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1. セブン・イヤーズ・イン・チベット
今時”大叙述詩”的な長尺な映画は流行らない、と思っていたが、この映画はいやはや素晴らしい。公開当時は”ブラッド・ピットの新作”ってことばかりに先入観を持たされた映画だったけど、10年経ってみると見事な「名作」であることが分かる。[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-03-31 16:47:56)
2. 世界の中心で、愛をさけぶ
これはすごい映画だ。私のような世代からすると1986年がセピア色に描かれていること自体がすごいショックでかつ異様な感情移入をしてしまう。ただでさえキツイ別れ方してんのに17年経ってもまだ生の声が残っていて、しかもその声は当時の恋愛のリアルタイム進行。おまけにあんな写真まで残ってて・・・ こんな状況におかれたら誰だっておかしくなっちゃうよね。現実にはこういうのはある時点で「ゴメン」って処分しちゃわないといけないんだろうけど。でもあれだね、男が女の尻に敷かれちゃうカップルの場合、男は女に先に逝かれちゃダメだってことだな、笑。だからこの映画みたいに「あなたはあなたの今を生きて」ってカミさんからの指示があるまで男は全然先に進めないんだよ。エンディングの平井堅の歌が物語にガップリ四つ。でも歌の最後の「なくしたものを超える強さを 君がくれたから」って、なんでそんなこと簡単に言うのかなぁー、そういう話じゃないでしょう。でもいずれにしても、配役・物語・時代設定・音楽・映像・主題歌・演出が、まるで全部まとめてジューサーでミックスしてすごい化学反応を起こしたような、怖いぐらいにマジックのかかった映画だと思います。
[DVD(吹替)] 9点(2004-12-21 16:07:28)《改行有》
3. 0061/北京より愛を込めて!?
いやぁーほんまにスゴイ。しかしよくもまぁこれだけ次から次へとしょーもない(笑)ギャグをつくれるもんだ。そんでもってこちらは根負けしてヘラヘラ笑い出してしまうことになる。このチャウ・シンチーの映画の魅力はアジア独特の汚さを隠そうとしないとこ。この映画でもそれは爆発していて、兵器開発室でマンサイ(笑)という男が立ちションしてるとこなんか強烈。だから欧米に持っていく時はそういうところをカットするんだろうけど、そうなると映画の魅力が半減してしまう。まぁアジア・オンリーで楽しもうぜ。7点(2004-11-05 17:20:41)
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