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1. 浮草物語
《ネタバレ》 小津監督によるサイレント映画の代表作!後にリメイクとして撮られた「浮草」よりもこっちのが良い。坂本武演じる喜八と坪内美子演じるおときの二人の関係、おときの優しさ、そして、そんなおときを一家に預けて再び当てのない旅へと向かう喜八。正に「男はつらいよ」の寅さんとリリーのようだ。坂本武の喜八の演技、おとき役の坪内美子にもう一人、八雲理恵子という女優さんの美しく魅力的な女性像、飯田蝶子の演技も良い味出してるし、あと、突貫小僧は相変わらずの大馬鹿ぶり、あの犬には笑った。笑った。他にも好きな場面として坂本武演じる喜八が息子と釣りを楽しんでるシーンを観て何だか同じ小津監督の「父ありき」を思い出す。小津監督らしいセリフよりも映像による力で見せる。サイレントだからこその味わいを見ることが出来るのもこの映画の魅力の一つ。これまた良いもの見せて貰った。[ビデオ(邦画)] 8点(2008-01-16 21:19:49)
2. 有頂天時代
この映画のタイトルにもある有頂天!この場合だと、なるほどね。確かにフレッド・アステアの有頂天ぶりとまた他の人も泣いたかと思えば笑っていたりと本当に有頂天ではある。相変わらずフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのこの二人の踊りは凄い。あの足さばき、踊りの凄みなんて、この二人しか出せないぐらい凄いし、それだけでも観ていて楽しめる。けど、ストーリーがいまひとつで同じ二人のコンビによる作品ならもっと良いのがあるのではないかと私はそう思う。[DVD(字幕)] 6点(2007-03-25 18:03:23)
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