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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ウォレスとグルミット/ペンギンに気をつけろ! 《ネタバレ》 よくできている。ただし可愛いと感じるツボと微妙にずれていたのと、クレイアニメにさして思い入れもなかったのもあってか、めちゃくちゃ面白いとまではいかなかった。他のレビュワーさんがおっしゃっているようにシリーズの初めから追っていれば、もっと楽しめたのかもしれない。憎めない悪党ペンギンを動物園に閉じ込めておしまい、という結末は大変微笑ましい。 それにしても英米の漫画やアニメの主人公って、クライマックスが近づくとかなりの確率で敵の策略にはまって孤立しますね、ひどいときは無実の罪を着せられたりして。あとで盛り返すとわかっていても可哀そうで、この手のパターンはちょっぴり苦手です。[DVD(字幕)] 6点(2009-08-17 20:08:23)《改行有》 2. 美しき諍い女 優れた芸術作品が生まれる過程が実際にこの映画のような流れだとは思わない。リアリティを感じない。 まず、画家の人物造型に胡散臭さを感じてしまった。例えば「銀河が始まる前の混沌、それを君に見たいんだ!」という言葉には失笑してしまう。芝居がかったことを言い、大げさに苦悩するのだが、こんなことを言うのは理屈ばかり先行する三文画家だと思う。コメディ作品の画家を風刺する場面ならこんな台詞があってもよいが、大真面目に才能ある画家を描きたかったのだとしたら、類型的で安直なイメージだという他ない。 そして予想通り、四時間かけたあげく完成した作品は見せてくれない。あれほど期待を煽ってしまえば、本当に絵画史に残るような傑作を見せないと観客は納得してくれないだろうから当然だ。マンガの中に登場する「素晴らしい絵画」がしょぼくて読者に嘲笑されるのと同じで、仕方のない流れである。だが仕方ないとわかっていても、やはりこの映画は絵空ごとだったと白けずにはいられなかった。私は絵が好きで、よく美術館にも行くが、この映画に出てきたような被写体の内面を露にして、モデルを苦悩させるような絵が実在するとはどうしても思えないのだ。絵が登場しなかったことについて何かしら深い意味を読み取ることもできるのだろうが、ただ単にそんな絵を見せる自体が不可能だったのだと思う。 もしも創造の過程を描きたいのなら、実際の画家に密着してドキュメンタリーを撮ればいい。沈黙の中に絵筆の滑る音だけが響く場面は確かに心地よかった。でもこれは安っぽい嘘っぱちだ。いくら映像や演出でリアリティを求めたとしても、現実には遠く及ばない。[DVD(字幕)] 6点(2005-12-15 15:53:20) 3. 運動靴と赤い金魚 テレビ番組「はじめてのおつかい」を髣髴とさせる、子供の可愛さ全開の作品。兄のえなりかずきを思わせる老け顔が気になったが、あまりの情けなさに可愛く見えてくるから不思議だ。妹も文句なしに可愛らしい。「天使のような子供たち」という原題にあざとさを感じずにはいられないが、わかっていても監督の術中にはまってしまう。DVD特典の採用秘話は必見。 ラストでは金魚がお兄ちゃんの頑張りを称えてくれたということかな? けっしてカバの背中をつつく鳥みたいに、寄生虫をエサにしているわけではないよね? あと、親父、お前はもっと頑張れ。[DVD(字幕)] 7点(2005-10-28 04:10:05) 4. 宇宙で最も複雑怪奇な交尾の儀式 宇宙では地球人は「ファック星人」と呼ばれているらしい……あんまりである。けっこう地味(宇宙人視点なのに宇宙人は声だけ)なのに、すごく笑えたのはセンスがいいからだろう。精子の擬人化ネタには驚愕した。ばかばかしいのも限度を超えるとリスペクトに転じてしまう。ていうか、監督と友達になりたいな。[DVD(字幕)] 6点(2005-07-31 01:36:24)(笑:1票) 5. うなぎ 潔癖で妻の裏切りも許せなかった男が、不倫して妊娠して金融とトラブル起こした女とやり直す。人間の汚さを受け入れられるようになってようやく安住が訪れ、うなぎと会話する生活から脱却できるようになる。テーマとしてはシリアスなんだけど、笑えます。いくら人間不信だからって、うなぎが友達かよ! 高崎の言う通り、幼稚園児レベルだと思います。いやなやつでしたが、なんだかんだいってあの変態の罵倒が山下にとって一番ためになるアドバイスだったんじゃないでしょうか。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-24 11:27:58) 6. ウェイクアップ!ネッド ほのぼのすぎてあんまり笑えないか、ブラックすぎて笑うに笑えないかのどちらかでした。3点(2004-11-03 15:35:00)(笑:1票)
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