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プロフィール |
コメント数 |
111 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
日本映画好きです。以前、Yahooブログに1000本掲載していたのが削除されてしまいました(涙)DVDよりスクリーンで観た作品の方が点が高い傾向にあるようです。月に3・4回は東京にある名画座に通ってます。 |
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1. 戦国野郎
この作品はもっと評価されて良い作品だとおもいます。
「独立愚連隊」などに比べても好きなんですが、あまりにも「良く出来過ぎた軽妙アクション時代劇(いや西部劇?)」になってしまったがために(笑)目立たなかったのかも。
この時期は加山雄三と星由里子が出演すると、どの作品も清い空気になってしまいますが、この時代劇でありながら現代劇のような雰囲気にマッチしていると思う。
加山(吉丹)・中谷(播磨)・佐藤(秀吉)の三人の取る行動と進む道には監督のメッセージが込められていますね。[DVD(邦画)] 8点(2010-04-07 16:47:17)《改行有》
2. 戦争と人間 第一部 運命の序曲
《ネタバレ》 山本薩夫監督の中でも好きな作品のひとつです。日活オールスター作品って他にあるのでしょうか?東宝オールスターとなるとどうしても「男臭く」なるのだが、日活は女優陣が強い。浅丘ルリ子、松原智恵子、栗原小巻、(後に吉永小百合・佐久間良子も登場)と豪華です。
戦争を題材にした作品は、どうしても作者の視点が浮き出てしまうのですが、大作に相応しいスケールの大きさを演出している。関東軍と結託して拡大を図る伍大家が中心になるんですが、戦争の大局のマクロ的な視点から、日本人のみならず満州・中国・朝鮮人のミクロ的な視点まで、満州の地で絡み合うそれぞれの思惑・憎しみが双方で進行していく。また、五味川原作「人間の條件」と同様に愛についてのドラマ、戦争によって引き剥がされていく複数のドラマが絡んでくる。ここにスケールの大きさを感じた次第で、現在だととうてい「作り得ない」演出であり、キャストでしょう。
個人的に好きなシーンって、どうでもいいのですが、伍大家の跡取り(高橋悦史)がチャイナドレスの栗原小巻を背中に「いい腰してるぜ」っていうシーン。果て、原作にも同じシーンがあったのか、それとも伍大家の行く先を暗示している意図なのか、つい考えてしまうほど、山本演出ではお目にかかれないシーンでした。
ぜひ、大スクリーンで3部一気に楽しみたい作品です。
【昨年の新文芸座にて】[映画館(邦画)] 9点(2009-11-06 00:59:56)《改行有》
3. 関の彌太ッぺ(1963)
《ネタバレ》 スジといい、花などの舞台もあわせて日本的な美しさがあふれる映画ですね。10年前の偶然の出会いと別れ、妹の死を盛り込んだ第一部分は満点に近い。あの50両盗みながらも娘を預けてしまう父役はかなり難しい役だと思ったが大坂志郎が巧く演じてくれたと思う。10年後のシーンはちょっと腑に落ちないところがいくつかあって、10年前に50両をネコババせずに返すほどの(小心ながら)善人であった木村功が、ああも変わってしまうのだろうか?十朱幸代にああも惚れて可笑しくなってしまうのか(ごめんなさい)という疑問がどうしても残ってしまいつつ、クライマックスでは泣いてしまった。
ムクゲの花を間に置き、十朱幸代を思い出させたあの名台詞はやはり素晴らしいし、ラストも素晴らしいです。[映画館(邦画)] 7点(2008-04-01 16:52:54)《改行有》
4. 瀬戸内少年野球団
「少年野球団」というタイトルから、「野球青春モノ」かと思ったら、野球のシーンは少なかった。主役となる子供達なんですが、ただただ、戦争の敗戦を受け入れて過ごすしかない。それでも、今の子供達に比べたらとても逞しい。集団で一つの事に打ち込むという意味で野球というスポーツは良いですね。終盤の米兵達との野球試合のシーンなんかがこの作品の温かさを象徴していると思う。夏目雅子の美しさが際だっていたが、岩下志麻はちょっと可哀相な役柄だったな。(シネマート六本木)
[映画館(邦画)] 6点(2007-10-11 13:23:46)《改行有》
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