|
1. ウエスト・サイド物語(1961)
主人公の N. ウッドと R. ベイマーの絡みよりもジェット団とシャーク団のあか抜けた群舞にゾクゾクきます.振り付けも音楽もダンサーの技量も素晴らしい.リタ・モレノと J. チャキリスのプエルトリコ風の(衣装がド紫)ダンスもシャープだった.N. ウッドの声の吹き替えは「マイ.フェア・レデイ」の M. ニクソンで(たしか)、可憐で透明な歌声が成功していました.全てがバーンスタインによる素晴らしい名曲で、ミュージカル映画の頂点を作り出したように思えました.9点(2001-11-01 22:47:53)
2. 裏窓(1954)
暗闇に光る煙草の火にゾクゾク.主人公が動けないというハンディを、観る者がいつのまにか体感しながら観ているので、怖さが増幅するんですね.怖がらせの天才、ヒチコック!9点(2001-10-24 21:56:20)
3. 運命の逆転
グレン・クローズって不思議な存在感がありますね.この映画では被害者なのですが、複雑で、奥行きのあるな演技でした.閉塞感のある世界の住人の役を演ったら、ほんとに巧い.8点(2001-11-02 09:50:38)
4. 海の上のピアニスト
ティム・ロスの、スッコーンと抜けた青空のような、空洞のような表情がよけいな感情を廃していて、巧いなと思った.ピアノを弾くシーンがやはり圧巻で、あの演技には敬服.あそこにもっていくまでの彼の努力にも敬服.共演のP. ビンズも(瞳孔が微妙に揺れるんですね.)底抜けのいいヤツで、泣かせる.滅びの美学を毅然と見せるんだろうな、と思いつつ映画は進行していくが、「陸にあがって海を見」せたかったな、とも思う.ラストの爆発シーンは要らないと思ったので8点.8点(2001-11-01 22:24:42)
5. ヴァージン・スーサイズ
全体が淡い印象の中で、J. ウッズの父親と、K. ターナーの母親(裏を返すと巧いのだが)が、なんともやりきれない存在感で立ちはだかっていて微妙な暗さがある.虐待をするわけでもなく、社会的にも立派な外見を持つ彼等の持つマイナスベクトルは、実は抗うことが全く無駄だと思わせるような頑迷さを伴っていて、この重苦しさをよく演出していたと思う.5点(2003-08-13 21:12:08)
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 1 | 0.78% |
|
2 | 3 | 2.33% |
|
3 | 2 | 1.55% |
|
4 | 3 | 2.33% |
|
5 | 14 | 10.85% |
|
6 | 9 | 6.98% |
|
7 | 25 | 19.38% |
|
8 | 34 | 26.36% |
|
9 | 24 | 18.60% |
|
10 | 14 | 10.85% |
|
|
|