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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  卒業(1967) 《ネタバレ》 初めて観る人にはトンデモないストーリーで、ストーリーだけを単純に追えば疑問だらけで大した映画ではないのかもしれないが、映画の根底にある子どもでもない、大人でもない、大人になり切れない微妙な時期の若者の不安定感を見事に表現している映画である。 本作を鑑賞するにあたり、この映画のタイトルである「卒業」とは、何からの「卒業」なのかを考えながら観ていた。色々な意味(下ネタもありかも)が掛かっているとは思うが、「無責任な子ども時代からの卒業」「大人への依存からの卒業」ではないかと思う。大人によって敷かれたレールの上を、優等生としてただ平凡に歩くだけの人生に疑問をもったベンであるが、不安だけがつきまとい、自分の確たる信念も決断もなく、ただ無気力に日々を送るだけしかできない。彼の行動を冷静にみれば、ただ単に大人の誘惑に惑わされ、親に与えられた車を乗り回し、親が所有しているプールで暇を持て余しているだけである。 エレーンに再会し、ようやく人生において初めて大きな決断であるバークレー行きを決心するものの、そこでも何をしてよいか分からない。ただ単にストーカーまがいの行動しかできないというもどかしいほどの若さである。このあたりも大人になりきれない不安定感、何かをしたくても何もできない若さゆえの無力感が十分に描きこまれていると思う。そして、エレーンが強引に結婚されることを契機にして、ベンは考えるよりもまず行動を開始する。何かに悩んで深く考えすぎて行動を躊躇するよりも、まず直感的に行動することも必要ではないかと言っているようにみえる。 また、親から貰った赤いスポーツカーではなく、自分の足で結婚式場に向かい、バスを使っての逃亡がよい。親から与えられた車を使って逃亡するのでは、真の意味において「卒業」ではない。しかし、親から「卒業」したとしても、必ずしも明るい未来が待ち受けているとは限らない。「親や大人たちからの依存」から卒業することは今以上に苦しく、険しい道のりが待ち構えているということを、バスの中での二人の表情に込めているのではないか。それが「子ども」を卒業して、「大人」になることなのかもしれない。[DVD(字幕)] 8点(2006-12-31 00:03:35)(良:1票) 《改行有》

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