みんなのシネマレビュー |
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1. ソフィーの選択 《ネタバレ》 人生において、あんな選択を迫られる人はいない。 しかし、あんな残酷な選択を迫る人はいたんだろう。 そんな人生を経験したら、その後まともに生きられるはずなんてないじゃないか。 ネイサンが精神に異常をきたしていることは、ソフィーにはわかっていたんじゃないかな。 いつも誰かを演じて、本当の自分と向き合うことを求めないネイサンは、ソフィーには必要な人物だった。 スティンゴはだめだ。 結婚して子どもが欲しいなんて、自分と向き合わないとできやしない。そんなの無理だよ。 生き延びても、地獄は終わらない。胸を抉る映画。[インターネット(字幕)] 8点(2022-01-30 19:59:49)《改行有》 2. ゾンビマックス!/怒りのデス・ゾンビ 《ネタバレ》 何が素晴らしいって、この邦題のタイトルのセンス。 マックスも相当なもんだが、デス・ゾンビって、ゾンビはそもそも死んでるんじゃないのか。 …なんて常人に言われることは百も承知で付けたに違いない。 しかし、常軌を逸しているのはタイトルだけではない。 我々のゾンビ映画に対する悪しき定義とか枠組みは、それがいかにステレオタイプでくだらないものかをまざまざと感じさせてくれる。 単にB級、の一言でカテゴライズできない、カルト的要素を持った映画。[インターネット(字幕)] 6点(2021-12-13 23:01:09)《改行有》 3. ゾンビーノ 《ネタバレ》 日本版のタイトルが絶妙。 突き抜け具合に少々不満は残るものの、悪意のない主要人物たちの倫理観の欠如は呆れるほどのひどさで、その点は突き抜けている。 それにしても、ゾンビとの共存社会は、人の命の重みがペットと同レベルにまで下がっちゃうんだなあ。[インターネット(字幕)] 5点(2021-09-25 14:57:54)《改行有》 4. ソルト 《ネタバレ》 いや、面白いよ。 アンジェリーナ・ジョリーにアクションやらせて心躍らないわけないもの。 今回はトゥームレイダーとは一味違う、現実的な立ち回り。さすがキレてんなあ。 黒髪に染めた時の目つきなんて、もう完全にアサシンだもんね。 でもね、完全なミス・キャストでしょ。 リーヴ・シュライバーが出て来た時点で、こいつが悪役だなってわかっちゃうじゃんか。 しかも冒頭シーンに奴は出てくるんだよ。 リーヴ・シュライバーじゃなかったら、最後まで読めなかったのになあ。 そこまではロシア人の徹底ぶりに戦慄してたんだけどなあ。 やっぱりお前か! が残念だが、自分がケリをつけるってボロボロになりながら啖呵を切るアンジーに加点。[インターネット(字幕)] 7点(2020-11-22 20:17:58)《改行有》 5. その女諜報員 アレックス のっけから息もつかせぬ展開。 ほぼ二日くらいの時間設定で、隙間なくアクションを盛り込む徹底ぶり。 宿敵もキャラクターが立っていてそれなりに憎たらしい。 そしてキュリレンコのサービスカットも満載。 アクション映画としては及第点。難点は終着点が分かりづらいこと。 今時のアクション映画って、背後に黒幕が!とか、世界的な陰謀が!みたいなものを求められてる気がして不憫。 シンプルで最後にスカッとしたら文句ないんだけどなあ。 ただ、「その女 アレックス」という本と紛らわしい日本版タイトルはやめてもらいたい。 本の方は衝撃の面白さなんだけどなあ。[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-24 09:53:32)《改行有》 6. ゾンビランド:ダブルタップ 遊び心満載。 撮ってる方も楽しかっただろうなあ。 ゾンビが苦手な人でも多分許容範囲なゾンビたち。 だって面白いもん。 しかし、しかしだよ。 半分はエマとアビゲイルを観に行ったようなものなのに。 確かにリトル・ミス・サンシャインの頃からその片鱗はあったけど。 なぜだ、なぜなんだ。 なぜなんだ、アビゲイル…[映画館(字幕)] 9点(2019-12-03 01:26:51)(笑:2票) 《改行有》 7. ゾンビランド ジェシー・アイゼンバーグの魅力全開なゾンビ映画。 彼が出ていると、その映画自体、彼の色に染まってしまうという稀有な役者だと思う。 悲壮感なく、最後まで楽しんで観られるという点でも、ゾンビ映画には稀有な一本。[インターネット(字幕)] 9点(2019-10-18 05:40:42)《改行有》 8. ゾンビーワールドへようこそ 《ネタバレ》 いや、意外な面白さ。 ゾンビ映画はたくさん観たけど、終末観ゼロでこんなに楽しく観られる映画はそうそうない。 日記を探しに行ったのに、すっかりそれを忘れさせてしまう危機感のない展開も最高。 トランポリンで時々顔を出すゾンビもかなりツボだった。 ちゃんと作ってあるけど、B級感満載の娯楽映画。[インターネット(字幕)] 7点(2019-04-01 22:34:58)(良:2票) 《改行有》 9. ゾディアック(2007) 《ネタバレ》 ジェイク・ギレンホールが徐々にゾディアック事件に引き込まれていく様が見応えあり。 我々にはちょっと馴染みが薄い事件で、日本でいうと三億円とかグリコ・森永事件のような扱いなんだろうか。 真犯人に近づいていく緊張感が心地よくて、映画の長さはさほど気にならなかったかな。 まあ私はジェイク・ギレンホールファンなので、その点も加点。[DVD(字幕)] 7点(2019-01-19 19:58:20)《改行有》 10. そんな彼なら捨てちゃえば? 《ネタバレ》 ジェニファー・コネリーとジェニファー・アニストンの二人が観たくて鑑賞。 夫のオフィスに乗り込んだ時のコネリーは最高だったし、実家に突如現れた元恋人に表情を崩すアニストンの演技は見応えあって満足。 ブラッドリー・クーパーのクズっぷりも見事だったし、珍しくベン・アフレックがいい役やってる。途中でこの二人の評価が正反対になるのは、観ていて面白かった。誠実そうに見えても実はそうじゃなかったり、不誠実に見えてその実実直だったり。 軽めの映画が観たくて借りたんだけど、案外面白かった。 ジェニファー・アニストンって、観てて安心できる役者だと思う。ブラッド・ピット、もったいないことしたよな、とは完全な私見。[DVD(字幕)] 7点(2019-01-06 17:25:59)《改行有》 11. それでも、愛してる 《ネタバレ》 自分の周囲は嘘に溢れていて、奪われたものを取り戻すためには全てをぶち壊すことが必要だとすると。 ウォルターにとっては、ビーバーを腕につけた後の世界であり、ノラにとっては、優等生としての自分だったのかな。 腕を切り落としたウォルターを支えたのは家族だし、ノラのつらい記憶を受け止めたのはポーターだけだった。 その人の全てに耐え、受けとめること。 それが人を愛するということなのだとすると、この妙な邦題もまあありかも。 それにしてもジョディ・フォスターの青い瞳のなんと美しいことか。 凛とした所作の中に見せる、ふとした柔らかい表情がたまらなく魅力的。 エンドクレジットで監督と知り、だからちょっと抑え気味だったのかとちょっと納得。[DVD(字幕)] 7点(2018-08-13 00:25:30)《改行有》
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