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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 曽根崎心中(1978) 《ネタバレ》 江戸時代。 お侍は男の意地で腹を切る、そんな時代。 忠臣蔵の元になった、赤穂藩の事件があったのもこの頃。 そんな中、女は、女の意地で恋のために心中して、何が悪い・・ そんなお初の心の叫びは、 今、徳兵衛とお初は時代を超えて結ばれた。 どうか、あの世で幸せになってほしい・・[インターネット(邦画)] 7点(2024-05-08 01:18:37)《改行有》 2. ソルジャー・ブルー 《ネタバレ》 こういう時代に、この映画を観る。 ソルジャーブルーと言えば、竹宮恵子の漫画「地球へ」を思い出す。 が、本作は甘くない。 が、だからアメリカ人は、と言ってしまうのも危険である。 本作の位置づけは、ニューシネマである。 ベトナム反戦の意識が高まり、起きたアメリカ映画の傾向のことである。 本作もベトナム戦争後期に創られた映画である。 直接言うのはお上の怒りに触れるので、ベトナム人をインディアンに置き換えて、映画のラストが描かれる。 江戸の戯作家が、お上に観られると怖いので、当時の政治を批判するのに、平家物語など軍記ものを書くように、 作家の反骨精神の手法として、昔からある。 冒頭、この映画は残酷だと言っておきながら、映画の最初から4分の3は、男と女の逃避行である。 ラブシーンまである。 一転、ラストはサンドクリークでのシャイアン族の大虐殺を描く。 どの国民が、というより、戦争は狂気の沙汰なのだ。[DVD(字幕)] 7点(2023-08-12 00:17:22)《改行有》 3. 早春(1970) 《ネタバレ》 好きだなぁ。こういう少年の悶々とした、自分でも抑えられない様を描いた映画は・・・ 「アンナと過ごした~」も遠くから女性を眺めていたのが抑えられず・・だったもんね。 この少年、ちゃんと彼女がいたのに、年上の女性にいれあげてしまう。 自分を持ってるセクシーな女性に、魅力を感じちゃうんだね。 印象的なのは、女性の看板と裸で浴槽につかるシーンが、ラストのシーンと重なる。 でもその水中での裸の絡み合いは、美しいが、悲劇で終わっちゃう。 「青い体験」のように俗っぽく無くて、女優も美しいから、いっそう性春(青春?)のはかなさが引き立つ。 スコリモフスキの正直な作風が好きだ。 なんで「イレブンミニッツ」みたいな演出をするようになったんだろ?[DVD(字幕)] 7点(2018-10-06 15:56:58)《改行有》 4. 組織 《ネタバレ》 けっしてあわてないロバートデュバルが頼もしい。派手なアクションによる脳の快楽刺激物質ドパーミン頼みよりは、淡々と進行するドラマの知的な脳への刺激のほうが、自分には楽しい。この時代の娯楽映画は、今の映像頼みの演出重視の映画が忘れているものを埋め合わせてくれる。どんどんこういう映画をDVD化してほしいものだ。それにしてもジョードンベイカーがまたこういう映画によく似合う。彼は出演映画の本数が少ないのに、小生には強烈なイメージがある。悪役もいいが、こういう頼もしい味方になってくれる彼もまたいいね。[DVD(字幕)] 7点(2012-09-18 10:16:33)
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