し、自分の心にも傷を負う・・・という構図、どこかおかしくありませんか?だからそのおかしな構図の一部を拡大して描いたこの作品よりも平和な社会での生と死を見つめた「おくりびと」のほうが上を行っている、とわたしは本気で思います。でも、深層心理をたたえた大人の表情やしぐさの細部や抑えた色調は特にビジュアル系の人からの高い評価を受けるでしょうし、ストーリー、美術とともに完成度は非常に高く、一見に値する作品ではあります。[DVD(吹替)] 6点(2010-07-13 13:52:29)

5.  戦場のアリア みなさん評価が高いのですが、私には鑑賞後にあまり心に残るものはありませんでした。たしかに鑑賞中には感激していたのですが・・・。第二次世界大戦の映画が多く作られ、第一次世界大戦は何か歴史のかなたに忘れられようとしているような感じがぬぐえませんでした。第一次世界大戦は人類史上初めて、飛行機や戦車などを駆使した大規模な世界戦争だったのにその観点が抜けていて、だからどうだという視点が抜け落ちているからかもしれません。この点はデカプリオ主演の「アビエーター」の冒頭の主人公の執着(人類初の空中戦の映画化)のほうが如実に第一次世界大戦を語っています。どうのこうの言ってもクリスマス停戦はこの先第一次世界大戦の終結するまで(1918年、第一次大戦中の最後のクリスマスは1917年)そして、クリスマス停戦自体は第二次世界大戦中もあっただろうけれど、停戦中に敵味方でサッカーをするなんていうのはおそらくこれが最初で最後だったことがストーリーから明白で、「初めての世界大戦で兵士たちもうぶだったのね。」という感想しかありませんでした。そして、一番決定的だったのは敵味方双方がキリスト教徒だということ・・・。全面戦争が局地戦闘にスケールダウンされている感じがしました。現在世界で起きている戦争ではユダヤ教対イスラム原理主義だったり、戦争の理由はいろいろでも敵味方の宗教が違うということが多いのです。以上のような理由で、本作品は第一次世界大戦を描いたあまり多いとは言えない映画の中でも無名の兵士に焦点を当てた「西部戦線異状なし」やスーパースターを中心に据えて現在にも連なる異文化圏アラブの心を描こうとした「アラビアのロレンス」に及ばないのです。[DVD(字幕)] 5点(2009-02-04 04:54:12)

6.  ゼロの焦点(2009) 《ネタバレ》 松本静張生誕100周年記念特売(中国語字幕付)というDVDセットを期待して買って見てがっかりしました。その昔十朱幸代主演でNHKで見た同作品が非常によかったせいもあります。十朱幸代版は一、二回ぽっきり放送のTVドラマだったのでこのサイトには載らないんですね。松本静張は新婚7日目でお嬢さんの主人公が社会の暗部に目覚めていくという重厚なテーマを描きたかったのだと思います。十朱幸代版では主人公は最後までお嬢さんっぽさが抜けないもののきちんと推理したり検証したりしたのに、このバージョンではその過程もすっ飛ばして簡単に犯人との対決にもっていってしまって残念です。それにしても元米軍兵相手の暗い過去が以前のバージョンではずしりと重たい過去の事実に見えたのがこのバージョンでは「それがどうした。」と言いたくなるほどの重みしか感じられなかったのは脚本や演出のせいでしょうか、それとも良家のお嬢さんまでが援助交際とやらをする現代の風潮のせいでしょうか?[DVD(邦画)] 4点(2012-08-08 03:48:31)(良:1票)

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