みんなのシネマレビュー |
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1. ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 こういう単純だけど力強い映画もいいなあ。結末も読めるし、人物像や会話にひねりもないし、ドラマチックな展開もどんでん返しもないけど、画面から受けるパワーに理屈なんかなくひたすら気持ちを揺さぶられてしまいました。特に、ラスト近くの、大きな地球をバックにカプセルや破片が燃えながらまっすぐ落ちていくシーンにしびれました。[地上波(吹替)] 10点(2016-06-12 02:33:05) 2. 世界最速のインディアン 善人しか登場しなくて、話がうますぎるはずなんですが、個々のエピソードはサラッと描かれているので、嫌味な感じはあまりなくて、「いいお話」だったなあと素直に思えました。人間ドラマとしては深みがないのですが、くどい人情話にならないように演出した結果なのでしょう。[DVD(字幕)] 8点(2008-05-17 17:53:02) 3. 戦場にかける橋 昔は、こういう物語として良くできた映画があったなあ、とつくづく思わされます。一応戦争映画なんですが、個人的には「組織のあり方とは何か?」ということを色々考えさせられた作品です。組織を動かすためには明確なゴールと強烈なリーダが必要で、ホールデンのような組織プレーを邪魔する者を排除してでも前に進み、誤ったゴールであることに気付きにくく、だれを敵とみなし、だれを味方とみなすのか、正しく判断するには何が必要なのか…。何度観ても答えはないのだけれど、自分が年を取るに従って、観終わった後に感じることも微妙に変わっていることが感じられ、そこがまた楽しいのです。[ビデオ(字幕)] 8点(2007-08-18 15:46:51) 4. 戦場のアリア 《ネタバレ》 戦争映画は、「戦争のおろかさ」以上に何を描けるかが勝負なわけですが、この映画は、どの国にも偏らない描写がとても自然で、単なる群集劇ではない戦争ドラマにしたという点で成功していると思います。全員が単純に仲良くなってしまう「お涙ドラマ」でもなく、微妙に立場の違う人物たちを上手に織り込んであって、淡々としている割には深いドラマになっています。ただ、休戦に至る背景に、宗教や西洋文化の影響があるので、しょうがないといえばそうなのですが、心情的に理解できないところも多く、夢中になれるものではなかったです。[DVD(字幕)] 5点(2007-06-10 00:45:47) 5. セブン これは個人的趣味の問題で、ダメでした。オチも途中でわかっちゃったし。サスペンス映画で、画面を暗くすれば、謎っぽくなるという安直な演出がイヤ。[映画館(字幕)] 3点(2006-12-31 18:47:04) 6. 戦火の勇気 わざわざ戦場を舞台に選ぶ必要があったのでしょうか?戦場という異常な状況を前提にしてしまったので、登場人物がうそをつかなければならない理由があいまいになってしまって、なんとでも解釈できてしまうようなドラマになってしまっています。「ドラマチック」であることと、1つの「ドラマ」をきちんと描くことを、混同しているのでは?[ビデオ(吹替)] 4点(2006-12-30 00:41:36) 7. セレンディピティ 《ネタバレ》 ベッキンセールがかわいいから最後まで耐えられた程度。よくある再会ものですが、エンディングに近くなるほど、ありえない都合の良い展開ばかりで、ドキドキしない。[DVD(字幕)] 2点(2006-12-30 00:05:52)
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