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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. セックス・クラブ ファイトクラブの原作者というだけでついた邦題はご愛嬌だが、全く主題とはかけ離れておりただでさえナンセンスなコメディサスペンスをさらにナンセンスたらしめているのはもはや裏目。内容はエロコメディはエロコメディしてればいいのに、ヘタにヒネって納めどころがわからなくなり、複線も消化しきれず自爆沈没している最も悲惨な例。[DVD(字幕)] 1点(2012-03-08 09:39:41) 2. ゼア・ウィル・ビー・ブラッド 日本人にとってはまとまりの無い題材のダラダラ長い映画。しかし日本人にとっての戦国時代がそうであるように、アメリカという歴史の浅い国に住むアメリカ人にとってはこれこそ、ただ再現された風景を見るだけでもノスタルジーに浸れる大河ドラマであるのだろう。石油、金、宗教、競争(裏に銃と殺人)そして夢という題材、まさにアメリカという国の夜明けを描いた作品である。それが脈々と受け継がれ、全てが悪い方向へたどり着き、いつしか夢が消えてしまったのが今のアメリカという存在だ。現代のアメリカ人がこの映画を見て出発点に立ち返り涙するのも無理は無い。[DVD(字幕)] 8点(2009-05-08 22:14:31)(良:1票) 3. 戦国自衛隊1549 全く期待に応えてくれなかった前作と比べると、いかにも小説な奇を衒いすぎたストーリーだが無いに等しかった前作より随分マシだった。そもそも無茶なプロットを、それらしいものにしようという努力すら無かった前作に憤りを感じただけに、今回の無理やり無茶苦茶なこじ付けで必死にそれらしくしようとしている痛々しさをむしろ微笑ましく思ったことがこの評価。たとえ子供騙しに近い映画だったとしても、多くの注目を集めて、制作費もかけて、そしてヒットするという最近の邦画には中々無かった流れを作れたことはよかった。[DVD(邦画)] 7点(2006-05-19 18:40:45) 4. セイビング・ジェシカ・リンチ<TVM> 戦争映画にも関わらずスリルを高める演出や涙を誘う演出、必要以上に敵国を貶める展開がほとんど無く簡潔に事件を追っている。ほとんど速報に近い形での映像化であり様々な観点からの文献などが多数出回っているわけでもないため、観客は事件の全貌を映画を追って理解しなければならないことを考えるとこれは正解。ドキュメンタリーとしては良く出来ていると言える。しかし大きな注目を集めた事件ではあったが戦史に関わるような重大事件ではなく、この映画は自己主張が全く無くエンターテイメント性にも欠ける分観客の興味こそが全てであるため、年月と共に風化していくことは否めないだろう。[DVD(字幕)] 6点(2006-02-10 18:51:36)
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