|
1. その男ヴァン・ダム
もっとぶっ飛んだ内容かと思いきや、意外とヨーロッパらしい上品なコメディだった。バンダムが普段のアクション映画では見せない、庶民(といっても映画スターだけど)の顔を覗かせているので、親近感が湧くこと間違いなし。残念ながらストーリーはあんまり面白くない。しかも話のスケールが小さい。ほぼ郵便局の周りだけで話が完結する。これならバンダムの独白をずっと聞いてたほうが、よっぽど面白かったような気が……。コンセプトの面白さに免じて、おまけで7点。[インターネット(字幕)] 7点(2022-02-07 01:07:19)
2. 双生児
なかなかの豪華キャストで、美術も衣装から小道具、ロケ地までこだわりを感じ、隙がない。にもかかわらず、できあがった映像はやっぱり鉄男やヒルコの延長線上である。この監督の映画は、それなりにお金をかけても、結局ちょっとグロいドタバタ劇に仕上がるようである。まあ、そこが監督の作家性であり、魅力でもある。セリフが聞き取りづらく、話の細かいところがよく分からないが、それでもこの独特の世界は観る価値あり。一歩間違えれば傑作になったかも、という匂いが漂っている。[インターネット(吹替)] 7点(2021-10-21 07:24:50)
3. その男、凶暴につき
これは面白い。まず武と白竜の演技。二人とも大したことは喋ってないんだけど、表情と動作と声色で凶暴で勘の鋭い人物像がよく伝わってくる。特に武のせかせかした歩き方だけでなんとなくその人間性が伝わってくるあたりは本当に見事だと思った。それから二人のボス(佐野史郎と岸部一徳)が両方冷たそうなインテリっていうのも面白い組み合わせだと思う。初監督作品ってことでどれだけ下手かと思ってみたらとんでもなく面白い。北野武って監督でも演技でもお笑いでもできるって、いったいどんだけの才能なんだと思った。[DVD(字幕)] 9点(2009-11-18 01:23:38)(良:1票)
4. ゾンビーノ
《ネタバレ》 やばい。面白かった。なにげに主人公はガールフレンドができ、世間体ばかり気にしていた母親は本当に愛する人(ゾンビだけど)を見つけ、気弱で人の気持ちに鈍感な父親は最後息子を命を張って助け、隣りのおっさんは恋人ゾンビを一度失いかけたことで彼女を心から大切にするようになる、つまり登場人物たちの成長物語になってたりします。一方でみんな結構身勝手なことをして周りの人がバタバタと殺されていく理不尽さ。このあたりのアンバランスさとのんびりしたムードが、なんともシュールというかつかみどころのない印象を与えてくれる映画でした。私はショーンオブザデッドよりもこっちが好きですね。[DVD(字幕)] 7点(2009-09-19 11:22:42)(良:1票)
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 0 | 0.00% |
|
3 | 0 | 0.00% |
|
4 | 5 | 4.17% |
|
5 | 8 | 6.67% |
|
6 | 29 | 24.17% |
|
7 | 31 | 25.83% |
|
8 | 32 | 26.67% |
|
9 | 13 | 10.83% |
|
10 | 2 | 1.67% |
|
|
|