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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 海の上のピアニスト 《ネタバレ》 冒頭の移民船で、必ず一人が「アメリカー!」と叫ぶシーン、私なんてそこで早くも感無量。なぜってゴッドファーザーPARTⅡとか、ワンスアポンアタイムインアメリカとか、ウエスタンとか、ギャングオブニューヨークとか、それら名作と何となく繋がっちゃって、このシーンだけは単体としての評価ではなく、それらを見た時の感動がかぶさっちゃいました。でもこちらにはギャングは出てきません。海に浮かぶレジャー施設内での夢物語です。アミューズメントパークのような作品だと思いました。音楽はもちろん素晴らしい。そして脚本も素晴らしい。右手が二本だったらどうやって十字を切る?ですって。かっこいい。右手二本だってピアノは弾けるさ、だとかそんな当たり前な事を言わないところが粋だなぁ。[映画館(字幕)] 8点(2024-03-29 13:41:18) 2. ウォーターワールド 悪名高き本作、ケビン・コスナー好きとしては何とか高評価をと思って見たが…。オープニングのユニバーサル地球儀からそのまま導入する辺りはなかなかおもしろい。が、その後のシーンとか、登場人物とか、全体の雰囲気が汚い!荒廃した世界だからと言ってもちょっと引いてしまう。更に主人公を含め、全ての登場人物に魅力が無く、感情移入できない。好感が持てない。特に主人公が、無口で粗野で、心が狭い。孤独な生活がそうさせたにしても、それがあまり伝わってこない。主人公を好きになれないのは致命傷。世界観は「未来少年コナン」にちょっと似ていると思ったが、主人公がこれじゃあ…。急にいい人になるのも不自然に感じた。また、戦闘シーンは、何だかわけの分からない道具をガチャガチャとやって、もう着いていけない。確かにセットはすごいと思うけど、それが裏目に出てしまった典型。音響、美術、装置、どれも決して悪くはないのだが、駄作と言われてしまうのは致し方ない。3点(2004-09-22 09:40:53)(良:1票) 3. うなぎ 《ネタバレ》 のっけから「ショーシャンク~」のような「愛と死の間で」のようなショッキング映像。自首シーンもすばらしい。が、その後が物足りない。いや決してつまらなくはないんだけど。最初がすごいだけに期待しすぎてしまったのかな。仮出所後のかれは服役前よりむしろイキイキしていて、脱皮してる。脱皮したいが為に妻を殺したのだろう。不倫などは起爆剤か思い込みかにすぎない。「うなぎ」とは産卵して旅する清水美砂のことだったんですね。7点(2003-11-29 21:31:27) 4. 裏窓(1999)<TVM> ハイテク車椅子にハイテク電話、携帯、パソコン、メール等、現代版ならではにリメイクされていてなかなか。ラストのセリフはリーブ本人の本心の様で、本当に応援したい気持ちにさせられた。喉のチューブを切られて呼吸困難になる所など、よく断らずにやったなぁ、と思うほど痛々しいが、リーブの「映画界に戻るんだ」という意気込みを感じる。作品中のジェイソンも「強い人」と言われていたが、まさに本人とシンクロした主人公。7点(2003-11-12 09:39:03) 5. ウディ・アレンの影と霧 豪華キャストの舞台劇って感じですか。面白いのかなぁ。良く分かりません。霧の風景をモノクロで表現するというのはなかなかよく考えられてると思うけど。制作費のほとんどが出演者のギャラなんでしょうね。4点(2003-05-07 12:46:37)
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