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1. その土曜日、7時58分
《ネタバレ》 哀れな話だ。多少の金では心の穴を埋められないというのがよく解る。ハンソン一家をここまで黒々と塗りたくった闇は、ガチャガチャと変わる時間軸よりもずっと前に生まれたんだろう。あえてそこを突かずに冷え切った空気を伝えたところに感心する。お父さんの車のガタガタなバンパーが哀愁を引きずっていてたまらなかった。[DVD(字幕)] 7点(2009-10-10 12:20:28)
2. 卒業(1967)
《ネタバレ》 う~~ん、評価が難しいなあ。揃いも揃って芯のないブルジョア連中が、恋愛と呼べるほどでもない関係でゴタゴタしているストーリーに、「なんじゃこれ?」と眉間にしわを寄せてやっと最後まで付き合った感じでした。が、最後の最後、バスの中で笑顔から真顔に戻った二人を見て強烈なアイロニーを感じ、観方を間違えたかな…と。人物描写が薄いな、とずっと思って観ていたけれど、もっと別のところに発見すべき何かがあるような気がしてきました。凝った画と美しいギターの音色はお洒落です。「コメディ」と言われる所以もちょっと解る気がする。ウディ・アレンあたりがニヤリとしそうなセンスのシーンが結構ありました。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-26 20:48:20)(良:1票)
3. 存在の耐えられない軽さ
難解なドラマで、何度か見返す必要が私にはあると思う。しかしなんだかんだ言いながら3時間きちんと鑑賞できた。それだけ力がある映画なのだ。登場人物の中で自分に近しいのはビノシュだろう(考え方が、ですよ。)。だからオリン演じるニヒルな女は本当にカッコよく感じる。見たことが無いので(ごめんなさい・・・)イメージですが、ディートリヒとかバコールとか、古い時代の映画にはこんなキャラクターの女性いたと思いますが、最近の映画ではとんと見かけませんよね。レナ・オリンも映画で見かけなくなってしまった。ハルストレム(夫)のせいか??何はともあれ、また見てみよう。6点(2004-01-13 22:50:45)
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