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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 薄化粧 「鬼畜」「復讐するは我にあり」に続く、緒形拳演じる犯罪者シリーズ。 やっていることはひどいのだが、この主人公の人となりがどうしようもない極悪人というわけでもなさそうで、ちょっとぼんやりしていて掴みづらかった。 状況説明に時間を割いているせいなのか? 本来なら主人公の心情描写になるはずのタイトルどおりのシーンが、妙に浮いて見えたりして……。 時系列の工夫も悪くはないのだが、それがかえってテンポを悪くしている部分があるのかも。 浅野温子、藤真利子、松本伊代との絡みのシーンは多く、緒形拳の役者としての演技も相変わらず素晴らしいんだけど、今ひとつ印象に残らない作品でした。[DVD(邦画)] 4点(2014-01-02 02:49:50)《改行有》 2. 丑三つの村 昭和13年、ある辺鄙な村で起こった事件をドラマ化した映画。 典型的な村社会が舞台背景になっているのだが、主人公の心理描写が不足しており、 そのぶんやたらエロシーンが多い。前半は主人公も結構いい思いをしていたのに、 それほど鬱憤が溜まるような展開ではなかったため、どうしても唐突過ぎる印象を受けてしまう。 もっとも彼のキャラや内面をしっかり描こうにも、常人では理解し難い部分が多いだけに、 ドラマにするのは難しいのかもしれない。個人的にはドキュメンタリーで観てみたいと思う。[映画館(邦画)] 3点(2011-08-19 06:28:21)《改行有》 3. うるさい女たち ベッド・ミドラー主演のストーリー・コメディー。 この女優さん、好きなので期待したのだが、物の見事に空振りに終わってしまった。 ギャグらしいギャグはほとんどなく、単なるドタバタをずっと見せられているだけ。 女優というキャラ設定もストーリーに活かされておらず、シナリオの練り不足が目立つ。 コメディー映画って、やっぱ難しいのね。[地上波(字幕)] 2点(2011-07-31 10:38:54)《改行有》 4. 海に降る雪 映像もストーリーも、とにかく暗くて重い。 内容は70年代によく見られた、寂しい男と女の鬱屈したラブストーリーで、 感覚的には「同棲時代」や「神田川」と同じような雰囲気。 ヒロインの和由布子は、五木ひろしの奥さんらしい。 すぐに芸能界から引退してしまったので、あまり出演作がない。 他の作品は見たことがないのだが、まあまあの演技をしていたように記憶している。 ちなみに相手役の男性は、田中裕子の弟さんだそうだ。 地味な映画で、それといった見所もないのだが、反面大きな粗もない。 主人公の心情を、故郷の海に降る雪とオーバーラップさせているシーンは印象に残っている。[映画館(邦画)] 3点(2011-07-23 08:29:07)《改行有》
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