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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ウォール街 《ネタバレ》 チャーリーシーンが、洗脳されやすい年代の若者を見事に演じきっていて良かったです。才能と情熱があふれる若者ほど、強いカリスマ性をもつ人の言葉と生き方に影響を受けやすいものです。 バドの父とゴードンは両極端な二人ですが、二人の生きかたや仕事や考え方に優劣をつけることは出来ないと思いました。ラストのバドの父のセリフはあたかも勝利宣言のようにも聞こえますが、ゴードン達のような人間や仕事もやはり社会を動かすためには必要不可欠なものだと思えるわけです。 「創作」が社会にとっての「血・肉」を作り出す仕事だとすれば、ゴードン達の仕事は「お金」というツールを使ってその栄養を社会全体に効率よく運搬する「血液」のような仕事だと思います。「血液」が「もの・人・サービス」を社会全体に効率よく届けることができれば、それは新しい「創作」につながり、ひいては社会全体に利益をもたらすのではないかと思います。 インサイダー取引についても、当然違法ですが、「もし法律で整備されていなければ・・・?」と考えてしまいます。ゴードンの、「世の中で、情報ほど価値のあるものはない。情報を集めることは悪いことではない。」のセリフは、血液の立場から言えば当然と言えば当然の主張。果たして悪だと言い切れるのか。 ほんと、いろいろ考えさせられる映画でした。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-03-29 14:27:00)《改行有》 2. ウィロー 《ネタバレ》 「ロード・オブ・ザ・リング」より好きかもしれない。 わりと早いテンポでさくさく進んでいく感じも良いし、クリーチャーがわりと出てくるので、RPG好きな人には楽しめる良作。 確かに、予言の子が結局何も活躍しないまま終わる展開ではありますが、予言の子をきっかけに、本来ならば協力するはずのない人同士が力を合わせることになり、結果女王を滅ぼすことになったわけですから、やはり予言の子によって女王は滅ぼされたと言えなくもないです。 まあ、最後のおばちゃん同士の肉弾戦はどうかと思いますけど。 ウィローも含め、魔法使いのみなさん、もっと魔法使えよ。[DVD(字幕)] 7点(2012-04-24 11:03:45)《改行有》 3. ヴィデオドローム 《ネタバレ》 普通のホラーが見たい人にはおススメできないです。やたら映像がグロい割りに、退屈さを感じてしまう奇跡のような映画です。 途中から現実なのか幻覚なのかよくわからなくなります。 特に、教授の娘との2回目のやりとりあたりから、ストーリーと設定が破綻し始めている気がするのですが。 てっきり、すべて幻覚かと思いきや、殺された二人については現実になっているし、手が爆弾になってしまう一連の流れも完全に幻覚で相手を追い詰めているのかと思いきや、 「キャー」とか周りの人間が言っているし。 「え?そこは現実なの?」 黒幕が銃に撃たれたあと、体中から内臓とびだしてくる演出にいたってはもはや意味がわかりません。 ああ、解説が欲しいです。 よくわからなかった映画なので、点数付けるのはおかしいと思いますが、観ている人をむやみに混乱させる映画もどうかと思いますので3点で。[DVD(字幕)] 3点(2012-03-27 04:51:43)《改行有》 4. ウォー・ゲーム(1983) 《ネタバレ》 戦争に勝者はいない。○×ゲームを通してその事実に気付かせる展開は良いですね。世代を超えて通じるテーマ。 コンピューターが無邪気にゲームを催促してくるところが恐ろしくもかわいい。 デビッド(マシュー・ブロデリック)がお気楽ながらも利発な高校生だったので、映画の展開がスムーズでしまりがあった気がします。特に軍事基地からの脱出シーンは見応えありました。暗証番号を録音して利用するシーンは最高です。 ラストは一見ハッピーエンドで、デビッドが関係者と抱き合ったりしていましたが、もとはと言えば全部おまえのせいじゃ・・・[DVD(字幕)] 9点(2012-03-25 18:09:31)《改行有》
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